仕事で制服は無いので、会社用とプライベート用の私服を購入していた。
だが今の会社は、完全に服装自由である。オフィスカジュアル定義も特になく、社員もジーンズとTシャツなどのラフな格好の人が多い。私もその日の業務内容によって、お客様の対応がある日と通常業務の日と意識して区別している。
もちろんアラフィフは、節度は自覚しつつ、限度ラインは守りつつである。ノースリーブは着ないし、足も出さない。Tシャツやトレーナーも逆に老けて見えるので、選ばない。
少し楽しむのなら、まずカラーから。白・黒・グレー・紺などの無難な色以外を入れる。アクセントに靴下や靴を蛍光色にするのも有りである。アクセサリーや眼鏡を個性的な物にチェンジする。そんな感じで自由を楽しんでいる。
ラフな格好をしていても全体的にだらしなく見えないのは、社屋自体がピカピカの最新なことも奏している。所謂、事務机が無い。外光がふんだんに取り入れられて明るい。green植物で華やかである。
最近観察していて気づいたことがある。
同じTシャツ👕とジーンズ👖を着用したとしても、年齢によって着方に違いがあることがわかる。
まず、平成若者世代のTシャツは、少し厚みのあるタイプ。パンツにインせず、サイズはオーバー気味。なんと言っても身体が細い!これに尽きる。肉感が無い!!
これに対して昭和世代は、まぁ、お腹が出ている。なんなら胸もある!にも関わらず、何故かTシャツやポロシャツの生地感が薄め。見たくない肉感を拾いまくり。そして誰もがシャツをインしたスタイルである。
恐らく自分の適性サイズを把握出来ていないのだと分析する。少し若い頃のサイズで脳にインプットされたまま修正がされず、加えてもったいない精神も手伝って、年齢相応サイズに買い直していないと想像する。
昨日、出社した際に思わず目を背けた。バストBカップくらいの肉感も露わに、ピチピチでポロシャツを着用する中年男性が居た。これはなかなかの気持ち悪さだった。会議室がガラス張りで様子が丸見えなのだが「中年男性の座った状態(側面)」が見えるのは、猫背&段々腹が隠せずなかなかシュールな景色である。
※男性ばかりをこき下ろしているのには理由がある。女性は自分が「若い時より太った」という肉感を自覚しており、それなりにふんわりしたデザインを着るなどの工夫をしている場合が多く、そこまで見苦しくない。
スーツや作業着から解放された男性陣のカジュアル迷走問題。ラフで良いよと言われても困る・・・という男性は多そうである。私の勝手な想像ではあるが、この年齢の夫婦関係も影響しているのではないか?「えーかげん、夫の身なりにまで世話を焼く気がなくなった妻」が透けてみえる。なんなら、自分と夫がそうである。夫のピチピチサイズには気づいているし、もっと年相応に良い素材のものを買えばいい・・・とは思っているが、元々本人がそこの部分に関心がないのに、自分を良く見せようという気がないのに、わざわざお金使うのは無駄であるとも思っている。夫は夫。私は私。自分のことは自分で直視し、改善するべきだ。
会社での服装の自由度が上がるのは大歓迎だ。
暑さ対策ができる。ストッキングを履かなくなり、トップスの色合いを工夫することによって、重ね着を減らすことが出来る。ワンピースも楽だ。
またヒールやパンプスから解放されて、動きやすい上に浮腫み対策も出来るようになった。
アラフィフ更年期。在宅ワークも然り。身体への負担を減らせるのが、身に染みてありがたい。