最後の人魚。
~人間と人魚の物語~
とある海で、少女が行方不明になった。
「生きて帰ってはこれないだろう」
そう家族は覚悟していたが、3日後に少女が海亀の背中に乗って帰ってきた。
「海の王様が助けてくれたんだ!!」
少女は楽しそうに語る
両親は
「娘は狂ってしまった」
と、思い込んでしまった。
世間には、「娘は死んだ」と発表した。
戸籍も消してしまった・・・
少女は事実上、「存在しない者」となり、
少女は自分の部屋から出られなくなった・・・
外出は年に1度。
行き先はいつも海
・・・の近くのプール。
少女は思う
「いつか大きな海で泳ぎたい!」
それは叶わぬ夢・・・
「海」と単語を言っただけで両親が物凄い勢いで怒りだすのだ。
「行きたい」などと言ったら大変なことになるだろう
行くなんて無理・・・
そう決め付けていた。
・・・気がつくと、少女は家出の計画を立ていた
後は実行するのみと言う段階で計画書を無くしてしまった・・・
正確に言えば隠し場所を忘れたのだ。
*
5年後・・・
部屋の掃除をしていると
古いクマのぬいぐるみが出てきた。
背中にはファスナーが在り、
中には紙切れが・・・
昔無くした家出計画書だ。
幼い私にしては良く書けてるな・・・
勧奨に浸っていると、部屋のドアがノックされた。
ママだ・・・
「おやつよ~!」
はーい!!
一応元気に返事をしておく
おやつ食べながら、お小言はご免だ。
階段を下りていると、ふと思いつく
・・・計画書、少し手を加えれば完璧だな
つい顔がニヤけてしまう。
この地獄の様な生活にグッパイだ。
「今日のおやつはなあに?」
いつものケーキに決まってる
「さぁ、何でしょう??」
ママ、その台詞飽きたよ・・・
「じじゃーん!!」
・・・やっぱりケーキ
「わぁ~~!!」
目を輝かせ歓喜の声を上げる
勿論、演技・・・
不味いママのケーキを「いつも美味しいね!」と笑ってみせる。
ママは至福の瞬間。
私には最悪の瞬間。
いい加減気づきなさいよ・・・
「じゃあ、私勉強してくるね~」
甘くて渋い紅茶で不味いケーキを胃に流し込み、微笑む。
階段を駆け上がり、部屋に鍵を掛ける
鞄に最低限必要な物を詰め込んでゆく。
「アレとソレと・・・あっ!コレも!!」
携帯は置いて行くことにした。
GPS機能使われたら水の泡だ
後は計画を立て直すだけ。
昔の計画は、
ママが昼間、買い物に行ってる間に荷物を倉庫に隠す
↓
ママが飲み会などに行ってる間に正面突破!!
今はセキュリティーシステムが有るから不可能。
・・・パパは来週、出張があっていない。
しかも、出張期間中にママが3泊4日の旅行に行ってしまう
絶好のチャンスだ!!
セキュリティー切って逃げ出してやる・・・
*
「じゃあ、行ってきます」
車の運転席からママが笑顔で手を振る。
「行ってらっしゃい。お土産よろしくね!」
最後だし笑顔で送り出してやろう
ママ、行ってらっしゃい
そして、さよなら・・・
二階のベランダから車を見張る。
ママの車が大通りに出たのを確認してから、私は手紙を書き始めた・・・
大嫌いなママ、パパへ
貴方たちの茶番に付き合うのはもう飽きました
私は貴方たちの人形ではありません。
心を改めてももう遅いよ
二度と会うことは無いでしょう
さようなら
「よしっ!!」
机の上に手紙を置き、セキュリティ解除ボタンを押す
ポチッ
・・・頼りない音だな~
そんなことどうでもいいのか
じゃあ・・・
出発ぅ~~!!!
*
私は自由になった
とっても嬉しかった!!
行き先は海。
行き方は電車?って乗り物。
「切符」ってのを買って乗るらしい
「地下鉄」ってなんだ??
ネットで買った本を読むと
「バス」「電車」「飛行機」
と、3つの単語が良く出てくる
分からない・・・
「困ったときは交番へ!」
絵本の台詞を思い出し交番に行ってみる
*
「あのぉ・・・」
緊張するなー
『はい、どうしました?』
こわ・・・
「海に行きたいのですが、ここからどう行ったらいいのでしょうか??」
これでいいんだよね?
『海・・・ですか!?』
なぜ驚くんだ??
『クク・・・アッハハハハハ!!!』
警察官は突然笑い出した
「ふえぇぇぇぇ?」
なんなんだ!?
『海はこの道を右に真っ直ぐ50メートルぐらい進んだところだよ』
笑いながら教えてくれた
「ありがとうございました。」
50メートルって・・・遠いのか近いのか分からない
言われたとおり進んで行くと、目の前に広がる大きな水溜り。
・・・これが、海??
どこまでも碧い広いただの水溜り
どこか懐かしい気がする・・・
何故?
涙が止まらないよ。
誰か教えてよ・・・
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
こんばんわ
自作小説が良い所まで行ったんで一応UP。
人魚はこれから出てきますよ~
・・・今回は完結させられるかな??
