アラブでアブラ | 酔イ旅ヲ

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2007-8年に新婚旅行で世界一周してきました。帰国後夫婦で飲食店やりながら生活しています。コロナ後は海外に行けてませんが国内をぷらぷら旅行したり、お遍路したり(6回目)、山登ったり、神社仏閣と城巡ったりしております。脳内はお酒と旅と阪神でいっぱいです。

128日、ドバイ(UAE)




格安航空のエアアラビア、安いだけあって機内食とか飲み物とか全部有料なんも知っとったし、どんだけぼろい機体なんやろうか、とある意味期待?して乗り込んだ。




んやけどさ、めーっちゃ普通にキレイやし、でっかいし、機内誌まであるし、ビックリしたわい!

ほんま、普通にビジネスクラス席がなく、3列・通路・3列の並びでから、予約もネットで楽チンやし、またどっかで使ってもええな、思うたわ。




飛行機に乗り込むと同時に眠りについたうちら。

目を覚ました時には、もう着陸寸前でした。

目覚めた目に飛び込んできたのは砂漠の砂紋!





こりゃまいった、びっくらこいた!

とうとう、未知の地、アラビア半島に降り立つんやなー。





エアアラビアの拠点はシャルジャというところで、ドバイの隣の首長国になるんで、こっからドバイまで移動しなければなりません。

なんで物価の馬鹿高いUAEに来たんか、ゆうたら、イエメンのヴィザゲットの為よっ。

ネットで調べまくったところ、オマーンや国境でもUS60で取れるけど、ドバイならUS30で済むらしいんやんか。

半額で済むなんて、こりゃあ魅力的!




午前中にドバイイエメン領事館に滑り込めば、今日中にヴィザがゲットできるはず!

シャルジャからタクシーぶっとばして、領事館まで行っちゃるけんのー!




ほんだらさ、入国審査の列で、どうもうちらは一番どんくさい、ええようにゆうたら一番入念な?列に並んでしもうたらしく、めーっちゃ待たされる。隣のカウンターの後ろやった人に抜かされまくり!

もー、時間ないのにから~。イライライラ~。1時間経過~。




荷物取って、ATMでお金おろして、いざタクシー、と思いきや、15km離れたシャルジャ市内行きのバスがもうすぐ出るというじゃぁないっすか。

人数が集まり次第の出発やけん、2時間とか待つというあの噂のバスに運良く乗れました!(5UAD150円)

よっしゃー、だいぶん浮いたで!助かったぁ~。




でも、ここで運を使いすぎてしもうたんか、シャルジャからドバイ行きのバスに乗り換えた(5UAD150円)はいいが、たった10km程度の距離を超渋滞で1時間もかかってしもた。
もう、ヤバイ~。

焦ってもどうにもならんけどさ。




ディラ地区からアブラ(渡し舟)とタクシーで領事館へ移動。

街の中心をクリーク(運河)が流れとんやけど、ほんま、これが都会の海の水かい?ゆう位、エメラルドグリーンでびっくらこいた。

カンクンの海をちょいとだけ濁らした位やって。めっちゃキレイなんで!

東京大阪の海も昔はこんなんやったんやろうかね?






どうにかこうにか12時ぎりぎりに到着できました。
で、悲劇は起きました。

空港で取れるから。

と軽くあしらわれる。

陸路で行くのに~。

もちろんごねます。

どうしても奥におるおばちゃんがYESと言わん。

ごねてもごねてもどうにもならん。

しまいには、日本人はイエメンヴィザは免除になった、と言い出す始末。

そんな話、聞いたことないで。

おもろいこというなぁ。


ほんだら一筆書いてもらおうで。

国境でもめたら、これ見せるで。

うちらの持っとった裏紙に英語とアラビア語で、日本人はイエメンヴィザは不要です、と書いてもろた。



そこに書かれた電話番号は正確やったし、US30でとれると思っていたヴィザは、現在ドバイでもUS60に値上がりしており、オマーンでとろうが、国境でとろうが値段は変わらん。と思う。

ここで無駄に時間を過ごしても(経済事情上、ドバイには一日しかおれんので)もったいないし、一筆書いてもろただけでもうあきらめついたわ。

あたいは納得したけど、りょうちは相当悔しかったらしい。



まぁ、ここまでシャルジャ空港から直接タクシーで高いお金払ってぶっ飛ばして来たんやったら泣きそうなけど、運よくバス乗れたし、結局ヴィザ、どこでとっても同じ値段やし(オマーンの領事館が値上げしとらんかったらね)、まぁええやんけ。






敗北したうちらはディラ地区へ向かい、安宿探しに奔走する。

またしても敗北じゃー。

事前に調べとったよりもどこも高い!

ツインは1200UADが底値くさい。6000円やーん。

結局、6600円の宿に決める。

うーん、タイインドやったら10泊分の値段やな。。。恐ろしい。。。



宿にはアフリカ人がうっじゃうじゃ。

刺激的でおもろいぞ!

フロントのオーナーも日本人が珍しいんかいの、毎回会うたんびに、テンション高すぎ!

ドバイにゃ日本人ようけ住んどるはずやけど、みんなセレブでこんなとこには来んのやろうなぁ。

「ニーハオ!」

ばっか言われる。うちらが中国人顔しとるんもあるんやけどな~。

中国人はここら界隈にようけ住んどるみたいで、ようけ漢字見かけたわ。



そうそう、話戻すけど、室内には冷蔵庫もテレビもあり、ベランダからはモスクも見え、すぐ近くには庶民的なスーク(市場)もあり、雰囲気ええやん。

ユーラシアバージョンの宿の中では断トツにキレイやしね。

ただ、トイレ・シャワーがアウトサイドなのが残念やったけど。




意外でうれしかったのは、庶民の食事は安くておいしいこと。

たまたま入った食堂は、木の実の炊き込みご飯なピラフがめっちゃおいしく、カレー3種(フィッシュ&野菜)もインドのより断然おいしかったし、セットで6UAD(180)よ。

街角の行列のできるケバブ屋なんかたったの3.5UAD(105)やのにボリュームたっぷりで抜群にうまいっ!



ほんまはベッカムの別荘見に行ったり、スキー場まである、と噂のショッピングモール行ったりしたかったけど、残念ながら明日には出てかないといけません。



でも、夕暮れ時のアブラはサイコーに気持ち良く、もっすごでっかい夕陽を見ることができたんで、満足しやした!






なんだかんだで、ドバイ、寄ってみてよかったな。


きっと、今のあたいにはショッピングモールなんて行っても心に響かんよ。なんちゃ買えんしね。
エステ行ったところで、すぐ足の裏真っ黒になるしね。


とりあえず、明日、オマーンへ移動してイエメンヴィザ取得、頑張るぞー!