「夏休みの宿題は親の出番」の巻



2024/8/30


台風の進路と大雨が気がかりです。

皆様いかがお過ごしですか?

今朝は大雨の警報で携帯電話5台と、タブレット2台が大音量でアラームが鳴り響きピリピリとても驚きました驚き


さてお題のお話を。

「台風で休みになるか、ならないか?」とやきもきした8/28火曜日、それからずっと雨続きですが、中学校は夏休みが終わり始業式でした。

やっと3食のご飯支度から解放です。


始業式前日の夜中、娘は始業式に提出する宿題をまだ終わっていなく、焦ってこなしていた。

受験生の娘は、塾の夏期講習で朝もしくは昼から夕方にかけて塾に行き、また帰宅後、塾の宿題をこなし、その暇を縫って学校の宿題。今年は旅行や遊びにも行かず、お盆休みだけゆっくりしただけで、受験生らしい夏休みを過ごす。


毎年悩まされる夏休みの宿題は、必ず親が関与しないと出来ないことを必ず出してくる。

過去の例で言うと、家庭科では「家族の朝食を作る」、「夕飯のメニューを考えて作る」「卵を使った料理を作る」これらは証拠写真を撮り、レポートを書いて提出。

国語は「読書感想文」。これは本を読ませることから始まり、「感想文が書けない」と毎回泣きつかれる親としては、一番頭の痛い宿題のひとつ。添削、指導と親の力量が試される。

理科は「自由研究」。この宿題は子だけでは無理な宿題No.1。自由と言われる方が一番厄介なのに!まだ決められたお題の研究の方が楽。星、朝顔、プチトマトの観察と、日記をサボったら大変な宿題。

ほとんど親の手を借りないと、子供だけは出来ない宿題ばかりだった。

そして今年は、「読書感想文」が宿題からなくなっていたので安堵したものの、夏休みの宿題の中で一番面倒くさい家庭科の宿題「フェルトで子供のおもちゃを作る」が出た。フェルトの作成キットを配付されたのと、その作成レポートをセットで提出しなければならない。

これはちゃんとしたものを作らないと、成績が付かないので、「私も手助けするんだろう」と身構えていた。

それなのに、娘は夏休みが半分過ぎたお盆休みになってもかなか手を着けないでいた。


それから1週間後。もうお盆休みも残り1日。明日からまた塾の娘に、

「お盆休みに家庭科をやらないと、宿題終わらないよ!」

と忠告するも、もうお盆休みが終わるのに、まだ手をつける様子もない。夏休みを残すことあと10日なのに!

長男や私が「このままでは宿題が終わらせられない危機感」をとやかく言っても、一向に宿題を始める気配はなく、余裕ブッコキ態度でいる。

夏休みの宿題は、先にも書いたように提出しないともろに成績に反映されてしまう。特に、2学期の成績は志望校選択に影響を及ぼす大事な成績なのを判ってても、この態度。

終いには

「ママ、考えておいて!」

と言い残して娘は塾へ出発チューおいおい!

「考えおくから、勉強頑張るんだよ!」

もうやる暇がないのが目に見えていたのと、夏休み最後の一週間で作るにはもう間に合わないと判断した私は、娘に降参。長男に協力を仰ぎ、何を作るか話し合う。


お昼ごはんを食べながら、ネットで「フェルトのおもちゃ」を検索すると、かわいらしいピザが出てきた。でも、よくよく考えるとピザは大きな1枚を4~6ビースを作らないと様にならず、遊べない。配られたプリントの要求事項を満たしていない作品を作っても点は取れないしレポートも書けない。

作業行程と出来上がり後の見た目を判断して「ピザを作る」予定から「パンを作る」に変更した。


塾から帰ってきた娘にも聞くと、これに了承。

早速、裏紙に作るアイテムをデザインして書き出す。

具材、形、使う色をリストアップ。


家にあるフェルトと刺繍糸の在庫と学校支給品を合わせて、何が作れるか考える。



ある程度書き出してから、図面は書かずに頭の中で部品を想像してフリーハンドで切っていく。
また厚紙を型紙にして1cm幅の食パンの耳、コンパスがないので丸いものはコンビニスイーツの廃材のカップを使って丸を描き、これでフェルトを切り抜く。

私が小学生の時から使っている「裁縫セット」を出して縫い始める。これは嫁入り道具となり、今でも現役バリバリに使っている。
とっ散らかりながらも、優先して作るものを考えていく。

手始めに簡単な「薄い具材もの」からフェルトから縫っていく。
トマトは輪切りに見えるよう種を玉留め。
チーズはそのまま。
葉ものは葉脈を裏から縫う。
サーモンは血合い筋を縫う。
ロースハムは脂身と筋を縫う。
ベーコンは脂身を重ねて縫う。
パセリは糸で絞ってシワを寄せてヒダを作る。
中学生の娘が作ってることにしているので、きっちりに縫わず、大まかで適当に縫う。
この日はこれで止める。
近頃老眼ぎみで、この細かな作業は目に堪える。特に針に糸を通すのは大変で、糸通しがないと通せません。

家事を終えたあとに毎日少しずつ縫っていく。
ホットドックも図面を書かずに想像しながら縫う。外側を内側の長さに絞ったフェルトを重ねて縫い合わせひっくり返し綿を詰めると、ホットドックらしく出来上がる。
「なかなかの出来」と自分を褒めてあげたい作品。
チーズを挟み、綿を詰めて作ったのソーセージを挟んでみる。

↓上のパンはコッペパン

食パンはすべての角を縫うので大変!耳は薄いので、縫い付けるのが大変でした。
綿を入れるものはブランケットステッチにして、綿が出るのを防ぐ縫い方です。

ハンバーグもスポンジのように厚く綿を詰め、それらしく出来上がる。
最後に、支給品の大きなフェルトでホットドックやサンドイッチを入れる袋を作る。
正面にはアイロン接着できるフェルトが支給品のキットに入っていたので♥️を作る、
実際に乗せてみたら、大きすぎてダサっ。

全て出来上がったものを並べて撮影。
これだけ作れば点数もらえるでしょ!

裏は♥️を顔にして、ダサカワ(ダサいけどかわいい)にする。使いたい色がないので仕方がない。
レポートを書くのも、ほとんど私に聞きながら書いて、宿題は終了!
無事に夏休み中に出来上がりましたゲラゲラ

娘は、この黄色の袋に「パン屋さんごっこ」の品を詰めて、家庭科の授業でレポートと共に提出。

帰宅後皆の出来を聞くと、

「大作の人と、1個だけ作ってきた人とどっちかだった。みんなにかわいいって言われた。パン屋さんはいなかったよ!」

さも、「自分で作りました」な面しておーっ!


次男は、宿題を手伝うことなくさっさと終わらせていたのと対照的。

再来年、また私に作らせるのはやめてよね……。

このブログを先生が読まないことを願います驚き

以上