本棚をみていたときに、以前買ったままになってた本が出てきました。

キャロライン・ミス氏の「8つのチャクラ」という本です。

 

 

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著者によると、はるかかなた昔から、人間のすべきことは自分のもつ可能性をできるだけ実現しようと努めること。

 

 

 

そのためにもっとも秘められた可能性の実現にむけて導いてくれる「気」のガイドとなってくれる、4つの原型が誰にでもあるそうです。

1. 子供

2. 犠牲者

3. 娼婦

4. 妨害者

 

1.子供:

インナーチャイルドと呼ばれている内なる子供には、傷をいやし、安心できるには何が必要か聞いてあげます。面白いのは、癒されない子供に対して、安心させるだけではなく、やんちゃな子供にならないように、子供が成長できるように助けてあげること。つまり、創造性を発揮して何かを明確にしたり、それを実現するためにの行動を起こすことを求めていく必要があります。

 

癒しだけでは足りない。きちんと成長させてあげることで自己実現の可能性を開いてあげる。

 

例えば、昔からの癒されない傷によって、「これくらいは私には許される。だって、これだけ私は我慢してきたのだから。」という気持ちを生みます。が、それは願望実現の妨げになる。癒されてないから、「満たされた状態」での選択ができてない。どこかで傷があるんだからいいでしょ、と思っている。

 

「満たされた完璧なる姿で選択する」ことが、なによりも重要であることを言いたかったのではないでしょうか。

 

2. 犠牲者:

犠牲者の影の側面は、同情心の心地よさですが、果たして独立した人間としての責任を逃れ、自分の持つ力を捨ててしまうほどの価値があるか、という問いかけをする必要があります。

この原型の目的は、自尊の念を育み、内面の力をつけることにあります。

「足りない」と思うとき、身体、心、頭の中で起きる反応を意識して、内面の力を育むように促してくれます。

 

3. 娼婦:

一番この原型が表れやすいのは、生存を脅かされたとき。物質的な安定のために、倫理、尊厳、知性、思い、言葉、行動など、自分をどこまで売り渡していいか、と問いかけてくれます。

 

何者もあなたを買うことはできず、大いなるものが自分を見守ってくれていることをどこまで信じられるか。

例えばあなたが普通に親切に、社交的にしていたとしても、人があなたを利用する人の思いがあなたの全然違う場合、あなたには「断る」という選択があることを思い出させてくれます。

 

4. 妨害者:

この原型は何かがうまくいかなるなるときに表にでてきています。例えば、チャンスがあるのに抵抗するなど、成功の邪魔をしているのです。これは、自分や自分が作りだしたものに責任をとることへの恐れをうつす鏡だそう。

 

妨害者の原型は、衣食住や友人、仕事上の人間関係など生きていくのに必要最低限のものを失うことへの恐れがこの原型に力を与え、人を悩ませるそうです。つまり、勇気ある行動をとり、直観に従っていれば、この原型が声を上げることはありません。

 

妨害者の原型の中心には、「自分から変化を起こすことへの恐れ」があります。自分の精神や霊を形作り、深めていく機会に対して積極的にこたえようとする変化です。この声を体験するには応えてみること。応えてみて、初めて自分の想像性を広げる勇気を現実のものにできます。

 

この原型が私たちの大きな助けになってくれるのは、理性ではなく、直観に基づいて行動するように仕向ける、いわば本能的な力として働いてくれるときだそうです。

 

 

この4つの原型は、トラウマや自分の思い癖という言葉を連想させますが、それとは関係なくみんな大なり小なりもっているということ。

 

こうした原型は影にもなりますが、最大の協力者にもなり、あなたに秘められた最大の可能性を実現させてくれるものでもあります。

 

すべてをスペックに当てはめようとする社会では、妨害者に悩まされる方も多いのではないでしょうか。

データではこうなんだから、こんなはずはないと。確かにこの社会で私を守ろうとしてくれている声ではありますが、今見えていないことが今年はたくさん起こる気がしています。その時にはAIを超えて常に直観を磨く必要が今後でてくるような気がしています。

 

自分の中の子供を癒すだけでなく育て、満たされた完璧な姿で選択すること。理由なくこうかな?と思ったことを信頼する。全幅の信頼を自分におくということが、私的には大事かなと思います。

 

データで先が読むことが難しくなる2018年でも、自分を整えておくことが、遠回りなようでいて、実は日々穏やかに過ごせる一番の近道なのかもしれない…そんなことを考えさせてくれた一冊、ご紹介します。