中河 与一 天の夕顔
これも更新が前後しますが、7月に読んだ本です。
たまたま職場で
この本の初版本?と思われる一冊を手にしました。
昭和23年、ロマンス社から刊行された
装丁も現在のものとは違って、もっと素朴で爽やかな
初夏をイメージさせる一冊でした。
その本の古さと、その雰囲気に惹かれて
パラパラと読んでいるところに
この本の利用を申し込んだ学生が来館し、本を借りていきました。
あと残り十数ページのところまで読んでいたので
この物語の続きがどうしても気になって、近所の図書館で文庫を借りて
また最初から読み直してみました。
若い男子学生が、年上の女性に恋をして
生涯をかけてその恋を実らせようとする、ド恋愛小説。
半世紀以上も前に書かれただけあって
恋愛小説といっても、考えられないくらいストイックでプラトニックです。
でもそのストイックさ、プラトニックさが
とても美しいです。
そして、とても美しい日本語で書かれています。
最近、現代の小説ばかり読んでいたせいか
とにかく言葉の美しさに魅了されます。
日本語はいつから
こんなに美しくなくなってしまったのだろう?と
ついそんなことを思ったり。
たまには少し昔の小説を読むのも、
新鮮で、
違った意味で刺激的でいいな~と思いました。
夏休みなので、
なんだか本ばかり読んでいるような。
そろそろレポート書かないといけないのに(^_^;)