楽しかった高校を卒業し、専門学校で福祉関係の資格を取り、20歳で働き始めたが、仕事は激務で当番や会議等で毎日クタクタになっていた。![]()
暖かい家庭に憧れていた私は、結婚して早く家を出たいと思っていたが、母が私を手放さなかった。それでも職場まで遠かったので、少しでも近いところに引っ越したいと嘆願し、やっとのことで私は念願の一人暮らしを始めた。![]()
母の呪縛から解き放たれ、自分ひとりの世界…誰からも何の干渉もされない世界に心が躍った。…なんて自由で居心地がいいのだろう。![]()
男友達が何人かいたが結婚相手とまではいかなかった。いつか白馬に乗った王子様が現れる・・・と待ちわびていたが、待っていたって結婚相手はみつからない。![]()
今はもう主流になった「婚活」だが、当時はまだ走りであったコンピューター見合いなる所に私は思い切って登録した。![]()
今は顔写真のプロフィール等パソコン上で見れるが、当時は会うまで写真もなくただプロフィールしかなかった。![]()
私はプロフィールに「宇宙や自然が好き」等書いたら何故か申し込みが殺到した。(女子でそういうのが好きというのは少ないのか、珍しかったのか、私自身も女友達で宇宙が好きという人にいまだに会ったことがない。)![]()
そして数ある申し込み書の中からー通のプロフィールが目にとまり、なぜか直感的に、「私はこの人と結婚する…」と思った。![]()
そして登録して初めて会った人が夫なのである。宇宙や自然のことなどで、初対面なのに話が盛り上がり、意気投合した。![]()
何よりびっくりしたのは、待ち合わせ場所に現れた夫は今でいう『イケメン』で私はひと目惚れしてしまったのだ。もちろん容姿だけでなくやさしい雰囲気、落ち着いた穏やかな大人の笑顔にすっかり参ってしまった。![]()
結婚式当日、職場の人や、友人はみんな夫を見て、驚いていた。そして「どこで知り合ったの?」と必ず聞かれた。「あっ・・・知り合いの・・・知り合いの紹介で・・・」と何回答えたかしれない・・・![]()
現在、夫は鏡をみて「昔はカッコ良かったのになぁ・・今じゃすっかりハゲ親父だ…」とつぶやいている。
(決してハゲ親父なんかじゃありません!)
~つづく~