この年末押し迫った我が家に問題が発生。

扶養している子供の国民年金の支払い、どうしてるか問題である。

我が家の息子は現在22歳。大学4年で、今のところ20歳から学生の特例を申請し、支払いを猶予してもらっていた。が、親が子供の年金を代わりに支払うことが出来るし、代わりに支払った場合、年末調整で控除されるということに今更気づいた。本当に今更だなあと自分でも自分の無知を恥ずかしいと思っている。自分が学生の時も、特段家計が逼迫していたわけではなかったはずだが、「もう成人したのだから自分で何とかするもの」という空気で、親が払ってはくれなかった。なので・・・と言っては言い訳になるが、【代わりに支払う】という概念が頭になかった。

だが実情を良く考えてみると、頑張ったところで扶養範囲内年間103万しか息子に収入は無いわけで、その中で欲しいものを買い、ゼミやサークルの合宿代を出し、旅行を計画し、彼女とのイベントもこなしつつ必需品を買うのだ。その中に年間20万の年金支払いを強いるのは酷だと納得がいく。

そして子供達が年老いた時、支給される年金額が減ることがわかっているのに、そのまま放置しておくのは親としても無責任かなと思えた。

とりあえず、親が払えば良い。その先親に返す余裕があれば、返して貰えば良い。そんなことを、遅ればせながら気づいた。


親が追納するにはするが、そもそもどうしたら良いかがわからない。ググりまくって、説明の少ない中で正解なのかよくわからない知識で考える。

20歳の誕生日から計算する。

今は12月なので、20年、21年、22年の11月までが追納分になる。・・・はず。で、12月から就職して扶養を外れる3月までが、この先通常の支払い。・・・になるはず。

追納するには、年金事務所に申請用紙を提出して支払い票を発行してもらう必要があるのだが、本人が行かなければならないようで、なかなか行く時間がない。なんせ対応が平日のみだから・・・。(申請書はオンラインからダウンロード可能で、郵送する方法もあるが、支払い票が手元に届くまで何日かかるか不明。なので今回年末までに支払い必須の場合は使えない)

その他にも色々確認したい事項があるが、電話をするも全く通じない。最近の問合せ先は、コールセンターにしろ何にしろ人間の担当者へ辿りつけないのが困りもの。


仕方がないので、月曜に無理無理息子本人に行かせることにした。親が追納する条件として、①扶養していることと②同一生計であることの記載があったので、息子が就職し扶養を外れてしまう年末までにどうしてもやらねばならない。


税金やら年金やら、こういう私も知識の不確かな問題に直面すると、呑気に無関心な夫への不満がモクモクと沸き起こる。親としての責任を感じ、色々思案しあたふた調べているのはいつも私。何とかしようと頑張るのはいつも私。

夫の思考は、そういうものの範疇になく、相談する対象にはならない。親としての無知が、結果として「将来子供に不利を背負わせる」ということが私にとって1番の恐れであるのに、夫には先を見通すことや想像する感覚が皆無のように思える。

自分は思いつきもしなかったのに、あたかも最初から賛成していたかのように、十分配慮のある父親のように、終わりよければ全て良し!とばかりに、短絡的に当たり前のように便乗するのだ。

このモヤモヤが、夫に対しての最大の不満である。


夫は所詮他人。どれだけ言葉を尽くしてこの気持ちを説明しても改善してほしいと訴えても、やはり理解はしてもらえない。今では「能力的に理解出来ないのだ」と思うことにし、もう期待せず諦めの心境まで行き着いている。

とりあえず子供と私の為に、目の前の問題を1つ1つクリアしていくしかない。1番上の子で学習したことは、下の子で生かせば良い。


こうして私と子供との結束は強まる。

「お父さんじゃなく、お母さんが一生懸命やってくれてるってよくわかってるよ。将来自分の子供にきちんとやってあげようとも思っている。そうやって一世代ごとにブラッシュアップしていければ、それで良いやん」

そう言って息子に慰めて貰い、何とか年末も過ごせそうである。