マザーズ・デイ
母の日が近いと言う事で、何をプレゼントするか?
カーネーション?洋服?お菓子?
いや...
「ハンギョドンだろ!!」
最近の母の一押し、「ハンギョドン」
半魚人モチーフのサンリオキャラクター
広島のメインストリートこと本通りにて新しく出来たサンリオストアでまさかのハンギョドンに一目惚れ
しかし、彼らのグッズは中々のお値段がする...。
その日も、何か欲しいが中々手が出ず終わってしまった...。
それに、母はハンギョドンと一緒にいるタコのさゆりちゃんとの2ショットを好む。
これは、中々難しいミッションになりそうだ...。
さゆりちゃんとハンギョドンのセットのぬいぐるみ?もしくは、キーホルダー?ん~悩ましい。
どれをとってみても中々のお値段なのは、間違いない。
どこで、折り合いをつけるか。
でも、せっかくプレゼントするならspecialな物がいいよなぁ~
などなど、グルグル考えていたらひとつの可能性を見出した
それが、UFOキャッチャー
クレーンゲームならハンギョドンのぬいぐるみがいっぱいあるし、さゆりちゃんがいるのもあるはずだし、ワンチャン一発取り、もしくは買うより安くとれるかもと考えて、偶然にも買い物にレクトへGO
食品の買い物してる隙に、私は個人行動で2階へ行きゲームセンターへ
その前に、お隣の雑貨屋でハンギョドンのぬいぐるみの相場をチェック
やはり、小さいぬいぐるみでさゆりちゃんセットは3千円ぐらいする...。
高いが、生地の手触りがかなり良い
これより、大きくて安くクレーンゲームでとれるのか?
賭けだが、やってみる価値アリかな?
前の日にクレーンゲームの動画も観て勉強したし、出来るよな
てか、実際はただやりたいだけ
よし、何年ぶりかにやるかクレーンゲーム
と意気揚々とゲーセンに入場
ゴールデンウィーク明けの昼間のゲーセンは空いてて最高の環境
意外に歳の人をよく見かけた。
車椅子に乗ってクレーンゲームをするおじいちゃんや老夫婦がいてびっくり
最近のおじいちゃんおばあちゃんはハイカラやなぁ~と思いながら、
ハンギョドンのぬいぐるみを探す
中々ない...焦る....えっ!
大分前に見た時かなりいっぱい種類見たはずなんだけど....全然ない....ヤバい...。
と思ったら、唯一1台ハンギョドンのクレーンゲームを発見
良かったと思ったらまさかの残り3個...。
前見た時あんなにあったのに、ゴールデンウィークで捕獲されまくったのか
さゆりちゃんもついてるし、大きさもOK
よしコレにしょうと決めたのもつかの間...まさかの...
前の日に勉強した形のクレーンゲームじゃない...
このパターンは動画で見てない
突っ張り棒が末広がりの状態でちょっとづつぬいぐるみを寄せていくタイプ...。
でも、やるしかない分からなかったらスタッフの人に聞くか、寄せて貰おう
そんな考えでスタート
まずは、ハンギョドンを方向転換させて、棒と棒の間から落ちる確率を上げよう
っとハンギョドンの足と足の間にクレーンの爪を入れていく。
良い感じに入って、一発で方向転換成功
ハンギョドンが棒に沿って真っ直ぐになった。
「コレはイケるぞ意外に早く捕れるかも」
と思った私は脳が砂糖まみれの甘ちゃんであった....
そこから、少しずつ寄せて行ったがクレーンの稼働領域限界の場所で手詰まりとなり、100円玉がどんどん溶けていった....。
左斜め前でクレーンゲームしていた老夫婦の奥さんがコチラをジッと見ている。
(そんなに、上手じゃないのに見てる....なんか...緊張する...)っと思っていた矢先、
「はぁもう、店員さん呼びんさい」と語気強めに言われた
「読んだ方が良いですかね?」と聞く私。
「無理よ早めに呼んだ方がええよ」とバリバリ広島弁で言われた
最近のクレーンゲームはすごい
クレーンゲームのガラス窓にQRコードが貼っており、それを読み込んで店員さんを呼ぶというモノだった
しかも、メンバー登録などは一切不要
初めて過ぎてスマホで呼ぶのに少し緊張したが、思い切ってやってみた
スマホ画面に呼ぶ内容を選んで、ベルボタンを押す
空いてるのもあって、奥からお姉さんがすぐ出てきた。
「コレなんですけど...」と色々説明。
「ぬいぐるみを回転して貰ってクレーンの爪で上から押し込む感じですかね?」とアドバイスを頂いた。
「わかりましたやってみます」と私。
私から離れた店員のお姉さんはすぐに左斜め前の老夫婦に呼ばれて、立ち去った。
すぐに、横回転を試みる。
動かない....。全然、動かない....。
なぜ?
