50を超えて、アラフィフと書くのもおこがましく気が引けるので、正確に50代と書くようにしている。

更年期のお年頃。ホットフラッシュのようなわかりやすい症状はないものの、生理の周期も不安定。26日周期に早まったなーと思ったら、今度は2ヶ月空いたり。


40代との1番の変化点は、精神的に落ち着いたこと。自分の変化を受け入れて、良い意味で若く見せようと頑張らなくなったことである。

顕著な例としては、白髪問題がある。もう、隠すとか誤魔化すとかそういう足掻きが、どーでもよくなった。振り返ると、40代が1番中途半端だった。頑張れば30代に見えるかも?という、捨てきれない未練に囚われ、若く見られる自分でいたかった。

白髪染をハイペースでやり続け、「隠さないと・・・」いう呪縛から、頭皮も髪も痛めつけた。ダメージ故に白髪染を止めた後も、他人からどう見られるかが最大のポイントなのは変わらず。ハイライトを入れてみたり、全頭ブリーチでかなり明るめにしてみたり、お金も時間も浪費した。思いつく限りを精一杯試した数年間だった。

50を超えた現在、やっと自分の年齢を受け入れた。【意外と他人は私の白髪の本数やシミの数など気にしていない】という当たり前の事実がようやくストンと腑に落ちた。

「清潔感があるか」「ハリとコシ、艶があるか」「こまめに手入れをしているか」

大事なのは細部ではなく、その人が与える全体的な印象だ。


いったん白髪を隠す事を止めてみた。ブリーチもカラーもストップ。その代わりに、うねりや縮毛を防止し艶を保つための縮毛矯正をあてることにした。こまめに美容院で整えてもらい、シャンプーやトリートメントの成分に気を遣っている。


元々の髪色が明るいのも幸いし、増え続ける白髪も上手く馴染んでいる。「自然のハイライトみたいで綺麗やで」と高評価だ。


このまま、自分の年齢と向き合っていこうと思う。今話題のグレーヘアへの移行も楽しみの1つになった。