人と会うのがやたらと嫌な気分の日。

朝のゴミ出しは時間を気にしながらギリギリに出す。
そのほうが誰とも会わないですむ。

今日は時間の読めない月に一度のダンボールの日。
なので早目に少し遠い集積所まで重たいダンボールを抱えて歩く。

新興住宅地の朝は早い。
集団の話し声がして、ヤバイと思いつつも歩いていくと
ママさんたちが子供を送り出しそのまま集って話していた。

おはようございます。

一言声をかけて通り過ぎる。

おはようございます。

笑顔で挨拶されてなんだか落ち込んだ。

平気で元気でいられない自分自身を振り返ってしまう。
そんな気持ちはすぐに体調に表れてきつくて涙が出る。

だめだなぁ。

午後からは顔見知りの大工さんがきて、家の
リフォームについて相談した。

建築関係のことについてはなんでも安心して相談できる。
頼もしい仕事ぶりに、プロってこんな人のことを
言うんだなろうなと思った。

私が仕事をしたい、というようなことを話していて、
自分の言葉で今の自分を知ることがある。

仕事をするって、例えばお客さんと接するなら
何を聞かれても答えられるくらいの知識と
技術がないと始めることができない、というのが
今の私の考え。

でも、それってとても厳しい。
仕事をする前からその道のプロになるなんて
よほど今までしてきた好きなことじゃないと
無理だろう。

若い頃はそうじゃなかった。
したいことに突き進んで、チャンスがあれば
なんだってできると思っていた。

なんだってできる、は言い過ぎか。

失敗しない、手の届く範囲でやりたいことをしてきた。

うんうん、この表現のほうがあっている。

だから失敗も少なく、落ちこぼれた気分に
なることも避けて通れた。

でも、今は違う。

ただ家にいるだけなのに、私はダメだって
ずっと思っている。
何にもできない、って落ち込んでいる。

実に生産性のない、不毛な作業だと分かっていても
その道から一歩も踏み出せない自分がいる。

旦那さんがいない時間、誰とも会わず、誰とも
離さず、その結果疲れることも少なかった。

マイペースだったからかな?

そう言うと、旦那さんは、
そうだろうけどいつもそんな訳にはいかないよね。
と言った。

それはそうだろう。
誰とも関わらず好きなように生きて、でもお金を
稼がなきゃいけないから仕事はしたい、なんて
都合のいいことはできない。

きつかったら休ませて。

そんな働き方、ないだろう。
だからこの精神状態をなんとかしないといけない。

でもこれって精神状態の問題なの?
このきつさってマジいらない。

これが今の私。現実の私。

焦るな、騒ぐな、落ち着け。
どうしようもない現実にも目を逸らさずに
歩いて行け。
と言うことしかできない私。

しゃーないね。
マイペースでマイワークをこなすのだ。