うちのご飯の7割くらいは旦那さんが作っている。
いや、8割くらいかな。
私は夜中に何度も起きる。
その間に朝ご飯や子供のお弁当を作っている。
これはほとんど私がすること。
だけど、起きられなくても別に怒られない。
その時はその時でどうにかなっている。
在宅の時の旦那さんはお昼になるとご飯を作りに
出てくる。
私はほとんど食べないため、自分が食べるものを作る。
だいたいはスパゲッティをゆでて出来合いのソースで
和えて食べている。
もしくは、ピザを焼く。
自分の分だけなので、そんなに負担はないようだ。
私が食べない、というのは、朝ごはんの後しばらくすると
きつくなって寝るためにお昼にいないことが多いため。
夜ご飯はほぼ100%旦那さん。
この時間も、お昼過ぎに起きた私が夕方近くには
きつくなって寝るために「ご飯ができた」と
旦那さんが起こしにくる。
それだけ寝ていたら夜眠れないだろうと思うかも
しれないけど、眠剤は決まった時間に寝るために
好きな時間に寝ることができる。
だけど長時間寝ることができないために、2,3時間寝ては
起きることを繰り返している。
病気になってからはずっとこの調子。
もう慣れたとはいえ、夜から朝までしっかり寝て
お昼は行動的になってみたいものだと思う。
食べることが大好きな旦那さんは、結婚した時から
食事の内容にはけっこううるさかった。
一汁三菜を心がけて作っていた私は、それでも
あまり気にせず、文句も言わず、一切の家事と
子育てを全部ひとりで行っていた。
パートに行きながら一人の子供を保育園に、
もう一人を小学校に送っていき、パートが
終わると保育園、その後に学童に迎えに行くことも、
自分が食べること、飲むこともままならない
状況でも「私の仕事」と考えて、旦那さんに
手伝ってもらおうとはい思わなかった。
頑張ったな、と思う。
一日30キロ近く自転車に乗っていた。
痩せることはなかったけど・・・。
そんな私が病気になり、今までできたいた
家事ができなくなってくると、だんなさんも
どうしていいか分からず、精神病の姉妹をもち、
その人を心から毛嫌いしていた旦那さんの両親から
離婚しなさい、と言われたのも当たり前の
出来事だったと思う。
病気になったといっても、できる限り家事を
頑張っていた私に、旦那さんは、それまで
言ったことがなかった言葉を吐くようになった。
「いつも冷たいご飯ばかり食べさせやがって!
俺が帰ってくる時間に合わせて魚でもさばけ!」
ご飯は子供が食べる時間に合わせて作る。
だから、夜中近くに帰ってくる旦那さんの
ご飯もお皿に盛り、帰ってからレンジで
温めて出していた。
洗濯ものの事も言われた。
子供の洗濯物が多い時期だったので、夜に
回して干し、朝も洗濯をしていたら、
「夜に洗濯なんかしやがって。お前は
おかしいんじゃないか!」
まだ元気だった頃、旦那さんの家に行った時、
家族の洗濯物が多かったので夜に洗濯をしていたら
「洗濯物はお日様にあてないと」と義母に言われた。
たぶん、いろんなことを義母からダメだしされて
いたのだと思う。
だけど、このことは、私達が元の家に戻り、仲良しだった
家族の皆が歓迎会を開いてくれた時に「夜に干さないと
朝の家事が間に合わない。仕事に行けない」と
「本当に?」と驚く彼に言ってくれたことで、旦那さんも
普通のことなんだ、と理解してくれたようだ。
今では、皆が揃えば夜に家の中に干すし、子供がバイトで
遅くなる時には夜中に私が洗濯をする。
そんな旦那さんの家事は、機械任せのことが多く、
自分が家事をするようになってから、ホットックックや
ヘルシオ、ルンバ、人感センサー、グーグルアシスタント、
スマートキーなど、やたら機械ばかりが増えている。
料理もクックパッドの手順通りをするので、いろんな
調味料がところせましとおかれていて、断捨離好きの
私は、醤油、酒、みりん、和風だしで和洋中を作って
いたから、幾つもある醤油のどれを使っていいかわからない。
旦那さんが忙しそうな時には夕飯も作ったりすることも
あるけど、予定していた食材がない、と文句を
言われるのであまり手を出さないでいる。
子供がバイトでご飯がいらない時には「夕飯どうする?」
と聞かれると、レンジでチンのスパゲッティやグラタンで
すませる。
料理を考えて作ることの大変さが分かっているから
旦那さんには楽をしてもらいたい。
子供が就職して家から出ていったら毎日そうなるかも
しれないけど、食べることにあまり興味がない私には
それでも全然構わない、と思っている。
旦那さんには感謝をしている。
無理にさせていることばかりではないと思うけれど、
私が気になるカビ汚れなどは、カビができないように
薬剤を毎週末にまいてくれるなどの対策をしてくれる。
彼が気が付かないところを、私はそっと手をいれる。
夫婦の関係ってそんなものでいいんじゃないか、と
私は思っている。
私の周囲にも離婚をしている人は思ったより多い。
一人や子連れでも生活していける人は、しかたなくでも
離婚をしてしまうのかもしれないけど、私は一人では
生活をしていけない。
だから、どんなに不満があっても彼の言うことに
ついていかないかなければならない。
それでも、今は、病気のことを理解しようとしていること、
その上でできない家事を手伝ってくれること、できくても
文句を言わないこと。
そんな優しさに私は救われている。
だから私も、自分ができること、彼が忙しくてできない
時にはきつくても頑張ろうと思っている。
そんな関係を続けていると、旦那さんと二人になっても
なんとかなるような気がしている。
私の母が認知症になって、家事をしてこなかった父が
奮闘している様子をみていると、これが夫婦の在り方
なんじゃないかと思えてくる。
「思いやり」
お互いがそう意識することによって、現在も将来も
思い描く生活も未来も、全然違ってくるのではないかと思う。