泥酔天使の超泥酔天獄 -26ページ目

泥酔天使の超泥酔天獄

泥酔天使のブログです。
妄想が止まらず感情が昂った時に書きます。

大分時間が経ってしまいましたが11/24に福島県浪江町の「十日市祭り」に行って来たので、そのことを踏まえて少し「ももクロ春の一大事2020」について書きたいと思います。

僕は福島県いわき市の出身で、仕事の関係で浪江町付近に3年ほど住んでいました。

 

過去にももクロと福島についてのブログを書いてるので暇なときにでも読んでもらえたらうれしいです。

『3月11日ももクロの皆さんへ』 ←ももクロの青春ツアー南相馬の話

『2019年3月9日高城れにソロコンいわき公演』 ←いわきのソロコン

 

では改めて...

まずは「春の一大事」の話を。

 

 

今年の夏のももクロマニアで発表になった「ももクロ春の一大事2020 笑顔のチカラ つなげるオモイ in 楢葉・広野・浪江 三町合同大会」


2020年4月18日(土)・19日(日)
開催場所:福島県 J-VILLAGE

 

驚きました。こんなうれしいことはないですよ。最近のももクロ運営の謎の福島推し。来年の春の一大事、福島だったらいいなーとは思っていましたが、僕は東北地方の他の県だと予想していました。

僕はももクロ運営に謝らないといけないことがあります。女川が取り上げられるたび、喜びつつも嫉妬していました。(女川祭りには行ってます)

今回の流れをみていると地方の自治体と組んでの「春の一大事」は福島(浜通り)でライブを行うためにノウハウを蓄積していたんじゃないか、そんな風に考えてしまいます。

(ある程度の)避難指示の解除、高速道路・電車等交通網の復旧、そしてJヴィレッジが全面再開になるこのタイミングを待っていたんじゃないかと。

※福島まめ知識:福島は多く「浜通り」「中通り」「会津地方」の3つの地域にわかれており、気候も文化も違います。同じ県でも移動に時間がかかるため交流はあまりありません。

 

来年の春の一大事会場の位置関係

 

来年の春一の会場発表後、それを喜ぶツイートであふれていました。でも地元を知っている僕は喜びつつも不安に思うことがありました。

夏のももクロマニアでの来年の「春の一大事」の発表後の僕のツイート

一番の懸念事項は圧倒的なマンパワーの不足でした。

過去の開催県と比較するとわかってもらえるでしょうか?

 

田舎だと話題になった黒部市で人口は4.2万人なんです。

今回の3町合わせても住んでいる人は黒部市の1/5、東近江市の1/13です。この人数で1日当たり1.5万人に対応できるのか、住んでる人数の約1.7倍の人間を。もちろんライブにかかる労力と人口が単純に比例するわけではないですが、住んでる人が少ないということは交通事情やお店も少ないという事です。

 

何が言いたいのかというと...

という事です。

 

※(参考)Jヴィレッジ駅(臨時)の週末の時刻表

そもそも臨時列車が出ないと帰れない?と思っていたら12/14にJヴィレッジ駅が常設駅になることが発表されました。期待しましょう(笑)。

 JR東日本は来年3月14日、常磐線の臨時駅「Jヴィレッジ駅」(楢葉町、広野町)を常設駅にする。JR東が13日、発表した。

 国内有数のサッカー施設、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)の最寄り駅を常設化することで、施設の利用促進や住民の通勤時などの利便性向上につなげ、復興を後押しする。JR東が常磐線を全線再開通させるとみられる来年3月14日に合わせて常設化する。

 同駅は、Jヴィレッジが全面再開した4月20日に開業。現在はJヴィレッジでのイベント開催時に限り列車が停車している。常設化に伴い停車する列車の本数など具体的なダイヤは今後詰める。

ちなみに会場のJヴィレッジは2011年3月の原発事故後は資材置き場や駐車場になったほか、スタジアムに原発事故に対応する作業員の仮設宿舎が建てられ営業は休止していました(2019年4月に全面再開)。そして2020年の東京オリンピックの聖火リレーの出発地です。

 

そして11月に入り開催地の1つである浪江町の「復興なみえ町十日市祭」にももクロが出演することが発表され、その観覧券を現地で配布するということで多くのモノノフが浪江町に行きました。

行った人のツイートを見ると多くの人が浪江町の現状を知って驚いていました。

これが皆さんに伝えたかったことなんですよね。

一部のツイートを読んでいて違和感を感じていたこと。

他の被災地と福島との違い。

多くの被災地や福島県の多くの地域では復興が進んでいます。帰還困難区域も年々少なくなってきています。

でも...。

そもそも原発が建てられる地域は過疎地で収入源がない地域(魅力的な観光スポットがない)です。原発の事故で多くの住民が避難を余儀なくされ、避難解除された地域でもそれでオッケーというわけではなく仕事、子育て、金銭的な事情で戻って来れない人も多くいます。避難指示が解除がされるということは、建前上その地域に戻れるということ。つまり仮設住宅にいる人は退去しなくちゃいけないし、助成金が打ち切りになる(この辺は個々事情が違いますが)。

