村上 春樹 東京奇譚集
・偶然の旅人
・ハナレイ・ベイ
・どこであれそれが見つかりそうな場所で
・日々移動する肝臓のかたちをした石
・品川猿
以上、5短編を収録した、短編集。
更新が遅くなりましたが、11月に読んで本です。
感想も途中まで書いてありましたが・・・ちょっと感情的?だったので
改めて、書きます。
5つの短編の中では「偶然の旅人」が一番良かったです。
「ハナレイ・ベイ」、
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」は、まあ面白いかな。
残り2作品については、ああもうダメだわって感じでした(笑)
収録の順序に、なんらかの意図を感じました。
そもそも短編というものは
それ自体で独立した作品なので
こうして集められたときに、
相互に何かを感じさせるものは・・・どうなのだろう?と思ってしまう。
だからかな?
読み終えた後、後味の悪さが残りました。
ありえない話は嫌いではありません。
川上弘美さんの「神様」などは、もう絶対ありえない!というような短編だけれど
そこに違和感は感じられない。
けれど、わざとらしい話は苦手なのです。
そういう意味で、
「日々移動する肝臓のかたちをした石」と「品川猿」は、
読むのもちょっときつかったです。
やっぱり
私は小説家・村上春樹氏よりも
翻訳家としての村上春樹氏が断然、好きですね。
私が愛する作家の一人、レイモンド・カーヴァーの翻訳をしているのが
村上春樹氏で、
村上氏が翻訳したカーヴァーの作品は
それはもう、本当に、しびれるような素晴らしさです。
なんだか急に、カーヴァーの短編が読みたくなってきました(笑)