~人間と人魚の物語~
とある海で、少女が行方不明になった。
「生きて帰ってはこれないだろう」
そう家族は覚悟していたが、3日後に少女が海亀の背中に乗って帰ってきた。
「海の王様が助けてくれたんだ!!」
少女は楽しそうに語る
両親は
「娘は狂ってしまった」
と、思い込んでしまった。
世間には、「娘は死んだ」と発表した。
戸籍も消してしまった・・・
少女は事実上、「存在しない者」となり、
少女は自分の部屋から出られなくなった・・・
外出は年に1度。
行き先はいつも海
・・・の近くのプール。
少女は思う
「いつか大きな海で泳ぎたい!」
それは叶わぬ夢・・・
「海」と単語を言っただけで両親が物凄い勢いで怒りだすのだ。
「行きたい」などと言ったら大変なことになるだろう
行くなんて無理・・・
そう決め付けていた。
・・・気がつくと、少女は家出の計画を立ていた
後は実行するのみと言う段階で計画書を無くしてしまった・・・
正確に言えば隠し場所を忘れたのだ。
*
5年後・・・
部屋の掃除をしていると
古いクマのぬいぐるみが出てきた。
背中にはファスナーが在り、
中には紙切れが・・・
昔無くした家出計画書だ。
幼い私にしては良く書けてるな・・・
勧奨に浸っていると、部屋のドアがノックされた。
ママだ・・・
「おやつよ~!」
はーい!!
一応元気に返事をしておく
おやつ食べながら、お小言はご免だ。
階段を下りていると、ふと思いつく
・・・計画書、少し手を加えれば完璧だな
つい顔がニヤけてしまう。
この地獄の様な生活にグッパイだ。
「今日のおやつはなあに?」
いつものケーキに決まってる
「さぁ、何でしょう??」
ママ、その台詞飽きたよ・・・
「じじゃーん!!」
・・・やっぱりケーキ
「わぁ~~!!」
目を輝かせ歓喜の声を上げる
勿論、演技・・・
不味いママのケーキを「いつも美味しいね!」と笑ってみせる。
ママは至福の瞬間。
私には最悪の瞬間。
いい加減気づきなさいよ・・・
「じゃあ、私勉強してくるね~」
甘くて渋い紅茶で不味いケーキを胃に流し込み、微笑む。
階段を駆け上がり、部屋に鍵を掛ける
鞄に最低限必要な物を詰め込んでゆく。
「アレとソレと・・・あっ!コレも!!」
携帯は置いて行くことにした。
GPS機能使われたら水の泡だ
後は計画を立て直すだけ。
昔の計画は、
ママが昼間、買い物に行ってる間に荷物を倉庫に隠す
↓
ママが飲み会などに行ってる間に正面突破!!
今はセキュリティーシステムが有るから不可能。
・・・パパは来週、出張があっていない。
しかも、出張期間中にママが3泊4日の旅行に行ってしまう
絶好のチャンスだ!!
セキュリティー切って逃げ出してやる・・・
*
「じゃあ、行ってきます」
車の運転席からママが笑顔で手を振る。
「行ってらっしゃい。お土産よろしくね!」
最後だし笑顔で送り出してやろう
ママ、行ってらっしゃい
そして、さよなら・・・
二階のベランダから車を見張る。
ママの車が大通りに出たのを確認してから、私は手紙を書き始めた・・・
大嫌いなママ、パパへ
貴方たちの茶番に付き合うのはもう飽きました
私は貴方たちの人形ではありません。
心を改めてももう遅いよ
二度と会うことは無いでしょう
さようなら
「よしっ!!」
机の上に手紙を置き、セキュリティ解除ボタンを押す
ポチッ
・・・頼りない音だな~
そんなことどうでもいいのか
じゃあ・・・
出発ぅ~~!!!
*
私は自由になった
とっても嬉しかった!!
行き先は海。
行き方は電車?って乗り物。
「切符」ってのを買って乗るらしい
「地下鉄」ってなんだ??
ネットで買った本を読むと
「バス」「電車」「飛行機」
と、3つの単語が良く出てくる
分からない・・・
「困ったときは交番へ!」
絵本の台詞を思い出し交番に行ってみる
*
「あのぉ・・・」
緊張するなー
『はい、どうしました?』
こわ・・・
「海に行きたいのですが、ここからどう行ったらいいのでしょうか??」
これでいいんだよね?
『海・・・ですか!?』
なぜ驚くんだ??
『クク・・・アッハハハハハ!!!』
警察官は突然笑い出した
「ふえぇぇぇぇ?」
なんなんだ!?
『海はこの道を右に真っ直ぐ50メートルぐらい進んだところだよ』
笑いながら教えてくれた
「ありがとうございました。」
50メートルって・・・遠いのか近いのか分からない
言われたとおり進んで行くと、目の前に広がる大きな水溜り。
・・・これが、海??
どこまでも碧い広いただの水溜り
どこか懐かしい気がする・・・
何故?
涙が止まらないよ。
誰か教えてよ・・・
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
こんばんわ
自作小説が良い所まで行ったんで一応UP。
人魚はこれから出てきますよ~
・・・今回は完結させられるかな??