②福島県での「ももクロ春の一大事」を終えて | 泥酔天使の超泥酔天獄

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泥酔天使のブログです。
妄想が止まらず感情が昂った時に書きます。

 

●4月23日(土)

とうとうというかやっとというか福島県での「春の一大事」の当日。

天候は晴天。

 

開催発表から約2年9ヶ月、待ちに待った地元・福島県でのももクロの大型ライブ。

 

ワクワクというかフワフワした感じで会場のJヴィレッジへ。

「きてくんちぇパーク」に出演する浪江女子発組合(JA浪江)から見たかったのでかなり早めに出発。

 

【きてくんちぇパークステージのタイムテーブル】


 

この日、絶対見たかったのはJA浪江と二丁目の魁カミングアウト。

組合出勤シールをもらい、れにちゃんのソロコンで購入した御朱印帳に貼付し、結構前の方でJA浪江のライブを観覧しました。今日のJA浪江はアメフラっシのメンバーがいないため4人の変則編成。

 

※れにちゃんのソロコンで購入した御朱印帳に貼付

 

●JA浪江(4人)のセットリスト

・Overture

①なみえのわ

②ほれ、あいべ!(佐々木&内藤)

③バディ・フィルム(高井&播磨)

④ミライイロの花

⑤ハレノヒの足跡

 

4人だったもののJA浪江では(あーりんは別として)高井さんと播磨さんを応援しているので「バディ・フィルム」を聴けたのはもうけものでした。

 

JA浪江のアルバム「花映む」を購入したものの、そんなに細かく情報を追っているわけではないので、高井さんと播磨さんのユニット曲があるのは知りませんでした。

また、一番好きな「ミライイロの花」を聴けたのもよかったです。

25日の居残りライブに参加予定だったので気楽に楽しみました。

 

※以前のネットサイン会で購入したもの

 

そして楽しみにしていた久々の二丁目の魁カミングアウトのライブ!

残念ながら一番好きな「カエルのうた」は歌いませんでしたが、数年ぶりに生で見た二丁魁はやっぱり楽しかったです。まさか地元・福島で見られるとは。調べたら生で見たのは2019年のTIFが最後でした。

 

●二丁目の魁カミングアウトのセットリスト

①耳をすませば

②まるもうけ

③やめらんない!とまらない!

④あるある言いたい

⑤青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ

 

その後、事前認証を済ませJヴィレッジのホテルの4階に神社(蹴球神社)があると聞いて参拝しました。

 

 

 

きてくんちぇパークには、今回主催の楢葉町、広野町、浪江町以外にも過去の春一を行った自治体も出展していました。

飲食店もありましたが全体的に出店している数は少なかったです。

また、東日本大震災関係の展示等はありませんでした。

 

※黒部市の聖地巡礼スタンプラリー、東近江市のももまもりなど

 

きってくんちぇパークをウロウロし、食事をしてから、14時少し前にいよいよ会場へ。

入場するとAEファンドに出資するとステージセットのどこかに掲示されているはずの名前を探しましたが見つけられず、タイムオーバー。

明日探す改めて探すことにし、座席へ

 

※この図を見る限り⑧にあるらしい

 

 

座席はC12ブロックの後方・・・。

会場内BGMでは童謡の「シャボン玉」がかかっていました。

青春ツアーではご当地出身のアーティストの曲がかかっていましたが、今回はそうではないようです。

なんで「シャボン玉」だったのか気になりました。

 

14時30分、いよいよ開演!

(終演は17時の予定)

 

観客8,489人!

 

●1日目セットリスト(☆は1日目のみの曲)

Overture

①デモンストレーション

②背番号

③笑ー笑

④DECORATION

⑤月色Chainon ☆

<MC>

⑥HAND

⑦PLAY!

⑧何時だって挑戦者

<告知>

⑨希望の向こうへ(ピアノ:宗本康兵)

⑩行く春来る春(ピアノ:宗本康兵)

<MC>

⑪ニッポン笑顔百景※トロッコ

⑫勝手に君に※トロッコ

⑬モノクロデッサン※トロッコ

⑭コノウタ※トロッコ

<MC>

⑮HERO

⑯Guns N' Diamond ☆

⑰吼えろ

<MC>

【アンコール】

OvertureⅡ

⑱走れ!※トロッコ

<MC>

⑲ザ・ゴールデン・ヒストリー※トロッコ

⑳青春賦(ピアノ:宗本康兵) ☆

<MC>

 

詳しいライブの感想は、後ほど二日分をまとめて書きたいと思います。トロッコでCブロックの方にも来てくれましたが、後方の座席だったため、遠くから眺めている感じでした。楽しかったし、うれしかった、そう感じたはずなのですが、一番は実現したことにホッとする気持ちでした。そのせいか1日目の記憶が曖昧です(笑)。

 

これまでの「春の一大事」と大きく違ったのは、声出し禁止と地元の小学生との合唱コラボが無かったこと。

 

声出し禁止は仕方がないですが、できれば大きな声で「ありがとう」を伝えたかったです。

地元の小学生とのコラボが無かったのは、小学生の人数が少なかったからなのでしょうか?

