以前、統合失調症の疑似体験をするためのヘッドギアを装着したことがあります。
喫茶店に入ると、みんなが自分のことを見て
悪く言って笑っているような気がして
辛くなるような幻聴が聞こえてくるというもの。
見えてくる映像がCGのため、リアリティは薄い気がしましたが…
それが実際に自分の意思とは関係なく見え、聴こえてくるのなら
相当の心的ストレスであり、これに体感幻覚まで加わったりするわけで。
現実世界との接点が揺らいでくるのは当然だと思いました。
今日の研修は同じ疑似体験でも
「高齢者」がテーマ。
片マヒを体感するということで、
片方の腕や足の関節をぐるぐる巻きにし
さらに手首や足首におもりを付けます。
身体には前方におもりの入ったベストを着て
耳栓をし、白内障疑似体験用のメガネをかけます。
この状況で財布の中から小銭を出したり
杖をついて歩いてみたり、いろんな大きさや色の文字をモニターで見たり。
スーパーなどで買い物をしていると
レジで財布から小銭を全部ひっくり返してお金を数えている高齢者を見ます。
私はあまり急かしたりする性格ではないので
普段はにこやかに待っているのですが
自分がめちゃめちゃ急いでいるときなんかは
「うーん。」って少しだけイライラしてしまうこともあります。
そんな自分の身勝手さに気づき、反省した研修でした。
私だっていつかは「高齢者」になるんです。
うちのおばあちゃんだって、昔は私と海水浴してたのに
今では杖をついてよろよろと歩いているんだもの。
今の日本の平和に大きく貢献してくださった高齢者のみなさんを
大切に、敬っていくためにも、もっと多くの方にこの疑似体験をしてもらいたいです。