行ったことのない地域なので面接時間の1時間前に家を出た。

ナビに今日の会社の住所を入力すると20分弱で到着するみたい。そしたらその会社に一番近いコンビニで少し時間を潰そう。


車を走らせていたら、やっぱり時間が早すぎるみたい。コンビニでお茶を買って飲んだ。だって、緊張するんだもん。しないわけないよね。

到着時間が面接の時間15分前になったところで出発した。

国道から少し入ったところにその会社はあった。

さあ!やるぞ!!

静かに事務所の入り口から入った。




社長が私の前に訪れたお客様とお話ししているので、車でお待ちください。呼びに行きます。



とのことだったので、車で待つ事にした。







しばらくすると先程お話ししてくれた方が迎えにきた。

応接室に通された。

しばらくすると、社長の男性と、奥様であろう女性がやってきた。

家族経営なんだなあ…と、思った。

家族経営の会社、初めてだからどうしたらいいんだろう?頭の中で考えたけど、いい考えは浮かばなかった。


話の概要はこんな感じ

額縁や木工製品を作る特殊な会社である事。

もし入社したら出荷の作業を始めのひと月くらいは経験してからだんだん事務の仕事にシフトしていく事。

専門用語や仕様を覚えることが大切な事。

事務の内容は取引先からの注文を見ながら指示書を作り、現場に渡す事。

祝日はお休みではないこと。

時々土曜日に出勤すること。




なるほど…これは一般的な事務じゃないな…{emoji:050.png.笑い泣き}



話を一通り聞いた後、工場の現場を見学した。

見たこともない機械がたくさんあり、木を加工していた。保護メガネはしないのかい?木屑が目に入るのは危なくないのかな?

塗装しているところがあり、マスクをしていない事に驚いた。塗料って有機溶剤とか使ってるからマスクするよね…換気装置はどうなってる?

いや、私が見たのは一瞬のことだからいつもはしてるのかもしれない。

入社後配属されるであろう出荷の場所に来た。若い女性が1人でエアーを吹き付けながら仕上げの工程と出荷の作業をしていた。エアーで木屑とんでくるかもしれないよ?保護メガネは?(もういい?!)

出荷が立て込んだら忙しいだろうな…と思った。

エアー使ってるのに保護メガネしないのかな。危ないなあ…と、思った。

あと、作業してる人、全員素手だったな、って思った。木って、けばけばして棘とか刺さんないのかな?とか思った。軍手した方がいいと思った。






これが一通りの工場だった。

今までいた会社とは全く別のものを作っている。

変な感覚だった。

募集の内容は、ほぼ私が思い浮かべているものとはかけ離れていた。

なんとなくそれを奥様が汲み取ったのであろう…




どうですか?こんな感じなんですが…

を度々口にした。





うーーん、そうねぇ…やってやらないことはないけど、ねぇ…って感じ。





お互いの印象は、ビミョー…って感じだったと思う。

採用はされないだろう。うん。

次行こう。