何回かやっても、ピクリとも動かなくなった。
(コレはヤバい...。)
ここまで来て、「詰み」と言う2文字が脳裏をよぎる...。
「いやもう一回」と試みていると...
またまた登場バリバリ広島弁の奥さん
「腕が引っかかとるけぇ、あれが、どうにかならんとねぇ~」
っとハンギョドンの腕が突っ張り棒の上に引っかかっている事で動かない事をアドバイス。
「そうなんですよぉ~」と私。
「はぁもう、呼びんさい腕を下にして貰いんさい」と奥さん。
言われるがままに、またまたQRコードを読み取り、お姉さんを召喚
腕の事を説明。
「そうなんですよぉ~ねぇ~」と言いながら、
ほんのちょっと動かしてくれたが、腕が棒の上のまま。
(コレは大丈夫なのか?)
「ぬいぐるみの半分より奥側を押して頂いたら落ちると思います。」
「あとちょっとだと思うんですけど...?」と言いながらクレーンゲームの窓を閉めるお姉さん。
「頑張って下さい」と励ましのお言葉を頂き、足早に立ち去っていきました。
言われた通りにやってみたが、押し込まれている形跡がない...。
(コレは、もう一回考え直した方がいいかも...)と1回じっくり観察してみた。
(押すのは多分正解だと思うけど、まだ早い気がする。
ってなると、ハンギョドンと棒の間に空間を作ってあげたらイケるのかな?)
と両替機とクレーンマシーンを行ったり来たりしながら、様々なパターンを頭の中で試行錯誤し、気持ちを入れ直して再挑戦
お姉さんは奥って行ってたけど、私的に手前の方を攻めてみる。
すると....
ハンギョドンが寝転がっている状態から起きやがった
(コレはイケる押せばイケる筈)
(でも、ココでいい気になってダメになるパターンもあるかもだから...とにかく謙虚に、最後まで気を抜かずやっていこう)
正に、「油断せずに行こう」と手塚部長が頭の中で言ってくれた気がした
そこから、ハンギョドンの頭を押す事に一点集中していったが....
中々、頭のてっぺんにクレーンの爪が行かない...
1人で「押し込め」と叫ぶ私
その後に、「あ~」とため息。
「いけるいけるいける」と叫び、
ついに
ハンギョドンが落ちた
1人で「やったーーーー」と叫ぶ私
嬉しすぎて、踊り出しそうな気持ちでしたが
周りを見渡せば応援してくれてた広島弁バリバリの奥さんも旦那さんも居らず...。
この感動を、分かち合いたかったと少し残念に思ったが、無事とれて最高な気分でした
喜びを誰かにとにかく伝えたくって、何回もお呼びしたスタッフのお姉さんを探して無事とれた事を報告
「良かったです」と一緒に喜んでくれて、忙しいのにありがとうございます
ハンギョドンに「お前さん、難儀だったよ...」っと言いながら頭を撫でたが、
「お前もな」と言われたような気がした...
確かに、クレーンゲームの箱の中で何回もクレーンで突かれてハンギョドンも
「いい加減とれよ」と思ってたかもしれない...
金額は、途中から無視してやってたから合計いくらでとれたか分からないけど...
でも、記憶の中では隣の雑貨屋で小さいハンギョドンとさゆりちゃんセットの3千円よりは安くとれたと思う
(そう願いたいのかも...)
しかも、雑貨屋のより大きいしある意味コレはやって良かったのでは?!
っとまぁ~こんな感じです
嬉しすぎてゲーセンの袋にハンギョドンを入れてルンルンで歩けば、
久しぶりに、「世界って最高こんなに楽しかったっけ?」みたいな気持ちになって
「私は自由だぁー」とちょっと脳がバグってしまっていた。
そして、買い物中の母と合流
渡す前から、「とってきてくれたん?!」とゲーセンの透けた袋からがっつりハンギョドンが見えたらしく...
少し、サプライズ感が薄まった気がしたが
脳がバグってハッピー状態だったので「まぁ~いっか」と開き直ってその場で渡した
めっちゃ喜んでくれた
大事にしすぎて、「汚れちゃいけないから、透明な袋に入れて保管した方がいいかな?」
と言うしぐさ。
「それはそれで、なんかかわいそうだからそのまんま置いとき」って言って現在ソファの上で毎日自宅警備中
毎朝、目が合って「おはよう」って言って1日が始まります