『黒い週末、光る年末』ももクロ with のん
「ももクロとのんちゃんの共演」について。
※「ももいろ歌合戦」の振り返りはこちら
「あまちゃん」でのん(能年玲奈)ちゃんを知り、いつかももクロと共演してほしいと願っていました。
いくつか皆さんに知って欲しい「のんちゃんとももクロの話」があるので記録として残しておこうと思います。
まずは「ももいろ歌合戦」について。
●のん「Beautiful Stars」
自身のバンドを引き連れての登場。
(※ギターのひぐちけいさんは「悪魔の子」のヒグチアイさんの実妹で、以前はれにちゃんのソロコンでギターを弾いていた方です)
全員が白い衣装だったのは白組だったからだと思いましたが、「黒い週末」の伏線にもなっていたのかもしれません。
満面の笑みで「ももクロ、サイコー!」「のんもサイコー!」と叫ぶ姿は現在ののんちゃんであり、能年玲奈さんでした。
歌う楽曲が発表される前、私は決意表明の曲「荒野に立つ」かなと想像していたんですが、「Beautiful Stars」と知って「うん、そうだよな」と納得しました。
※のん「Beautiful Stars」の歌詞
I got my name back
おとぎの国ではないけど
Give me my name back
よく聞くフェアリーテール
けど 落ち込んだって終わりじゃないし
人生80年 まだこれからだし
生まれかわるように今を生きてる
最強なんだ、私
キラキラでいいでしょう? ねえ
ありのまま 私を目の奥に焼きつけて
勇敢なんだ、私
胸を張っていいでしょう? ねえ
ほら 現在の私を捕まえてね
遠く向こうには ビューティフル・スター
幸運だけじゃ無理よね
偶然というか星の下って言って諦めて
嫌だ だってやり方はいろいろあるでしょう
諦めない 私が私であること
最強なんだ、私
キラキラでいいでしょう? ねえ
ありのまま 私を目の奥に焼きつけて
勇敢なんだ、私
胸を張っていいでしょう? ねえ
遠い未来の私を捕まえて そこで待っててね
I got my name back...
I got my name back...
I got my name back...
放送では、冒頭の「I got my name back (私は名前を取り戻した)」「Give me my name back (私の名前を返してくれ)」、そしてラストの「I got my name back」の繰り返し部分の字幕は出なかったので気づかなかった人もいるかもしれませんが...まあ、そういう曲です。
多分、この曲を知っているのんちゃんのファンは、横浜アリーナのステージで「Beautiful Stars」を満面の笑みで歌うのんちゃんの姿にグッときていたと思います。
その一方でこの曲をしれっと披露するのんちゃんの強さも感じました。
※「Beautiful Stars」はアジカンの後藤さんの提供曲なのですが、後藤さん自身の初の提供曲だったそうです。
一応2曲のリンク貼っておきますね。
気になった人はどうぞ。
※「Beautiful Stars」
※「荒野に立つ」(ヒグチアイさんの提供曲)
●アイドルメドレー
そしてのんちゃんの出番の後にわりとすぐアイドルメドレーがありました。
事前にアイドルメドレーへの出演者および曲リストが発表になっていたのですが、その中にのんちゃんの名前を発見し興奮しました。ただ、曲リストの中に「あまちゃん」の「暦の上ではディセンバー」や「潮騒のメモリー」がなかったのでシークレットでやってくれないかなとも願っていました。
発表された曲のリストを見てこの中なら「黒い週末」をやってほしいと願っていました。それもももクロ4人とのんちゃんで。
結果その願いは実現し、最高の光景が見れました。
終わってみて「黒い週末」でよかったと思ったし、「暦の上ではディセンバー」や「潮騒のメモリー」は、またきっといつかコラボする機会があるような気がしています。
●ももいろクローバーZ with のん「黒い週末」
夢のコラボはメドレーということでフルではありませんでしたが、それでも堪能できました。
今回歌った部分の歌詞を載せておきます。
ももいろクローバーZ『黒い週末』
※太字部分がのんソロパート
《※冒頭の咳はのん》
黒い週末、カモン・ライディーン
黒い週末、カモン・ライディーン
今日もう笑えない
充電切れちゃった
号泣寸前なんだ
黒い週末、カモン・ライディーン!
約束の地のチケットはどこ?
