高松宮記念考察
久々のエントリーで恐縮です。
今年の高松宮記念は新コースになり予想困難ですね。
私なりにコース特長を考えてみました。
【新中京競馬場1200mコース解説】
向う正面からスタートし、最初のコーナー(3角)までの距離は約300m強。3角~4角のコーナー部が500m弱で、ラスト直線が412m。
ゴールまで残り340m~残り200m辺りまで急勾配約2mを一気に駆け上がり、平坦200mがラストゴールまで続く、かなりの変則コースにリニューアルされた。
通常スプリント戦であれば、2ハロン目からトップスピードに入り、3ハロン目→4ハロン目とそれほどスピードは落ち込まず、ゴールまでバテずに一気に駆け抜けるのが特長。
しかし、このコースは2ハロン目の後半から4ハロン目まで3角+4角のコーナー部であるために、サラブレッドがトップスピードに乗れる部分で減速してしまう特長があるようです。
【新コースラップ検証】
前週までの新中京コース6F戦(6鞍)母数は少ないが傾向を探っていこう
12.0 10.9 11.7 12.2 11.4 12.2=1.10.4パノラマ
12.2 10.9 11.6 11.9 12.1 12.3=1.11.0刈谷
12.5 10.8 11.9 12.0 12.1 12.2=1.11.5未勝利
12.3 10.8 11.6 12.2 12.2 12.9=1.12.0四歳500万
12.3 11.1 11.5 11.9 12.0 12.5=1.11.3はなのき
12.5 11.0 11.7 12.4 12.4 12.8=1.12.8未勝利
他コースの上級レースとの違いを検証しますと、
12.1 10.8 10.7 10.7 11.4 12.2=1.07.9/11年高松宮
12.0 10.2 10.8 11.2 11.5 11.7=1.07.4/11年スプリンターズ
12.0 11.0 11.1 11.0 11.3 11.9=1.08.3/12年シルクロード
↓↓
各区画のラップ割合をパーセンテージで記すと、
上段は1F-1F-1F-1F-1F-1F
下段は2F-2F-2F
( )内は前の2ハロン合計タイムとの差
11年高松宮記念
17.82%→15.91%→15.76%→15.76%→16.79%→17.97%
33.73%→31.52%(-2.21%)→34.76%(+3.24%)
スタート直後に3角に突入の為ブレーキは掛かる。コーナーを緩やかに下りながら(直線ゴールまで200m辺りまで下り)そこから150m程度急坂1.8mを登りゴール。
11年スプリンターズ
17.80%→15.13%→16.02%→16.62%→17.06%→17.36%
32.94%→32.64%(-0.30%)→34.42%(+1.78%)
下りスタートで3角までそれほど距離はないが、緩やかなカーブの為、テン+中盤は速い。更に4角も下りながら、ゴール前200m地点急坂2m強の登ってゴール。
12年シルクロード
17.57%→16.11%→16.25%→16.11%→16.54%→17.42%
33.67%→32.36%(-1.32%)→33.97%(+1.61%)
スタートし120m辺りから淀の坂に突入の為、前半は遅い。3角回りながら、スタートして400mを越えた地点から下りに入り、4角からゴールまで平坦。スピードに乗って一気にゴール。
★12年新中京コースの平均ラップ(割合%)
17.20%→15.27%→16.32%→16.92%→16.83%→17.46%
32.47%→33.24%(+0.77%)→34.29%(+1.04%)
2ハロン毎の割合(前2ハロンとの差)
高松/33.73%→31.52%(-2.21%)→34.76%(+3.24%)
スプ/32.94%→32.64%(-0.30%)→34.42%(+1.78%)
シル/33.67%→32.36%(-1.32%)→33.97%(+1.61%)
中京/32.47%→33.24%(+0.77%)→34.29%(+1.04%)
上の三つのレース(11高松宮、11スプリンターズ、12シルクロード)は最初の2ハロンよりも真ん中の2ハロンの方が速い。所謂中盤でトップスピードに乗っている証拠。
テンも速い11年スプリンターズSは0.3%(約0.2秒)の加速でしかないが、11高松宮・12シルクの2レースは1.3%(約0.9秒)~2.2%(約1.5秒)の加速をしている。
新中京コースで先週までに施行されたスプリント戦(6按)はこの区間で0.7%ものタイムをロスさせている。
テン2ハロンは上記の上級レースよりも一番割合が少ないと言うことは、最初の直線約300mで激しい先行争いの結果からであろう。
その後スピードに乗りきる前に3角に突入+4角のコーナー部でも加速が生じず、クラスの違いはあれど、前2ハロンとの差は約0.4秒~1秒も遅くなっている。
他コースはこの部分でトップスピードに乗るが、中京1200mは中盤でトップスピードに至ってない。
この部分の減速は直線急坂に備えた「溜め」とも思われるが、実は2m下りながらのコーナー部分で外に膨れることを避けているのかも知れない。
ラスト2ハロンは11年高松宮が急坂もあり34.7%まで掛かったのに対して、11年スプリンターズSは34.4%とそれほど落ちていない。12年シルクロードは33.9%でスピードは減速しない!
