【北風吹】 中国の歌劇 "白毛女" の主題歌
歌 : 田華
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北風那箇吹 雪花那箇飄 風天那箇雪地両隻鳥
鳥飛那箇千里 情意那箇長 双双落在樹枝上
鳥成対 喜成双 半間草屋做新房 半間草屋做新房
有銭人結親講穿戴 我爹没銭不能買
扯上了二尺紅頭縄 対着鏡子扎起来
唉唉扎呀扎起来
風巻雪花在門外 鏡子裏頭鮮花戴
鮮花挿在心頭上 年年月月開不敗
唉唉鮮花開不敗
嫌(いや)と言うほど聞かされた歌です。
貧乏だから、馬鹿にされて、虐(いじ)められたので、
仕返しをしてやる、という革命。
ヒロインの趙喜児(チャオ・シーアル)は、
美貌の娘ですから、エステティックです。
どうして、不細工で貧乏で、あほの気違いの女が、
虐(いじ)められないのかしら。
中国の革命家は、美女と賢さと権力が、欲しかった。
毛沢東は、お金なんか、要(い)りませんでした。
劉少奇や�ケ小平は、お金も欲しかった。
わたしは、
フランス革命やロシア革命や中国革命が、大好きです。
嫌(いや)な奴の首を、ギロチンで切り落として、
脳みそやお肉を食べると、お腹が一杯になります。
あほや気違いや不細工や貧乏が、
支配階級を殺して、権力を握らなければ、
面白くありません。
平忠盛も、
伊勢の瓶子(へいし)は酢瓶(すがめ)なりと、
笑われました。
酢瓶って、眇(すがめ)の、ひんがら目です。
下克上でなければ、なんのために生まれて来たのか…
共産主義革命やフランス革命や市民革命は、
物足りません。
順調に一流大学を出て、エリートになり、
最初から美男美女で、優しく賢いから、
みんなに慕われて、お金持ちなんて、
屁(へ)の突っ張りにも、なりません。
いくら長生きをしても、すぐに死ぬのに、
何が恐いのかしら。
人生で最も大切なことは、
すべての価値が、覆されるのを、見ることです。
そのために、
すべての価値を、わざと覆さなければいけません。
覆されない価値が、
この世の中に、たった一つでもあっては、いけません。
わたしは、アフガニスタンやスーダンで、
死体ばかりを運ばされて、人生が変わりました。
人間は重たいので、
肥料やお肉に加工するのが、合理的です。
北風が吹き、雪が舞い、二羽の鳥が、想いを乗せて飛ぶ。
枝に止まり、夫婦になれば、
草葺(くさぶき)の新居に、重なる喜び。
うちは貧乏なので、華やかな衣裳は要(い)らない。
赤い紐で髪を結ぶのが、新年の喜び。
戸外は、雪に風。鏡に映るのは、赤い髪留め。
心の花は、いつも鮮やか。
