理想的本箱 君だけのブックガイド
NHKで放送している「理想的本箱」と言う番組を知っているでしょうか?
俳優の吉岡 里帆さん、太田緑ロランスさん
選書家の幅 允孝さんの3人が漠然とした不安や悩み、好奇心などなど、様々な気持ちに合った一冊の本を紹介してくれる番組。
静かな雰囲気の中、3人が粛々と本を紹介していく雰囲気はとてつもなく癒やしであり、極上の時間である。
子供の頃に、本屋さんに行った時と同じ様な気持ちになれるのがとても嬉しい。
とにかく静かにゆっくり物色するイメージ、入った事のないコンテンツのコーナーや小説の表紙を見るだけで気持ちが穏やかになりました。
お客さんも、静かに様々な本を手に取り、棚に返す、また手に取り、また返すを繰り返し、自分にあった本を探していく。
そんな雰囲気が好きで良く、ぐるぐるあてもなく歩き回って、親からの電話の着信音に棚を見ていた大人達の頭が一斉にコチラにぐるりと向くのは子供ながらに、少しホラーであった😅
そんな昔の気持ちを思い出させてくれる番組。
(2024年4月)現在放送は2回放送しているのだが、
第1回が「勇気が欲しいときに読む本」
第2回が「時間に追われている時に読む本」である。
第1回も第2回も興味がわく本ばかりだった。
特に第1回は小澤征爾さんの自伝的エッセイや梅崎春生さんの「怠惰の美徳」(題名からして面白い😊)、漫画家さくらももこさんの「コジコジにきいてみた」など様々な本を紹介していて第1回放送は思わず、4回観ました(笑)🤣
特に、「怠惰の美徳」は映像の帯と言う、本の予告みたいなのを観ていてとても興味深く、読んでみたくなりました
名前からして、とても私っぽい(笑)🤣
3回目のボーダーラインを超えそうな私が、いまだに実家に暮らし、親の世話になっているが、自分の思いや流儀を押し通したい気持ちもある中、でも、怠惰な生活に飲まれそうになる中、どうにか生きている。
いや、生かされているのか....。
同級生は結婚し働き、自分自身で生活をしていっている。
その中で、自分は今、何をしているのか....。
嫌な気持ちになりながら、いつも思うのは、
「親がいなくなったらもう会えなくなるじゃん...」でした。
甘えかもしれないし、言い訳なのかもしれないけど...
でも、今現在生きてて、一緒に過ごせる日々があるならいなくなる最後の日まで、
一緒にいたいと思うし、役に立ちたい。
どうせいつかいなくなるんだったら、いなくなる日までを一緒に存分に楽しみたい
自分の嘘偽りない味方であり、人生の先輩であるから学べる事は学びたい。
温かいご飯を食べて、温かい布団で安心して寝れる日々は正に生活、ルイビトンクラスである。
端から見て、これもまた、「怠惰」なのだろう。
まぁ、偽物語の八九寺真宵ちゃんも大体言葉の最後に「勇気」ってつければ、ポジティブになるって言ってたし...って事で「怠惰に暮らす勇気」って事でヨロ
まぁこれから、自分の人生がどうなるか分からないけど、今の所...面白いストーリーにはなっているのでは?
「怠惰の美徳」の内容は分からないし、解釈違いもいい所かもしれない。
でも、「私の怠惰の美徳」はこういう感じなのだろうなぁ~。
いやはや、お恥ずかしい...。