母の涙から、アップダウンはあるものの、

少しずつ前よりも随分気持ちが軽くなってきました。



色んな方の手術痕を見ながら、目を慣れさせてみたり、、、



手術をするまでの間、心臓には負担をかけてはいけないとの事で、

年明けまで、実家に帰ってゆっくりする事にしました。



姉が4時間以上かけて車で迎えに来てくれました!


ありがとう☆



姉が先日、私と同じ弁膜症の手術をしていた、

心臓病で有名な病院のテレビを見たときの話をしてくれました。

私も弁膜症で調べてそこの病院の事は知っていました。

ただ、私の住む街からは離れているし、

転院なんて手間がかかるし、、と思っていました。




すると、ひょんな事から、そこへセカンドオピニオンで行ってみない??

という話になりました。

まだ手術までには時間もあるし、

今住んでいる所からはまだ近いし、

そこならもしかすると小さな傷で手術が可能かもしれない。

出来る限りの事はやってみよう!!




この時私たちは、

セカンドオピニオンの意味をいまいち理解していなかったのでした、、、


正中開胸する事になった私は、

なんだか自分の事じゃないような感覚でしばらく頭がボ~ッとして、

時々涙が出てきたり、、、


そしてネットで正中開胸を調べたり、

手術痕を調べたり、、、


なんでこんな展開に?

始めは手術の必要はないと言われて、

いつかした方がから、早めにした方がになり、

それでも目立たない胸の下からで大丈夫と言われていたのに

正中開胸に変わり、、、


その度に自分で気持ち整理して来たけど、

今回の告白はさすがに堪えました。

なんでこんな目に遭わないといけないの!!と自暴自棄な気持ちにもなりました。



それでも毅然といつも傍にいてくれた母の存在はとても心強かったです。



ある時、外でご飯を食べている時に始めて母が手術の事について口を開きました。



若い内にこんな経験なんてなかなか出来ないよ。

それは、あなたが神様に選ばれたって証拠。

こんな痛い思いをして、大きな手術を乗り越えるんやから、

乗り越えた先にはあなたしか感じることのない喜びとか、思いとか、

素晴らしい成長が必ず待ってるから、、、

代償先払いを信じて、、、

傷は残っても時間と共に薄くなるし、何も劣等感を感じる必要もない。

それだけの事をあなたは乗り越えるんやから、

色んな思いの詰まった勲章やと思って堂々としてたらいいんやから!


ずっと毅然としていたのに、

母も複雑な思いは私と同じくらい胸に抱えてて。

必死で堪えようとする母の目に涙が見えました。



辛い気持ちは私だけじゃない。

母も自分の体でなくても我が娘の体に大きな傷が残る事に、

かなりのショックを受けたみたいで、

でも、そんな母の気持ちが、痛みを分かち合えたような感覚で、

そこから少しずつ受け入れられるようになりました。


痛みを知ってもらえる事がこんなにも支えになるなんて、、、

その時始めて痛みを知るという事がどれだけ大切な事なのか気づけた気がします。



私もこの手術を乗り越え、痛みを知って、

この先に同じような境遇になった方の為に、

自分の生きた言葉で、

元気を与えてあげられたら、

痛みを分かち合えたら、、、



母の言葉は私に勇気と希望と明るい気持ちをくれました!!



母、ありがとう、、、☆












退院してから4日後に、外来へ行きました。


退院ギリギリまで検査をしていた為、

外科の先生から手術についての説明を聞きに。



予約時間に行くと、同室で同日に退院となったおばちゃんもいらしてました。


少し違うけど、同じ弁膜症の手術をするおばちゃん。

二人とも来年手術予定だから、来年またお会い出来るかもね~

なんて言っていたけど、早速お会いできてなんだか嬉しい。



で、外科の先生からのお話は、予想外の展開に、、、



一通り、内科の先生から説明して頂いた内容の事を説明されました。


で、私の場合、、、



弁形成でほぼ行けると思います。

ただ、開けてみないと分かりませんが、

もし人口弁になった場合は生体弁の方がいいと思います。


そして、私の場合、弁が少しずれてて、

弁の右側が上になるように重なっている。

この場合、修正する箇所がたくさん出てくる為、

視界を大きく確保して手術をした方が確かなので、

正中開胸でした方がいいと思う。


技術がないわけではないので、どうしても胸の下でと言われれば

胸の下でやらせて頂きますが、

その場合、視界が確保出きず治しきれなかった場合は、

再手術の可能性も出てきて、その場合は確実に正中になるとの事。



もう、一瞬で頭が真っ白になり、

きつねにつままれたような気分、、、、



先生はいかにも外科の先生って感じで、

淡々と、どこか冷たい?割り切ったような口調で言われました。


そして、

「手段と目的を間違えないように、、、」と。



それはそうだけど、もう少し患者の気持ちになって話してくれてもいいのに。

手術だけすればいいんじゃなくて、もう少しメンタル面からもサポート出来る言い方というか、、、



この日、母も一緒に聞いてくれていたのですけど、

二人でブルー。



その時は解りました。としか言いようがなく、その場を後にしましたが、

部屋を出た瞬間、涙がポロポロ。

この後、手術前の検査が残っていたので

看護婦さんから外で待つようにと言われていました。

周りに人もたくさんいたし、

母はまだ泣かないの!!とでも言うような感じで私に合図しました。



その後、検査をしに2階へ向かう途中、

母もなんと声を掛けていいやらという感じで二人とも沈黙。

でも、堪えきれなくなった私は、お手洗い行って来ると言って、

お手洗いでしばらく大泣きしてしまいました、、、



確かに、内科の先生は確実とは言っていないけど、

外科の先生とも話してて、ほぼ胸の下で大丈夫でしょうって言われていたから、

まさか胸の真ん中で開胸になるなんて思いもよらず。



この時の衝撃は言葉では現せない、なんとも複雑な気持ちでした。