- 著者: 野村 萬斎, 土屋 恵一郎 タイトル: 狂言三人三様 第1回野村萬斎の巻
「まちがいの狂言」を見たら
無性に、萬斎さんに関する本が読みたくなりまして・・・。
私がよく利用しているK市図書館は
インターネットによる蔵書検索および予約サービスを提供しています。
おかげで思い立ったら、すぐ!検索できます。
試しに「書名」の欄に「萬斎」と入れてみると・・・ヒット件数はなんと4件(少ないっ!)
ヒットした書名は以下のとおり。
①阿川佐和子のワハハのハ
②狂言三人三様 野村万斎の巻
③野村万斎の狂言 日本の伝統芸能はおもしろい
④万斎でござる
気になったのは「萬斎」の萬が、「万」なこと。いいのでしょうか?
ちなみに件名検索しても、上記と同じ4件のヒット。
一応「狂言サイボーグ」とかも蔵書にありますが、著者名検索でないとヒットしません。
著者名検索では9件ヒットするのですが
なぜか阿川佐和子著のワハハのハと、夢枕獏編の「陰陽師読本」がヒットしています。
なんだかなぁ~適当な感じが否めない。
というような検索の結果を得て、選んだ本が「狂言三人三様 野村萬斎の巻」。
(三人三様とあるように、他に茂山千作の巻と野村万作の巻もあります)
狂言について大真面目に書いてあって、
しかしながら専門的すぎず難しくない本を・・・と思っていた私。
ピッタリの本でした。
蜷川氏の寄稿は、ハムレット・オイディプス王の舞台を見た人にとっては
非常に面白く
舞台だけでは分からない、演出家蜷川幸雄氏の思惑とか、萬斎氏の試みとか
そういったものに触れることができ、読み応えがありました。
とりわけ、演目の解説と三人それぞれの演目についてのエピソードのところは
なかなか興味深いものがありました。
和泉流と大蔵流では、同じ演目でもだいぶストーリーが違うようで
また演者が異なれば、型は同じでも演じ方が違う・・・勉強になりました。
ここを読んで、
是非とも「髭櫓(ひげやぐら)」が見てみたいなーと思いました。
以下、舞踏家・伊藤キム氏の文章から抜粋。
ああ、そういわれてみると、そうかもしれないな~と思ったところです。
「伝統芸能は縁側みたいなものです。あるいは床の間でもいいですが、
小さい頃には家にあったけれど、今住んでいる家にはなくて、
でも、縁側っていいな、床の間っていいな、と思っている。
(中略)
いつも身近に触れているわけではない。たまに触れて、ああいいなと思ったりするけれど、
でも、ずっとそこにはいられなくて、やっぱりテーブルと椅子がいいなと思ってしまう。」
狂言って
たまに見るからいいのかもしれませんね。
毎日見ていたら、確かにちょっとお腹いっぱいになってしまいそう、現代人は。