問題の新中京コースは、上記と同じように34.2%時計は掛かる。これも急坂の影響だろうが、前の2ハロンで加速が生じてない割には時計が掛り過ぎとも取れる。
コーナーを回りながらの加速では無く、直線向いてからの急加速の為、ギアチェンジが間に合わない、更に急坂であるためこの区間の時計は掛かる。
ラスト1ハロン(ゴールまで200m)は直線向いてからの急加速だった為にまだ余力が残っている。
おさらいすると、スタートから3角まで先行争い激化でテン2ハロンは速い。
しかし3角から4角まで下りでありながらも小回りコースである為に遠心力で外に膨らむことを恐れ、真ん中2ハロンは溜めが生じスプリント戦にしては中盤2ハロンが遅い。
4角回って直線約200m部分は急坂であるのに、前の1ハロンよりも速い。
この部分で相当な急加速が生じていると思われます。ラスト200mは中盤で脚を使ってない+前のハロンで急加速がそのままスピード乗っている為にそれほどタイムは落ち無い。
私見だが、「中山のスピードで一気に押し切る底力タイプ」や「京都のような坂下りからの持続力タイプ」とは違い、「ローギアから一気にトップギアまで入れられる瞬発力に秀いでたタイプ」が好走するのではないかと思います。
上の割合で今年の高松記念のラップを想定しますと
<例えば優勝タイム1.08.5秒の場合>
11.8 10.5 11.2 11.6 11.5 11.9=1.08.5
22.2 22.8 23.4
<11年高松宮記念>
12.1 10.8 10.7 10.7 11.4 12.2=1.07.9
22.9 21.4 23.8
<11年スプリンターズS>
12.0 10.2 10.8 11.2 11.5 11.7=1.07.4
22.2 22.0 23.2
<12年シルクロードS>
12.0 11.0 11.1 11.0 11.3 11.9=1.08.3
23.0-22.0-23.2
ラスト2ハロン目は前ハロンと0.1秒速く、ラスト2ハロン目がまんま急坂部分でなければおそらく11.0秒程度になるだろうか。となると前後差は0.6秒程度の加速が生じる。
たった200mの短い距離でこれだけの瞬発力が必要になる。要はテン2ハロンは「急」、中盤2ハロンは「緩」、ラスト2ハロンは「極急」と2度ギアチェンジが必要になります。
他の3レースはラスト2ハロン目で+0.3秒~+0.7秒と止まり、更にラスト1ハロンは+0.2~+0.8秒も掛かり止まる。(急→急→緩)
結局、11年高松宮・スプリンターズS、12年シルクロードSとは全く違う資質が問われるレースに変貌すると言うこと。
直近前哨戦の内容・着順に捉われず、テン2ハロン「急」+ラスト4ハロンの「緩・急」である新中京コースの傾向に合致するレースを探す手法で予想構築したいと考えてます。
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