今年もどうぞよろしくお願いいたします。
冬の我が家でもっとも活躍してくれる植物は「しょうが」です。
ちょっとのどがイガイガするな・・と思ったとき
カップにしょうがの絞り汁とハチミツをたっぷり入れ
濃いめに入れた熱々の紅茶を注いで飲むと
体が芯から温まってきて、
熱っぽいときは、汗が出てあとスッキリ。
しょうがのおかげで、冬の時期の家族の健康が
守られていると言っても過言ではありません。
我が家にとって、ありがた~い植物です。
話は変わりますが、私は小さい頃から植物オタクでした。
珍しい植物を見かけると、
この花びらの奥はどうなっているんだろう?
茎や枝を折ると、中には何がつまってるんだろう?
と、さんざん観察して絵を描いたり口に入れたり
いじくりまわしたあげく
もう解体したくてたまらなくなります。
そうしてバラバラにしてしまったあとは
「ああ、こんな姿にしてしまってごめんね」と
本に挟んで押し花にしたり
乳鉢ですりつぶして色水をこしらえたり。
一人っ子の私は、そんなふうに
1日中誰ともしゃべらず、植物と遊んだ記憶があります。
そう、ちょっと暗い子です(笑)
この感覚は今だに私の中に根強く残っていて
仕事にしろ、遊びにしろ、植物を扱うときは
「遊んでもらっている」
「自然の一部をお借りしている」
という感覚があります。
***
ビックバンから地球が生まれた数億年も前
微生物やバクテリアから進化した植物が誕生し
やがて動物やヒトに進化してきました。
植物がなかったら、人間は存在していないわけで
人間のルーツは植物だ、とも言えるかもしれません。
だからずっと前から地球で生きてきた植物に対して
人間が「人と自然との共存」なんていうのは
考えてみれば、なんだか図々しいこと。
数百年続く伝統ある会社に、新入社員が入ってきて
「ま、お互い仲良くやろうぜ」って言っているようなもの?!
(↑規模違いすぎ?!)
人が美しい花や、たくましい木の幹を見て
ああすごいな、美しいな、と感動するのは
心のどこかで、
植物が自分の知識をはるかに超えた存在であることを
無意識に思い出すからかもしれません。
***
そんな尊敬すべき植物と、
今年も感謝の気持ちを持って
謙虚に真剣に向き合っていきたいと思います。
だってあなたと私が会えるのも、
植物のおかげなんですから。
今年もどうぞよろしくお願いします。