アドラー心理学は一般的な分かりやすい心理学である。
「嫌われる勇気」はベストセラーにもなったので
ご存知の方も多いと思うけど、難しい哲学的なことは
ほとんどなくて、自分の考えを照らし合わせ、なるほど、
と思わせてくれる言葉が多い。
その中で、アドラーは「トラウマはない」と言っている。
その考え方だけは自分の中で消化できず、過去に
起こった出来事がこんなに今の自分を苦しめていることに
どうオチをつけたらいいのか分からずにいる。
まだ旦那さんの親にも子供たちにも引っ越しのことは
伝えてないけれど、私たちの間では事柄は進んでいて、
旦那さんが学校に電話をして、昨日転入までに記入の
必要な書類が送られてきた。
でも私はその封筒を開けることができない。
仕事から帰ってきた旦那さんが開けて、私に
ここ見て、と冊子を差し出した。
学校関係のことが原因で病気を発症した私は
それを出されただけで心臓がバクバクしてきて、
読もうとするけれど、何が書いてあるのか頭に
入らなくて涙が出てきた。
ザワザワする?
と旦那さんに言われて頷く。
旦那さんはさっと書類を片づけて、学校のことは
全部自分がするから何もするな、と言った。
近所でも誰かが二人で話しているだけで
ドキドキして目を向けられないのに、この先
どうしたらいいのだろう?
これがトラウマじゃなければ何なのだろう?
深く傷ついた心を癒してくれるものなんてあるのだろうか?
それでも、アドラーの言葉を借りていえば、
私のこの気持ちは、もう学校に行きたくない、
お母さんたちと話したくない、同じように傷つきたくない、
という気持ちが、現在の心の状態を作り出している、
ということになる。
つまり、起こったことに原因があるのではなく、
これから起こるかもしれない事態を避けるための
行動を今起こしている、ということなのだ。
したくないことをしなくていい方法。
それがお腹が痛くなったり熱が出たりという状態
になったりする、らしい。
実に分かりやすい。
そうなのかなぁ?
ありえるかも。 と思う出来事もある。
というか、そう考えるほうが気が楽になるのだ。
辛い過去をひきずって、だから私はダメなんだ、と
思い悩むより、「したくないからしたくない」
そう言いきってしまうほうが周囲の人にも分かってもらいやすいし
下手な言い訳を並べ立てるよりいさぎいい。
しかし、社会的にはそんな主張は通用する訳はないし、
実際に辛く、眠れず、動けず、病院に通って薬を飲む生活を
続けている以上、そこには心理学では治らない
違う原因もあるのだと思う。
今日は2時半に目が覚めて、5時まで眠れないなぁと思いながら
暗闇の中にいて、5時からフルに動き始めた。
きつくて休み休み大掃除をしている。
休み休み・・・。
それでも動けるようになっただけで、今はいい。
トラウマが存在するかといえば、今日は、自分が作りだしている
だけの偶像で、前だけを見て歩いていきたい、という
気持ちになっている。