ジュゼッペ ポンティッジャ, Giuseppe Pontiggia, 武田 秀一 明日、生まれ変わる

遅ればせながら、去年10月に読んだ本のレビューです。

(ずっと読書日記の更新をサボっていましたが、

 まさかこんなに長い間サボっていたとは・・・^_^;)


脳障害の息子をもつ、父親のお話です。

「家の鍵」というタイトルで映画化されており、

あるとき、この映画のレビューを読んで興味をもち

原作を図書館で借りました。


実際、著者の息子が脳障害を抱えており

そうした子をもつ父親の苦悩が描かれています。

重く、暗く、

読むほどに苦しくなる小説です。



「弱者は弱者によって癒されるのである」(p48)


この一文が、心の傷に沁みました。

19世紀にハーネマンが同種療法(ホメオパシー)医学の基礎を築いたときに唱えた原理

「類は類によって癒される」をもとに、著者が書いた一文です。

実際、私自身

この言葉のような意味で、癒されたことがありました。

いい悪いは別として

人はこういうふうにしか癒されないことがあるという現実に

かなしみを覚えました。


今日でなく、なぜ「明日、生まれ変わる」なのか?

考えさせられる一冊でした。