眠れない人形、自由を奪われ
冷たい空腹、悪夢にうなされ
とどかないものに指をつきつけ
崇拝されたい もっともっと!憧れ焦がれてるんです
タイミング呪うんだ《※本来しおりんパート》
電源 抜いちゃった
(鼻血がでるくらい叫んだって 結果はその程度!?)
崩壊 降臨中だ
黒い週末、カモン・ライディーン!
吐くだけ毒を吐いて 泥に埋めたあとは
私のなかの弱さよ 去りな、沈黙へ
魂を 揺さぶって 閉め切ったドアを引き裂いて
真剣な声が聞こえた
強くうたれた
魂を 売り渡し 勝ったって歓べないって
もう一回 声を聞かせて
響け、ライディーン
心臓、ハートになった
ビートが目醒めた
《※メドレーのため途中カット》
晴れるや、さーいこう!!
恐怖心など 飼いならせこの世界に棲むネガティヴ
超えるきっかけを つかむから
握っていてね 離さないで《※夏菜子パート、あーりんを抱き寄せながら》
ヘイ・カモン ハロー・ライディーン
ヘイ・カモン ハロー・ライディーン
ヘイ・カモン ハロー・ライディーン
ヘイ・カモン ハロー・ライディーン
がっつりがっちり組んだら 無敵じゃんがっぷりガッツに組むのも 素敵じゃん
中途半端なケンカなんかキライだ
直球勝負 期待大
残酷なメリー・ゴーラウンド
涙のスパイラルは
邪悪な炎 葬るための 試練なのか
吐くだけ毒を吐いて 泥に埋めたあとは
私のなかの弱さよ 去りな、沈黙へ 永久に《※本来夏菜子パート》
魂を 揺さぶって 閉め切ったドアを引き裂いて
真剣な声が聞こえた
強くうたれた
魂を 売り渡し 勝ったって歓べないって
もう一回 声を聞かせて
響け、ライディーン
捧げたりしない心が、くれた祝福
割れた空から しみて拡がる
心臓が ハートにかわった
鼓動の音が 意味をもったから
カブラ・サダブラ
ねじ曲がり もがいた時間も
方舟のように
未来のほうへ
ムダじゃなかった
忘れない 過ごした場面を 出逢った人を
方舟のように抱きしめていた
光る週末《※夏菜子と二人で》
「黒い週末」の2つの見せ場、冒頭のれにちゃんの「咳」と夏菜子ちゃんがあーりんを抱き寄せるシーンは両方とものんちゃんが担当していました。
※あーりんがいい表情(笑)
咳をした後は満面の笑みでダブルピースで会場の雰囲気を一瞬でつかみました。
※バックショットが見たい
また、歌割りもしおりんパートが1ヶ所あったものの後は夏菜子ちゃんパートで、ラストは夏菜子ちゃんと二人で歌うというのんちゃんを引き立たせる歌割りになっていました。
「あまちゃん」から10年、いろいろあったのんちゃんが「ももいろ歌合戦」で歌った歌が「Beautiful Stars」と「黒い週末」。
改めて「黒い週末」の歌詞を読むとのんちゃんがこの曲を選んだ理由がわかる気がしました。
とはいえステージ上で披露された「ももいろクローバーZ with のん」の「黒い週末」はひたすら楽しかったです。
本来かっこいい系の曲ですが、のんちゃんから笑顔があふれていたため、つられてみんな笑顔になってしまう、そんな「黒い週末」だったと思います。
この時は「のん」でも「能年玲奈」でもなく感情ダダ漏れのアイドル「天野アキ」だった気がします。
ももクロとのトークで話題が出ていましたが、のんちゃんが「あまちゃん」でアイドル・天野アキを演じるにあたり参考にしたのが「百田夏菜子」でした。
その夏菜子ちゃんのパートを天野アキが歌ったわけです。
あのキレのないいい感じのダンスはアキちゃんのはず。
ある意味、百田夏菜子が2人いた!?
アイドルののんちゃんの姿を見れたことは長年応援をしてきたファンにとってもうれしいことだったと思います。
この瞬間、「黒い週末」は「光る年末」を迎えました(笑)。
●ももクロとのんちゃんのトーク
ももクロとのトークで「黒い週末」はのんちゃんの希望だったこと、白い衣装はあーりんの衣装を借りたこと、そして「あまちゃん」でアイドルを演じるシーンは夏菜子ちゃんを参考にした話が出ました。
※「黒い週末」について
好きな曲で、リクエストしたら夢が叶ったっていう感じなんです。みんなのパートを全部もマネして(カラオケで歌っています)。
※なぜ「百田夏菜子」を参考にしたのか
すごいかっこいいし、すごい感情がダダ漏れになってる感じがして、それがすごく魅力的で好きで。アキちゃんは、百田さんの表現を取り入れました。
いつか、のんちゃんのひとりももクロが見たいです(笑)。
昔、のんちゃんは自分の担当するラジオ番組で「黒い週末」について、こう話していました。
2014/3/26 GIRLS LOCKS!
