小さい頃、自分のやりたいこと、好きなことやものを口にしたら、いつもダメって言われてたな。


あなたは女の子らしい見た目だから、フリルのついた服着ましょうね。

そうだね、お姉ちゃんはフリル嫌いだもんね、私が着るしかないんだもんね。お母さんの願いを叶えてあげるよ。


あのお友達と遊んじゃダメ。あの子はお母さん嫌いだわ。あの子みたいになっちゃダメ。

そうだね、お母さんに嫌われたら私はどうしたらいいかわからないから、お母さんの好きそうな子と仲良くするよ。


お姉ちゃんと同じ習い事しましょうね。

そうだね、そうしたらお母さんに褒められることも多くなるね。


どうしてあなたはできる子のはずなのに、手を抜くの?そんな子だとは思わなかったわ。

ごめんなさい、私、こんな事したくないんだよ。

でも、お母さんに嫌われたくないから頑張るよ。


好きな子ができたの?まだあなたには早いわ。悪い虫がつく前に女子校に行きましょうね。

ごめんなさい。好きな男の子と付き合っては行けないんだね。私は悪い子だったんだね。



私がやりたいことを見つける前に、母は私の人生を作り上げようとする。私に考える余裕を与えない。

私も、違うんだよなあ…って思うことが億劫になって何も考えずに母の意見を鵜呑みにしていた。

間違ってはいなかったのかもしれないけど、やっぱり自分の意志を持ちたかった。

やりたいことをやりたいと言えば良かった。

うまく伝えられなくて、今もそれは変わらない。


やっぱり、反抗期とか大事。

私はなかったから、反抗期。