一般的に家事を担当している母や妻が具合が悪くなった際に、周囲の人がどう気遣うか?というのは、とても大事だと思う。本人はたいして重きをおいていなくても、しんどい思いをしている側にとっては、ずっと心に残るものである。良い意味でも悪い意味でも。



出産後、夫にして欲しかったことは、【ただ単にオムツ交換やミルクをあげることではなく、親になったからこその日常の小さな決断を率先してやって欲しかった】という投稿を先日Twitterで読んだ。女性からは共感のリツイートの嵐。かく言う私も、大きく大きく頷いた1人。


何で泣いてるの?おっぱいは足りてる?ミルク増やす?何CC?何日便秘したら病院に連れて行くべき?解熱薬って何℃までになったら飲ませる?薬吐くけどどうする?お風呂に入れてもいい?この湿疹って大丈夫?オムツのサイズアップのタイミングは?小児科はどこが良い?ゲップが上手く出ない。飲んだもの全部吐いたけど、どうしたら良い?・・・


夫に「病院行かんでもいいんか?」「ミルクたりてないんとちゃうか?」」「どこの小児科行くん?」などと言われると「私かってわからんわ!他人事みたいに私に聞くなー!!」と、ものすごくイライラした。


せめて、言い方よ。言い方。

寄り添って当事者として悩みを共有して欲しい。「熱が何℃まで上がったら、病院に行ってみよう」とか「試しにミルク少し足してみようか?」とか「ここの小児科の先生、レビュー良さそうやで」とか、具体的な行動を口にして欲しい。疑問形でなく、提案して欲しい。



親になると、しなくてはならない小さな小さな決断が次から次へと出てくる。間違ったら子供に不利益を与えることになる・・・。結構なプレッシャーである。昔、おっぱいしか飲んでいない6ヶ月の息子が3日間便秘になり、どこまで様子をみていいかわからず、ほとほと途方にくれた。知らない土地でやっと探して、恐る恐る小児科に連れて行った時、「何でもっと早く連れてこなかったんや!!大人と赤ちゃんは違うぞ!!」と医師に怒られたことがある。その時のショックは20年経った今でも忘れられない。一生懸命我が子のことだけを考えていたのに、しんどい思いをさせていた。至らない自分。怒鳴られたショックからなかなか立ち直れなかった。まだ、スマホなど無い、簡単にググることも出来なかった時代の子育てである。実母はおっぱいが出なかったので参考にならず、転勤で引っ越した先で周囲に尋ねられる人もいなかった。

夫と私、どちらも経験がないという立場は同じなのに、なぜか妻や母が決断ができて当然と思われている。



子供と自分の身体の変化だけで頭いっぱいなのに、「今日のゴミだしって何ゴミ?」とか「今日ご飯炊く?何合?」「予備の洗剤どこ?」とか、ホンマどうでもいいことまでいちいち確認してくる夫にめちゃめちゃイライラした。



自分の頭で何も考えられんのか?



そして20年後、そのイライラを息子がそのままやってのける。(ちなみに我家の夫は単身赴任なので、夫のイライラ行動は目にしなくて済んでいる。娘は一緒にワクチン接種したので、共にダウン状態)



「お母さん、しんどそうやな。何かやることあったら、言って〜」



いやいや、自分でまず考えてごらん?普段通りに遊びに出かけたらやることもくそもないやんか?お昼まで寝てたら、ゴミ出しも洗濯も無理やんか?夕方には湿気る前に洗濯物も取り込んで畳んで欲しいのよ。夕飯はどうするつもりなん?


全てが「俺のタイミングで〜」生きてる息子は、根本から「気遣い」という観念が抜けている。


自分の自由な生活サイクルをどうにかする気がないまま、無責任に「何かあったら、指示せよ」って・・・。全然やる気ないやろ?



あのな、家族の誰かが具合悪い時は、自分の予定を大幅に変更するもんやで。遊ぶ予定もデートの予定もまず「キャンセルしよう」という気があってこそやで。洗濯物を取り込むのも夜中では困るし、何より夕飯は夕方には作り始めないと意味がないやろ?具合の悪い人が2人も居るのよ。お腹に優しいメニューって何や?お風呂も洗って準備せなあかんし、食べた食器は洗って、翌日のゴミも準備せなあかんねん。何回も着替えてるから、パジャマやシーツも洗濯してや。

ほら。考えてみ?大変やろ?慣れてない分要領だって悪いのに、片手間では無理やろ?



1から100まで、その周辺の諸々まで、全て言葉にして伝えないと実感できないのは、男の共通した特徴なんだろうか?


「こんなに昔から口を酸っぱくして、諭し続けて育ててきたお兄ちゃんでこれやろ?男って絶望的やな。私、結婚出来る気がせんわ。」


うーん。多分持って生まれた特性がそうなのよね。出来るタイプであれば、言われなくても自然と出来るのよ。20才まで言われなわからん時点で、アウト。

でもお兄ちゃんは、「うん。確かに。そうやな。」って言われたら直そうとしているだけマシなんちゃう?気が効く男には至らなくても、気遣いできる男にはなって欲しい。


夕飯は、トリと鱈のお鍋を作ってくれた。(お鍋の材料は全部冷蔵庫にあったのに、更に自分で買い物に行ってきたそう。その辺のコダワリの強さよ笑い泣きお値段度外視の太っ腹な買い方だったけど、まぁそれは大目に見ようか・・・)



練習。練習。

健康すぎる母や妻は、男をダメにする。

たまには具合悪くなって、シュミレーションしてみるもんである。