2度目の生検が終わって退院してから、1ヶ月弱、ゆっくり過ごすことができた。
始めの10日くらいは、術後の痛みで、動き回ることはできひんかったけど、8月に入ってしばらくしてからは、出掛けたりもできるようになった。
お盆にはお兄ちゃん、お姉ちゃん、それぞれの家族たちも帰ってきて、毎年恒例のバーベキューをしたりもした。
そして、入院の日。
闘病が始まってから、6クールで終わると思っていた治療が8クールになり、それでも消えずにまた治療。
それも効果があまり出ずにまた手術。
ずっと終わりが見えへんようになっていたから、もうあと移植で終わるんやと思うだけで、自然に頑張る気持ちが湧いた。
自家移植をする前には、徹底的に今の血液細胞を抗がん剤で破壊する。
それだけ強い抗がん剤を使うということ。
やっぱり怖い。
骨髄移植ではないから、拒絶反応とかっていうのはないけど、副作用が予想できひんから怖い。
もちろん今まで以上に骨髄抑制も起きるから、クリーン管理のできる個室に入った。
更にアイソレーターも付いていた。
8月27日からMEAMという前処置を6日間して、移植は9月3日という流れ。
どうしても心構えが欲しくなる。
「大丈夫!がんばれるよ(^_^)b」
って笑っていられる準備がしたくなる。
でも読めば読むほどに恐怖(>_<)
特に、最終日のアルケランはある方のブログに、〝悪魔の抗がん剤〟と名付けられていた。
アルケラン…
なんか可愛らしい名前やのに、恐ろしいんやなぁ…。
あたしは最終日にやってくるから、〝ラスボス〟と名付けた。
もう最後になるかな?って話しながら、カテーテルをいれてもらって、準備は整った。
最終章。
始まります。