じゃあ戻って以前のように生活できるかというとそれは難しい。なぜならコミニュティが崩壊してるから、(原発関係以外の)働く会社がない、学校がない、店舗がない、病院がない、そのため住む人が少ない。特に若い人、子供が少ない、ここが一番の問題なんです。

 

今、福島第一原発は廃炉に向かって作業が進められています。これはあと40年とも50年とも言われています。廃炉作業が終わってからが本当の意味での『福島の復興』なんだと思っています。

現在、除染作業や廃炉作業で多くの人が福島に来ています。その人たちを見込んで開いた店舗もあります。でもその多くの人は生活していません。原発事故の後も原発に頼っている。福島県人は多かれ少なかれ葛藤を抱きながら生活をしています。(僕の親戚や知り合いにも原発関係の仕事に従事している人は多いです)

 

この辺のことはすごく難しい問題です。

意見は人それぞれ、立場や経験、何が一番大事か、考え方の違いで意見の違う人もいると思います。でも曲解、歪曲して言ってもいないことで批判されるのは困ります(笑)。

 

ここでは「十日市祭」に行った人も多いので浪江町を例に説明したいと思います。

これは浪江町仮設商業共同店舗施設「まち・なみ・まるしぇ」の営業日カレンダーです。

各店舗、土日は休み又はお昼の間だけの営業です。

なので「十日市祭」に行ってももクロのライブを見た人のほとんどはお祭りに出店していた店舗以外にお金を落とせなかったと思います。

町の店舗も同様です。平日ならある程度、原発関係の人がお金を落とすのかもしれません。

僕が「お金を落とす場所が少ない」というのはこういう意味です。

実際に春一に当日(土・日)だけ参加する人たちは、ライブに出店する店舗にしかお金を落とせないと思います。もちろん、それだけでもありがたいことですが。楢葉町も広野町も平日なら原発作業員向けにある程度開いてる店舗はあると思います。

 

「せっかくお金を落とそうとおもったのにー」そう思ってる人もいると思いますが、そんな人に朗報です。実は浪江に今年の7月にイオンがオープンしていました。(十日市祭に行くまで知りませんでした)

イオン浪江店、土日やってます(笑)。Jヴィレッジから車で30~40分。

さあ、どうする?田舎のイオンなので皆さんの家の近くにあるイオンとは規模が違うと思いますが。

 

ここで鍵を握るのは「いわき市」です。

人口約34万人。でも面積が広いから人口密度は低い(笑)。

ライブに来る人の多くが買い物をし、飲食して宿泊するところ。そして移動の拠点春一の成功はいわき市の協力が不可欠です。

いわき市と言えば「ココ☆ナツ」のMVを撮影したスパリゾート・ハワイアンズがあり(ライブもしました)、れにちゃんが1日警察署長を務め、ソロコンを行い、ももクロの恩恵を受けたはず。にもかかわらずなぜ今回いわき市が開催地として名を連ねていないのか不思議でなりません。多くの人が現実的にお金を落とすのはいわき市になるので、いわき市は協力して下さい!(いわき市にはそれなりに観光スポットがあります。それは後日改めて紹介します)

 

ところでなぜ今回の開催地に浪江町が入っているのでしょうか?

この辺の地理に詳しい人なら春一の開催地を聞いた時に疑問に思ったはずです。

はい、ここでまたこの地図登場。

会場のJヴィレッジは楢葉町と広野町にまたがって建ってるため、楢葉町と広野町の合同開催になるのはわかります。でもこの2つの町に隣接していない浪江町。人口も約1100人。

このことについて自分なりにこうじゃないかなと思ってることがあったんですが、十日市祭に行ってその考えが正しかったと確信しました。

 

 

それは『浪江町に行くと福島の現状がよくわかる』という事です。

浪江町はJヴィレッジから離れています(車で30~40分)。なので宮城方面から車で行く人以外、帰還困難区域を通過しません。関東方面から行く人は帰還困難区域を見ずに帰る人も多いと思います。

そこで「浪江町」なんだと思います。(電車で行きにくい)浪江町でももクロがライブをするということは、多くのモノノフが車で浪江町に来る、そうすると否が応でも帰還困難区域を通ることになります。現在まだ避難指示が解除されていない富岡町(大部分は解除)、大熊町、双葉町、そして浪江町(大部分がまだ解除されず)の現状を目の当たりにすることになる。これが今回、浪江町が開催地に入ってる理由だと思います。

 

※浪江町の現状

 

また、浪江町が町の復興について前向きな自治体だったことも理由の1つだと思います。このことに関しては全く知りませんでした。今回十日市祭に行くのに調べてわかったことです。

そして十日市祭で「浪江女子発組合」を結成することが発表されました。そして毎月浪江でライブを行うと。このことで自分の考えが正しかったと確信しました。

「浪江でライブを行うこと」=「福島の現状を知ってもらうこと」

でもまさかアイドルユニットを結成するとは思いませんでした(笑)。

十日市祭でももクロがライブをして終わりだろうと思っていたし、それでも十分意味があることだと思ってました。

妹グループのファンの人たちは複雑な思いがあるかもしれませんが、何気にこのことは後々大きな財産になるのではないでしょうか?

 

そこそこ長くなりましたが、やっと「復興なみえ十日市祭」の話にたどりついたところです。次はその話をメインに。

 

「十日市祭」に行って来た②

 

【続く】