今日も朝から気分がもやもやしていた。

というのも、息子に送った私のメールが

ここ数日開かれてなくて、電話をかけても

通じなかったからだ。


さては何か言われた?

パパに子供達から電話がかかることを

言わなければよかった・・などとこれまた

悪いほうへ考えてしまって、このまま

息子がいきなり「ママと話すなんでウザイ」

と言ってきたり「ママと話すと怒られるから」

なんて言ってきたらどうしようかと思った。


もやもやはとれないまま、両親に連れられて

落語を観に行った。町の記念式典で行われる

落語会だけれど、初めて行ったホールはこの

人口にしては立派なもの。少し驚いた。

落語はといえば、元々早口お笑い系は全く

笑いのツボが理解できない私。ハハハと笑う

おじいちゃん、おばあちゃんに交じって笑う

こともできず、途中で隣の図書館へと退散した。

娘から着信があったので電話をしてみるとでない。

またかけなおすことにして、落語を観終わった

両親と家路に着いた。

昼食は、私が出かける前にセットしておいた

炊き込みごはんと具だくさん味噌汁。

食べ終わると父は筍堀り、母はわらびとりにでかけ

私は子供に「読んで感想を聞かせて。面白かったら

読むわ。」と言われた本を読んでいた。


今週は「西の魔女は死んだ」「少女は卒業しない」を

読み、今日から「島はぼくらと」を読み始め、それが

終わると「幕が上がる」が待っている。

読書の世界に少しずつ没頭できるようになったので

雑誌で「Book of the year 2014」を特集したのを

借りてきた。自分では触手が出ない本でも

読書家が推薦したものなら面白いだろうととりあえず

読むことから始めようと思っている。


そうこうしているうちに夕方になったので、布団を敷き

外では両親が作業をしているので夕食の準備に

とりかかった。余っているものは蕎麦一袋。

3人では少ないので汁物にすることにして畑に

なばなを取りに行った。父が私に「ホウレンソウを

全部取ってしまえ」と言ったのでホウレンソウも

収穫した。さて何をしようと一瞬考えたけど

今日は卵を食べていないのでキッシュを作ることにした。

パイ生地を作るも、キッシュ皿なんておしゃれなものは

ないのでステンレスのボールに生地を張り付けて

卵液を流し込んだ。あとは焼くだけ。

料理は一度手順を覚え何度か繰り返せば自然と

身についてくものだ。

その感覚を病気になって初期の段階で失った。

台所に入ることもできなくなった私は自分に

何が起こっているのかわからず唖然としていた。


料理ができなくなる、お風呂に入れなくなるは

うつ病の患者さんに共通して聞く言葉。

なぜだかわからない。とにかく「作れない」

「キッチンに入れない」のだ。

無理にしようと想像するだけで耐えがたい感覚が

全身を襲う。無理だ、無理だ、絶対無理だ!!!

地球に何が起ころうと絶対に不可能なことだと

思えてくる。そしてそんな自分を憂い死にたくなる。


そんな感覚を思い出しながら、でもここ2か月の間に

急速に抵抗感が減ってきて、体が少し楽な日は

調理師だった頃の自分を懐かしく思い出しながら

料理を作る。


そうそう、こうして料理を作る前、息子から娘の

携帯で電話があった。

着信の名前を見て出るとなぜか息子の声。

「あれ、○○は?」という私に「○○だよ」という

息子。ママをだまそうなんて1000年早いわ!

それからペットを飼いたいなんていう息子と

小動物について2時間話した。

その途中勉強やパパの話になるとたちまち

声が沈んでくる。勉強いなんだろうなぁ・・。

無理やりさせてきたもんね、この2年。

子供たちの勉強をすることへの嫌悪感を

夫も義両親も気づいていない。

ひたすら子供たちに勉強することを強要

してくる。逆らえない子供たちは見かけは

している素振りをするけれど、本当は勉強

そのもを嫌いになっている。

私はそんな子供たちを励ます。その努力が

少し実ったのか、娘は最近塾が終わっても

自習室で勉強するようになってきた。

向こうの家族はそれを「意欲が出てきた」と

喜んでいるみたいだけど、誘導する私の

努力がなかったらおしまいだぞ"(-""-)"

影法師のように子供たちに寄り添う私を

何もできない厄介者扱いにしないでもらいたい。


とにもかくにも、子供からの電話で胸の

もやもやはとれて料理のスタンバイにとりかかる

ことができた。

数日前から電話が通じなかったことの真相は

息子が説明書と電源を入れるためのペンを

失くして電源を入れる方法がわからなかったから。

事の真相なんて案外こんなもんだ。


料理をちょこっとして、のんびりと家で一日を

終える(両親にあまり文句を言われることもなく)

ことができそうでよかった。


こんな何気ない日々の中でも、いなくなりたい

と思うのはなぜなんだろう?

世界は変わらないのに、自分だけが変わったことに

気づかないのはなぜなんだろう?

自分を客観視できれば少しは死にたい気分が

楽になるのに、例え人から楽になる方法を教えられた

としても、そんなこと不可能だとしか思えない。

これもこの病気の特徴だ。

世の中の自殺者の何%が鬱の人なのか知りたい。

最近テレビでも同じようなことを言ってるのを耳にする。

眠れない、料理ができない、風呂に入れない、

死にたい、体がうずうずする、手が震える、

読み書きができなくなる、テレビが見られなくなる、

音楽が聴けなくなる、幻聴が聞こえる。その他にも

いろんな共通点がこの病気にはある。これだけの

変化が体に起こっていてその原因が分からない

なんて本当に厄介な病気だ。そのうえ、本人の

苦しみを更に加速させるかのような世間一般の

扱われ方、偏見。これじゃあ治るものも治らないよなぁ

なんて当然思うけれど、2年間という、この病気では

短い期間でここまで回復している自分はラッキーだと

思うしかない。

そして、いつか子供たちと一緒に暮らせる日を実現

するべく行く先を見据えて行動していくのだ( `ー´)ノ