横浜へ行く。

路線が違うから昼頃に石川町に待ち合わせだ。

行き方を検索していてふと思い出した。

JRから相鉄線に直接乗り入れした事を。

朝早めに出れば、相鉄線で行けるんじゃないかな?って新宿経由にした。



駅に着いたら昼頃と言っていたのが11:15になった。

まったくなんだよ、と思った。

仕方なく新宿まではかいじに乗ることにした。特急料金が上がっていた。もう千円じゃお釣りはこないし足りないんだと思った。


特急の中では本を読んでのんびり過ごした。

新宿駅は数の大きい数字のホームはよく使う。

今日は2番線だ。

こんな端っこ来ることなかった。

相鉄線乗り入れなので行き先は海老名。

一番線の湘南新宿ラインの電車とは対照的に人が乗らないようだった。

だんだん不安になってきた。

でも、あのかっこいい電車に乗れるのだ。

シャッターを切らなくちゃ。


あー…こんな時に限ってカメラの立ち上がりにしくじる。あっという間に電車の素敵なお顔は私の前を通り過ぎた。

新宿駅だというのに、驚くほど人が乗らない。

その状態は大崎に着いても続いていた。

途中横浜羽沢という貨物の駅があった。魅力的だった。

西谷駅で乗り換える。相鉄本線だけあって、とっても人が多かった。

今まで乗っていた相鉄新横浜線とは対照的だった。

横浜方面行きの電車はゴールデンウィーク真っ只中でとても混んでいた。

横浜駅で降りる。相変わらず横浜駅は人がたくさんいるなあ…と思いながら、駅員さんのある改札口へ行く。

私はJRのお出かけパス(範囲内なら乗り降り自由のお得な切符)なので、相鉄線部分は精算してもらわなくちゃならない。

そこからまたJRに戻って京浜東北線で石川町に向かう。


友達と落ち合って、中華街へ向かう。

今日はチャーハンとかご飯系の気分だなあというところは友達と一致した。

友達は横浜出身なので、お店選びはお任せした。

焼豚丼とワンタンスープになった。

お店の前に着くと、開店して一巡目の人が入ったばかりで外で待っている人は2人しかいなかった。その後ろに並んだ。

5月だっていうのにこんなに日差しがきついのか。夏のようだった。

サッカーの話をしたり、この近くには孤独のグルメで取り上げられた店があって、今日なんてとても入れないんだと聞いたり。あっという間に順番が来た。

二階席に通された。

窓から涼しい風が入ってきた。風が冷たいのはまだ5月なんだなあと感じた。


もう、見るからに美味しそう。

焼豚丼はかき混ぜて食べる。

ネギがシャキシャキして美味しかった。

ワンタンはしっかりお肉感があって、醤油味でさっぱりしていて、バランスが良かった。

中華街はごった返していた。

若い人は食べ歩きグルメに夢中で道路の端に座って食べている。若いんだなあ。

私たちは大人なのでお店で椅子に座って食べたいのだ。食事で体力使いたくない。座って体力を温存したいんだ。昔は肉まんとか食べ歩きしてたなあと2人で懐かしんだ。半分こもしたよねーとか。


甘いものが食べたいけど、腹ごなしの散歩もしたかった。相反する欲求。

元町まで歩いて、喜久屋でラムボールを二つ買って、山手方面まで向かった。元町ではついでに次の日の朝ごはんをウチキパンで買った。


これは一例。ピザパンとクロワッサン。

人混みがすごい。地獄だわねオエーと、笑い合った。デスロードを歩く。坂道が多いから、どこ通っても坂。だから山手なんだけど。


小さな公園の木陰のベンチを見つけて自販で買った冷たい飲み物と一緒にラムボールを食べた。

スポンジとレーズンにたっぷりのラムが染み込んでしっとりしていてチョコレートでコーティングされている。

好きすぎて食べたすぎて写真を撮るのを忘れる。

これを食べると多分、車は運転できない。酒気帯び運転になる。その日は夫に駅まで送迎してもらうので問題なし。

ああ、ラムの味が美味しいと感じるのは大人になったんだなあと感じた。








薔薇の季節で、甘い香りが漂っていた。

薔薇は自分で育てるととても大変だからこうやって見られると楽でいい。

海の見える公園から坂を下り、氷川丸のところまで来た。

どこへ行っても人ばかり。いったいどこからこんなに人は集まるんだろう?自分もその1人だけど。


桜木町方面に向かって歩く。

ロープウェイがたくさんの人を乗せてる。あれ、高いんだよね。高さも値段も。都会のロープウェイって不思議。

てくてく歩く。みんなそれぞれに楽しそうだった。私たちも楽しい。

ただ、喉が渇いた。

帰る前にお茶をしようと場所を探す。どこも同じような考えの人ばかりで、お店はいっぱい。

スタバは透かし余裕があったので、スタバにする。


ねえ、時々、大人なのにバカみたいに甘いもの飲みたくない?


と、言うことで、メロンソース増しのメロンのフラペチーノにした。

普段ならコーヒーだけど、たまにこういうのもありだなあと思う。


こういう感性が合う人と過ごすのはとてもいいことだなあと思った。

それぞれの帰途につく。

私は始発で横浜線で帰ることにした。

寝ても問題ない、安心だ。始発から終点までだから。

涼しい車内ですやすやと寝た。気持ちよかった。

私はこれで一筆書きのような乗り鉄を成し遂げた。それも満足した。


今朝食べたパンはとてもおいしかった。

私は今日はぐうたらした。掃除はしたけど。

その話はまた。