泥酔天使の超泥酔天獄 -24ページ目

泥酔天使の超泥酔天獄

泥酔天使のブログです。
妄想が止まらず感情が昂った時に書きます。

トモダチの旅立ち

 

『オレがいなくなっても大丈夫か?泣くなよ?』


「泣かない」


『泣くだろ?』


「泣かない、絶対泣かない」


『約束だぞ』


「でも...今はいいよね?泣いてもいいよね?」


『まったくしょうがねえなぁ。泣くなとは言ったけどな、泣くのはな、悪いことじゃない。人の痛みがわかって泣くこと、人のために泣いてあげることは悪い事じゃねぇ。悔し涙もいい、でも自分を憐れんで泣くのはやめておけ。どうせならうれしくて泣けよ。そして笑えよ。オマエ笑う時いい顔してるよ。泣いてる顔はブサイクでいけねぇ。笑い顔が一番いいよ。何だかこっちも笑顔になっちまう。
"笑顔の連鎖"ってやつだな。オマエの笑顔にはそんな魅力があるよ。ずっと一緒にいたオレが言うんだから間違いない。なんだかしゃべり過ぎたな。もっとクールにいこうと思ったんだが。オレとオマエは一生の"トモダチ"だ』


「トモダチ!?」


『そうだろ?』


「えっ?ペットと飼い主じゃ...」


『オメー、ブッ飛ばすぞ!』


「...」


『じゃあ、そろそろいくわ。いつまでも人の痛みがわかる人間でいてくれよ...いや、それは重いか。いつまでも人の痛みをわかろうとする人間でいてくれ。そしたらいつかまたどこかで会えるさ。できるか?』


「できるっー!」


『泣いてるじゃねーか』


「今はいいんだろ!」


『そうだったな。じゃぁなレニス。モモスケたちにもよろしく』


「ぜつーーーっ!!!」


『じゃあニャ!』

 

【完】