植物の日本名は、通称や俗称でして、
特別な規約は、ありません。
 
ザクロと書けば、怒られます。
正しくは、ハナザクロであると。
 
通称や俗称ですから、
正しいと、主張する根拠が、わかりません。
 
 
   そうかと言って、
   ラテン語化された学名が、
   みんなの取り決めの故に、正しいと、
   主張する根拠も、ありません。
 
   みんなが取り決めた覚えなどは、ない。
   
   全人口の0.001%ほどの、
   国際植物学会議という名の同好会が、
   勝手に主張しているだけです。
 
   法律が、その取り決めを追認したり、
   その会議を規定したりすれば、
   正しい根拠と、言えるでしょうか。
 
   植物の名前が、
   選挙の争点になった覚えもなければ、
   法治主義で行くと、
   国民が決めた覚えもありません。
 
   現代日本の政治制度は、
   ごく僅かの、幕末の志士たちと、
   第二次世界大戦後の進駐軍が、
   勝手に作り、暴力により、
   日本人に強制しただけです。
 
   その後の国政選挙により、
   国民が追認しているも、同然ですが、
   いくら、自分や他人が同意しても、
   正しい根拠と、言えません。
 
   民主主義により、
   数学や科学技術の問題が、解けると、
   わたしは、思わないだけでなく、
   自分が見て触り、
   直接に経験した事実も、間違いないと、
   確信します。
 
 
数学の規則性や、科学技術の事実に比べて、
直接に知覚した現実は、再現性に乏しく、
努力すれば、再現できますが、
自然には、再現されません。
 
ほとんどは、意図しなければ、
2度と再現されません。
 
そんなことを言えば、
飛行機を作り、科学技術が空を飛ぶ事実も、
意図して努力しなければ、再現されません。
 
数学の規則性は、
ほとんどの人が、理解できないだけでなく、
科学技術のような事実により、
再現が検証されなければ、
正しいと、認められません。
 
意志により、
破綻をきたさずに、再現されなければ、
数学の特定の教条が、
論理法則と言われる規則性であるとは、
認められません。
 
意図しない自然の規則性を信じる人は、
精神科医と精神障害者のように、
いつまでも、共食いを続けるでしょう。
 
性転換をしたい人が、医師免許を取り、
麻酔事故を起こすのは、
精神障害者が精神科医になるくらいに、
よくある話です。
 
 
   みんなが主張すれば、正しいのなら、
   ホロコーストも正しく、
   嫌(いや)な奴を、
   精神病と、強制的に診断して、
   法律に拠らずに、医療に拠り、
   超法規的に、
   全人口の1%の人の人格を、
   不可逆的に破壊する世界や日本の
   現状も、正しいことになります。
 
   刑事裁判では、公開の場で、
   証拠や証明を示さなければ、
   人を、
   強制的に罰することができないのに、
   精神科の医療では、密室の中で、
   証拠や証明もなく、
   人を、強制的に痴呆にしても良いと、
   みんなが信じる根拠が、ありません。
 
   嫌(いや)な奴が、
   精神病院に隔離されて、
   廃人にされれば、いい気味と、
   世間一般の人が、感じているだけです。
 
 
植物の名前も、そうですが、
言葉とその意味は、
権力の争奪戦のようなものです。
 
その帰趨を、読み違えると、
ザクロと書いただけで、
正解はハナザクロだから、こいつはアホだと、
謗(そし)られます。
 
植物の名前だけでなく、
物事(ものごと)や概念の名前の流行が、
人殺しの争いに直結していることを、
ほとんどの人は、理解できません。
 
記号論理学を見れば、
事実の特定や概念の名前が、
哲学の根本問題であると、
すぐにわかるのですが、
ほとんどの人は、わかりません。
 
記号論理学が、ロマン主義に叛旗を上げて、
コンピュータを作ったイギリス経験論の
旗頭であったことを、
現代人は、ほとんど知りません。
 
精神医学や進化論が、
ロマン主義を支えた核心の理論であり、
フランス革命から、2度の世界大戦や、
共産主義革命やホロコーストなどを経て、
ロマン主義が崩壊したことを。
 
コンピュータが、1946年に実用化されたと、
現代人の多くが知っているのに。
 
正しいとする根拠を問うのは、
知覚の根拠を問うのと、同じですが、
知覚や論理法則の規則性の根拠に、
現代人は疑問を感じません。
 
 
   ザクロは、西アジアの乾燥地帯の
   オアシスの町の果樹ですので、
   たくさんの品種があり、
   その一々を、
   わたしは識別できないだけでなく、
   名前も知りません。
 
   日本には自生しませんので、
   それぞれの品種に、
   一々、日本名があるとは、思えません。
 
   ハナザクロという品種名があるとも、
   一般に流通しているとも、知りません。
   
   知らないことを怒られても、
   屁とも思いませんので、あしからず。