こんばんは。

今回ご紹介するのは秋川滝美さんの『いい加減な夜食』。

ドタバタラブコメディー的なものです。

なんちゃって料理をご賞味あれ。

 

 

 

内容:ハウスクリーニングのバイトをしていた主人公の谷本佳乃。

 

   帰宅してしまった料理人の代わりに、屋敷の主人に賞味期限切れの材料で

 

   「なんちゃってリゾット」を作ったことがきっかけで、

 

   専属の「夜食係」に。そこから始まるなんちゃって料理×ドタバタラブコメディー。

 

 

意外と本格的な「なんちゃって料理」。

 

私もいくつか作ってみたのですが、どれもおいしかったです。

 

中でも、印象に残っているのはドイツから来た女の子が故郷の味を求め、

 

どうしても「メッテが食べたい」という部分。

 

メッテとは、豚肉を特殊加工し、生のまま玉ねぎやブラックペッパーなどと混ぜて

 

パンに乗せて食べるパテの一種。日本ではなかなか手に入らないでしょうね…

 

駄々をこねる女の子を両親は叱るのですが、

 

佳乃はドイツにいたころの幼い時の自分を見ているように感じ、(日本食を恋しがっていた)

 

ネギトロを使ってメッテのそっくりさんを作り、問題を解決します。

 

豚肉の代わりにネギトロ…?と、少々不思議に感じますが、

 

生の豚肉ミンチとネギトロは似たような食感なんですって。知らなかった!

 

佳乃はドイツにいるとき、ネギトロ丼を恋しがってメッテに醤油をかけて食べていたそうで、

 

「ネギトロをメッテで代用できたんだから、その逆もいけるんじゃない?」というとこから

 

発想を得たそうです。私も半信半疑で実際に作ったことがあるのですが、

 

ネギトロだとは思えないほどパンに合うパテができました。

 

ネギの代わりに玉ねぎの微塵切り、ブラックペッパーなどを入れて混ぜるだけなので、

 

とても簡単に作ることができますよ。

 

『いい加減な夜食』はシリーズもので、現在外伝も合わせて五巻ほど出ています。

 

どれもなんちゃってだけど、心がこもっていておいしそうな料理ばかりです。

 

気になる方は、ぜひ。

 

 

 

 

 

 

秋川滝美さん、他にも『居酒屋ぼったくり』シリーズ、『ありふれたチョコレート』シリーズなど、

 

様々な飯テロ作品を世に出されている方です。

 

『居酒屋ぼったくり』シリーズでは、章ごとに、作中に登場した

 

日本酒の銘柄や産地などを載せたものがついています。

 

 

 

読んでおいしい、呑んでおいしい、という酒飲みにはたまらない作品ですね。

 

『ありふれたチョコレート』シリーズの二巻は舞台がアメリカに移り、主人公が

 

「日本で食べていたあのチョコレートをアメリカでも当たり前に食べたい!!」という

 

動機だけでひたすら奔走する話になっています。

 

皆さんにはそこまでしてでも食べたい食べ物、ありますか?