コロナの勢いが弱まり、会社でも出社解禁ムード。beforeコロナと違うのは、フレックス勤務・在宅勤務が完全に定着したこと。コロナくらいの緊急度がなかったら、日本の働き方改革は絶対に進まなかったと断言できる。

女性にとっても、子育て中の男性にとっても、かなりのメリットがあると思っている。通勤の混雑時間を30分でも外せるのであれば、日々の精神的ストレスがかなり軽減される。仕事は今までと同様にこなすのは大前提だが、楽な服装に着替え、帰ってくる子供に「お帰り」を言える環境は、ありがたい。

会社は、派遣も社員と同じ扱いをしてくれるので、私も定時での出退勤をしなくなった。お互いに干渉しない。

私も会議は午前、午後のどちらかにまとめて在宅で対応し、出社が短時間にできるようコントロールしている。在宅の方が、会議室やミーティングスペースを確保しなくても良いし、周囲に気兼ねすることなく意見も言える。



噂でチラッと聞いたが、定時通りの勤務を指示されている他課の派遣事務員(他社との電話対応や発注検品、データの打ち込み担当)が「同じ派遣なのにズルい」と不満を訴えたらしい。(勤務時間内に通勤する場合の時給はどうなってるのか?とか、暇な時間に仕事してるのか?とか細かい指摘があったそうな。)

確かに仕事を紹介された段階はコロナ前だったので、同じ事務同士なのに、仕事内容によってこんなに差が出るとは思いもしなかったはず。もう、この件については「運が悪かった。お気の毒」としか言いようがない。


ちなみに私は勤務時間中の通勤をちゃんと考慮した上で勤務時間を延長している。でもそれも私から言わせると、周囲への気休めでしかない。30分延長したところで、その時間中に何かしているかと言われるとそうとも限らないからだ。秘書はもともと上司の返事待ちや、他者との調整待ちの時間があったりで、ヨーイドン!で電話が鳴る仕事と同じ土俵には乗っていないから。例えば海外との早朝Teams会議に上司が参加する場合、通信トラブルや上司のまさかの体調不良などに対応する為に、パソコンは立ち上げて待機はしてるけれど、何も問題が起こらなければ、やることはない。ヘッドセットを付けながら朝ご飯を食べてるし、洗濯も干している。過去何か問題が起こったのは1年に1回くらいの割合。それでも、私の場合でいうと勤務時間中である。


2、3人の派遣社員から不満が出たところで、これはいったい誰がどう解決するべく動くのか?課によって勤務の仕方が違うのは、派遣に関わらず社員だとて同様。社員からは文句は出ていない。仕方ないと割り切るしかないと思うんだけど・・・。【派遣社員なんだから条件の悪い自分たちに待遇を揃えるべき】という理屈は、感情論からの屁理屈にしか聞こえない。在宅だからこそ、早朝会議にも夜遅い会議にも対応できる。メリットの方が断然大きい!



今日は勤務時間前倒しで30分早くからスタート。午前中は在宅で打ち合わせをし、13時頃出社。顔合わせが必要な打ち合わせを2つほどこなし、17時には帰宅した。

「それ、会社じゃなくても出来るやろ?早く帰り〜」隣席の社員からの、ありがたいお言葉に心が和んだ。



アラフィフ更年期真っ只中の疲れやすい身体にとっては、勤務をコントロールさせてもらえるのは、身に染みてありがたい。私がコロナ禍でもあまり嫌でないのは、【コロナは、世の中の働き方を変えてくれた】という気持ちも多大にあるからだと思う。