五月に入りました
家の周りは出かけている人が多いのでしょう。清々しい朝を独り占めしている気分
今朝ニュースをみていると、四国のきな子という警察犬について特集していました。
きな子は警察犬になるようなワンコだからもちろん優秀。でも、失敗もしてしまうかわいいワンコであり、また、めげないワンコ。7回目の警察犬の試験で合格し、晴れて警察犬になった苦労したワンコでもあります。。訓練士さんも素晴らしく、ひたむきにきな子と向き合って、二人三脚での合格です。
怒ると萎縮するきなこに対して、訓練士さんは次第にきな子を信頼し、褒めて見守るという教え方にシフトして、また、きなこがこれに応える(涙)。
待つとか、見守る、という作業は心からその子の可能性を信じないとできない作業だなぁと、うちのワンコをみても、小さな子と一緒にいるときも思います。疑えばすぐに教え子には響くでしょう。
多くの人がきなこに惹きつけられ、同じように私もたった数分のニュースだけで目がウルウル
きっと人それぞれに惹きつけられる理由があるとおもいます。でも、きっといろんな理由を超えて、今は亡き、きな子の「存在」そのものにただ心が動かされたように思います。
なんとなく心に浮かんだのが浅田真央ちゃん。
素晴らしいスケーターである以上に真央ちゃんという存在にみなが惹かれました。純粋でひたむき、強いとか弱いとか以前に、その存在に私は惹きつけられました。どこかで何かが共感する。共感がないと感動は生まれないのではないでしょうか。
きなこにしても、真央ちゃんにしても、ただ純粋に何かに向き合っている。なにも狙ってない。何かのためにやっているわけでもない。
禅の教えでは、邪気に対する最強の対策は無邪気だと言われます。無邪気な笑顔を叩くのは難しい。無邪気は最強なのです。だからこそ、柔弱であることを目指しているそうです。
今は想像を働かせることなく、なんでもネットで予習できるから何かを簡単に狙えます。
ただ、どんな言葉も行動も超えて、「どうあるか」という存在こそが、相手の存在そのものに働きかけて大きな力を発揮することはいつの世も変わらないのではないかなぁと思います。
存在そのものを高めるためにあらゆる宗教や道徳がありますが、助けにはなってくれるけど、大人の私たちは自分と仲良くしながら高めるしかないような気がします。武装しているかのように身に付けたたくさんの思い込みが存在を隠してしまっているから。
自分と仲良くなれたら、自分という存在は安心して力がぬけ、たくさんのオーラを発するような気がします。きっとそれがいわゆる「赤ちゃん」なんでしょうね。
五月は新緑のいい季節。
気持ちのいい季節の中でたくさんのオーラが輝きますように
気持ちのよいGWをお過ごしください~