※のんちゃんの「黒い週末」についてのコメント
ももクロZの中でもこの曲がすごく好きで、紅白の裏でお会いしてご挨拶させていただいて、すごく興奮しました。すごくかっこいい曲でお気に入りです。
また、実はもう一曲、のんちゃんが好きだと話していたももクロの楽曲があります。それは「黒い週末」と一緒に発売された布袋寅泰さんの提供楽曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」(2012/11発売)です。
実はのんちゃんの「ももいろ歌合戦」への出場が発表される前、もしももクロとのんちゃんがコラボする機会があるなら「サラバ、愛しき悲しみたちよ」だと思っていました。
というのも、のんちゃんのラジオで「サラバ」をかけた時に「私も布袋さんにこんな曲を作ってほしい」と発言したことを知った布袋さんがSNSでコメントしたことで接点ができたからです。「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」で新曲を発売したし、コラボするなら「サラバ」だろうと。予想は外れましたが(笑)。
2013/6/27 GIRLS LOCKS!
※のんちゃんの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」についてのコメント
かっこいいのに、ももクロちゃんのかわいいエネルギーがあふれてて、凄い好きな曲です。布袋さんに曲、作ってもらえないかなー
2013/7/25 GIRLS LOCKS!
※のんちゃんのコメント
先月放送した時、「曲作ってくれないかなー」とつぶやいたところ、布袋さんが「作りますよー」とツイッターでつぶやいてくれたそうです。
めっちゃうれしいですねー。
実現したらいいなーって思いますが...。キャー!しかも「顔文字付き」で。うれしいですね。
ぜひお願いしたいです。
その後、のんちゃんと布袋さんはSNSでやりとりするようになり、のんちゃんのラジオに布袋さんがゲスト出演し、2023年の
2月、布袋さんのFC限定ライブにのんちゃんがSPゲストで出演し共演を果たしました。
ですからのんちゃんと布袋さんは「ももクロ」がきっかけで知り合ったといってもいいんじゃないでしょうか?
初めてのんちゃんと布袋さんが会ったのは2021年10月のラジオ。冒頭で布袋さんと接点ができたのは「サラバ」をラジオでかけたからという話をしています。また、この時に今度一緒にギターを弾こうという話になり、2023年に共演したという流れのようです。
●のん、ももクロ、布袋さんの主な接点
- 2012/7/26 「あまちゃん」記者会見。アキ役としてのんが発表される。
- 2012/11/21 ももクロ、布袋の提供楽曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」(黒い週末も収録)発売。
- 2013/4/1 「あまちゃん」放送開始。
- 2013/6/27 のんラジオで「サラバ」をかける。放送でのん「曲作ってくれないかな」→ファンが布袋にのんのコメントを伝える→布袋「(曲を)作りますよー!(^O^)/」とコメント。その後、SNSでやりとりするようになる。
- 2013/7/13 のんがラジオで布袋がコメントした件にふれる。
- 2013/8/4 夏バカに布袋、ゲスト出演。
- 2013/9/28 「あまちゃん」放送終了。
- 2013/10/30 布袋Live BOXに「サラバ」のセルフカバー音源収録。
- 2013/12/31 のんとももクロ、紅白歌合戦の舞台裏で会話。
- 2014/3/26 のんラジオで「黒い週末」をかける。
- 2016/7 能年玲奈から「のん」に改名。
- 2019/6/15 のんと高城「やついフェス」で同じO-EASTのステージで時間差でライブ。
- 2021/1/25 のんのインスタに布袋がコメント。
- 2021/10/17 のんのラジオに布袋がゲスト出演。共演を約束。「バンビーナ」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」をかける。
- 2023/2/18 布袋のライブにのんゲスト出演。共演を果たす。
- 2023/8/4 ももクロ「MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰」発売。
- 2023/12/31 のんとももクロ、「ももいろ歌合戦」で初共演。
