花村 萬月 ゲルマニウムの夜―王国記〈1〉

2ヶ月くらい前に読んだでしょうか。

(かなり読書日記の更新が前後してしまいますが ^_^;)


芥川賞受賞・・・そして映画化。

しかもその映画、

キネマ旬報によればなかなかの評価だったようで

それでなんとなく気になって、借りて読んでみましたが。


花村さんの文章力に引っ張られて

グイグイ最後まで読みましたが・・・かなり気持ち悪くなりました。

本を読んで

こんなに強い嫌悪感を抱いたことのは初めてでしょう。

本当に気分悪くなりましたし、

読んだ後の後味の悪さと言ったら・・・最悪でした。


それでも、この本が問いかけるテーマは壮大で

深く考えさせられました。

神とは?

信仰とは?倫理とは?

性や暴力の問題も含めて、人が人として生きることの意味について。


誰が許し

誰が許されるのか。


重い、とても重たい小説でした。

花村作品を読むには、それなりのパワーと忍耐が必要で

私の力量ではとても読めないなぁ~と思いました。

きっと、最初で最後の花村作品。


本を読む、ということは

楽しい、面白いだけではないのだな、と改めて思い知る

いい機会となりました。