今日はあっという間に時間が過ぎた気がした。

心の準備とか出来てないってば。

うわ~。告白なんてやっぱり無理だって…。

と、机にうつ伏せになって考える今は放課後。

たぶん、そろそろ私が寝てると勘違いしてるたぬきが起こしに来る…

ねる「りーさ!放課後になったよ!屋上行くんやろ?起きて!!」

ほらな…

理佐「寝てないから…」

ねる「え?そうなん?じゃあ、早く屋上行こ?」

理佐「ノリノリだね。」

ねる「だって、朝からずっと気になっとったやもん」

理佐「そんな楽しみにすることじゃないと思うけど…」

ねる「いいから!はやく!もう、遅いから先いく!!」

と、言って屋上へと行ってしまったねる。

理佐「あれ…?呼び出したのって私だよね…?」

平手「ふははww」

理佐「え?」

平手「あ、ごめんごめん!理佐の言葉が面白くて笑」

理佐「そう?」

平手「うん笑」

理佐「そっか…」

平手「頑張ってね!告白…」

理佐「え!?」

平手「私が知らないとでも思った?理佐がねるのこと好きなの。」

理佐「…」

平手「何年一緒に居ると思ってんだよぉ~!」

理佐「…ごめん」

平手「謝んな!!理佐なら大丈夫。頑張って!!」

理佐「ありがと…」

平手「ほら、ねる待ちくたびれてるだろうからはやく!」

理佐「うん、行ってくる。」







平手「…私なにしてるんだろ。笑
でも、お似合いだもん。頑張れ。」


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ねる「あー!やっときた!遅い!」

理佐「ごめん、平手と話してて。」

ねる「また?隠し事多かねぇ?」

理佐「いや、そーゆうのじゃないから。」

ねる「怪しい…」

理佐「ほんとほんと」

ねる「そっか。で、話ってなに?」

理佐「…単刀直入に言うね?」

ねる「ん?うん。」

理佐「…好き。私、ねるのことが好き。付き合ってくれませんか…?」

ねる「え…?」

理佐「正直な気持ち…聞かせて。」

ねる「…ごめん…聞こえんかった…もう1回。」

理佐「は?だから…好きなの。ねるが。
恥ずかしい…何か言ってよ…。」

ねる「私も…理佐のこと好きだよ?」


ねるが私に抱きついてきた。


理佐「ほんとに…?」

ねる「嘘つかん。」

理佐「あの…ありがと。」

ねる「こっちこそ、気持ち伝えてくれてありがと。めっちゃ嬉しくて…泣きそう。笑」

理佐「泣くか笑うかどっちかにしなよ。笑」

ねる「だって、だって、嬉しいんやもん。」

理佐「私の方が嬉しいんだけどなぁ…」

ねる「理佐から告白してくれるとは思わんかった」

理佐「ねるモテるから…正直焦った」

ねる「よく言うわ~ほんと!理佐の方がモテモテなんに!」

理佐「んなことない」

ねる「あるもん!」

「「あははは!!」」






これからもずっとこーして笑いあってたいね??

大好きだよ、ねる。