●最後に
のんちゃんが音楽活動を初めて6年と少し。
その間、アルバムを2枚発売し、「WORLD HAPPINESS」や「ARABAKI ROCK FES」等のフェス、「忌野清志郎ロックン・ロール・ショー」にも出演してきました。
また、坂本龍一さんや矢野顕子さん、高橋幸宏さん、大友良英さん、仲井戸“CHABO”麗市さん、近田春夫さんたちの大御所たちと仕事をし、自身が主催する「のんフェス」では堀込泰行さん、銀杏BOYZ、サンボマスターと共演しました。
ですが、それらの音楽活動が取り上げられることはありませんでした。のんちゃんと交流があるのは大御所かある種の信念を持った人たち、逆にいえば一般的な場からは声がかからないように見えました。それは俳優活動や映画製作でも同様で、どんなに結果を出しても取り上げられることはありませんでした。
それはもう笑っちゃうくらいに。
そういう状況で「ももいろ歌合戦」へのオファーを出したももクロ運営は本当に凄いし、このことはのんちゃんにとってもかなり大きな転換期になると思いました。
10年前「紅白歌合戦」で初遭遇し、10年後の「ももいろ歌合戦」で初共演を果たす。
なにこの胸アツストーリー。
この10年の間にももクロは「紅白歌合戦」を卒業し「ももいろ歌合戦」を開催。のんちゃんは「本名」を奪われ表舞台から姿を消しました。(正確にいえば活躍してはしていたが取り上げられることがなかったわけですが)
2023年は「あまちゃん」が再放送され、「忖度問題」も徐々にですが変化していくだろうし、確実に時代も状況は変わっています。多分、ずっとのんちゃんの活動を追いかけていた人たちは同じ気持ちのはずです。
そんなのんちゃんにももクロ運営はオファーを出し、のんちゃんは自身の「Beautiful Stars」で「I got my name back」と歌い、ももクロとコラボした「黒い週末」ではももクロと肩を寄せ合い「この世界に棲むネガティヴ 超えるきっかけを つかむから」と歌いました。
「Beautiful Stars」=ももクロ&のん、そんなことを思いました。
来年の「ももいろ歌合戦」にまた出演して、今度は「暦の上ではディセンバー」や「潮騒のメモリー」、それか「サラバ、愛しき悲しみたちよ」のコラボなんていいかもしれません。
または、しおりんとアルフィーの坂崎さんとの音楽番組「お台場フォーク村」で、同じエレキ派のあーりんとの「You May Dream」や「タイムマシンにお願い」も見てみたいです。
この2曲はのんちゃんが布袋さんとコラボした曲で、ももクロ(あーりん)も歌ったことがあります。
ももクロ、のんちゃん、そして布袋さんのトリプルコラボなんて夢も広がります。あっ、矢野顕子さんはももクロとものんちゃんも交流があるからこの組み合わせでもなにか見たいですね。
10年前、ももクロとのんちゃんが共演する世界を想像していた人はどれくらいいたでしょうか?
だから、いつか実現するかもしれません。
※ももいろクローバーZ with のん
●追記
のんちゃんは毎月第3日曜日に
「J-WAVE TOPPAN INNOVATION WORLD ERA」というラジオ番組を担当しているのですが、以前出演したARABAKIのステージ上から「のんだよー、能年玲奈だよー、もうどうにでも呼んで下さーい」と叫んだ件について話してくれています。
冒頭からすぐです。
ずっと思っていることなんですけど、のんになってから。名前って大事だけど呼びたいように呼べばって感じで言ってみました。でもこれを言ったらみんないろんな思いがあるからね、いろいろ感じてくれてることを知ってるから、私はカラッとしてるんだけど、みんなグッとくるんだろうなとはなんとなく考えてたんだけど、なんか明るい気持ちになってくれたらなと思って、言ってみました。
この発言は2023年5月、そして翌月の6月に「Beautiful Stars」が発売されました。「ももいろ歌合戦」でもこんな気持ちで「Beautiful Stars」を歌っていたのかなと思ったので情報共有しておきます。
「ももいろ歌合戦」の後にのんちゃんがももいろ歌合戦までの舞台裏の映像をUPしました。恐らくある程度の期間で非公開になると思うので早目の視聴をおススメします。
※1/20にPart2も公開されたので追記しておきます。
※1/21追記
年末年始での振り返りで「ももいろ歌合戦」の話
「ももいろ歌合戦」のステージから見えた景色について
●自慢
※のんちゃんと渡辺えりさんのサイン