 

ざっと小学生の児童数を調べてみると、楢葉町で約100人、広野町で約170人、浪江町で約20人、3町合わせて約290人。どこまで正確かわかりませんが3町の全学年合わせて300人弱。

2年延期になったことも考えると小学生との合唱コラボは難しかったのかもしれません。これもまた残念ですが仕方ありません。

コロナ禍でなければ福島県にまつわるゲスト出演もあったのかもしれないなと思いました。

 

 

ライブ後はツアーバスで「夜桜を見る会」という名の花火大会のため浪江に移動する予定だったのですが、アプリを読み取る機械のトラブルで1時間の遅れ、そのせいで「道の駅なみえ」でゆっくり食事することも買い物することも断念し、外の屋台で軽く食事を済ませ「夜桜を見る会」へ。

 

例年福島県浜通りの桜が満開になるのは4月の上旬。4月23、24日という日程が発表になった時に、桜を見るのは無理だと思いました。

 

ただ、そこはももクロの運営、さすがでした。

「桜が散って無いのなら、夜空に桜を咲かせましょう」とばかりに「夜桜を見る会」という名の花火大会を企画、あっぱれです。

そしてこの企画を実現させた浪江町もまたあっぱれでした。

 

私はこの会の時間が30分間だと発表された時に、じゃあ規模はこれくらいなんだろうなという予想をしていました。

ですが・・・その予想をはるかに超える立派な花火でした!

(スタコミュで映像が見れます)

 

請戸川の河川敷でJA浪江、ももクロ、そしてシークレットゲストのいぎなり東北産と一緒に、ももクロとJA浪江の楽曲に合わせて打ちあがる花火を間近で見られたのはとてもいい思い出になりました。

 

●夜桜を見る会(花火大会)

①Overture

②ニッポン笑顔百景

③ミライイロの花(JA浪江)

④オレンジノート

⑤笑ー笑

 

Overtureも含めて、まさかの5曲!

浪江町の本気を見せてもらいました。

2曲終わったところで司会の方が話し出した時は、これで終わりだと思いました(笑)。

選曲にもメッセージが込められてましたよね。

見終わった時にかなり興奮していました。

 

 

 

ちなみにJヴィレッジと浪江町の間の富岡町という町に「夜の森」という桜の名所があります。
2017年の青春ツアーの時はゲートでふさがれていたのですが、今は規制が解除され立ち入りできるようになり、4月の上旬に桜祭りが開催されています。
いつか、皆さんにも見に行って欲しい場所です。
 
 

 

 

●4月24日(日)

2日目の天候は曇り、観客は8,914人!

 

この日はゆっくりとツアーバスでJヴィレッジへ。

 

バスの降車場からJヴィレッジに行く途中「結のはじまり」というお店に立ち寄りました。

 

 

そこで「ももクロを歓迎する会」の方たちと少し話をさせてもらいました。私もこの辺に住んでいたことがあるので、住んでいた当時のことや震災のことを話していたら、込み上げてくるものがありました。

 

夜の森の桜のポストカードが売られていたので購入しました。

 

 

2019年3月、れにちゃんのソロコンの直後のフォーク村で「行く春来る春」のリクエストが採用され、その時に書いた「思い出の桜の名所」というのがこの「夜の森の桜」のことでした。

 

 

この年の夏に次の春の一大事の開催地が福島県のJヴィレッジだと発表になりました。このリクエストハガキを書いた時に福島県での「春の一大事」が実現しないかなというオモイはありました。この3年後、桜は散った後でしたが、福島県での「春の一大事」が開催され「行く春来る春」が聴けたわけです。

その後、きてくんちぇパークをブラブラしながら一周し、いぎなり東北産のライブを遠目で見ました。

 

※楢葉町ブースの寄せ書きフラッグ

※4/23の福島民報と青春ツアー福島で購入したペナント

 

※福島民報が号外を配っていました

 

この日は「蹴球神社」に参拝してから事前認証をしました(昨日は順番が逆でした)。

 

するとこの日もまたCブロック...。

 

今日はAEファンドの名前探しというミッションがあったため、早目に会場へ入りました。

 

名前の見えない人が掲示されているボードに名前を見つけ、ステージ上の柱の側面の上の方に名前があるのを発見し、「マジかよ」とは思いましたが、とりあえず名前を見つけホッとしました。

 

 

 

 

座席を探すとなんと「C17ブロック」は一番端のブロックで、しかも6列目(実質4列目)!

ここは昨日トロッコが何度も止まって歌ってた場所!

 

これは神席なのでは!?

 

ちなみに昨日は自分のチケット、今日は友人のチケット(笑)。

期待に胸を膨らませながら開演を待ちました。

 

昨日もそうでしたが、今日も多くの人が連絡をくれ挨拶をしてくれました。コロナ禍でライブに行く回数が減り、行ってもほとんど友人、知人と話すことなく帰宅していました。ですから本当に久しぶりに顔を合わす人が多かったです。挨拶程度でしたがやっぱりいいものですね。

 

 
 

●2日目のセットリスト(★は2日目のみの曲)

Overture

①何時だって挑戦者

②吼えろ

③ツヨクツヨク ★(※タオル回し無し)

④HERO

⑤BUTTOBI! ★

<MC>

⑥HAND

⑦DECORATION

⑧背番号

<告知>

⑨希望の向こうへ(ピアノ:宗本康兵)

⑩行く春来る春(ピアノ:宗本康兵)

<MC>

⑪走れ!※トロッコ

⑫勝手に君に※トロッコ

⑬モノクロデッサン※トロッコ

⑭ザ・ゴールデン・ヒストリー※トロッコ

<MC>

⑮PLAY!

⑯笑ー笑

⑰デモンストレーション

<MC>

【アンコール】

OvertureⅡ

⑱ニッポン笑顔百景※トロッコ

⑲コノウタ※トロッコ

⑳Link Link(ピアノ:宗本康兵) ★

<MC>

 

いまいち現実感の無かった昨日とは違って、今日のライブは終始ドキドキしていました。

3曲目の「ツヨクツヨク」のサビで涙がじんわり。

9曲目の「希望の向こうへ」と10曲目の「行く春来る春」ではヘイヘイのピアノ伴奏でやさしく寄り添うように歌ってくれたれにちゃんの姿で自然に涙がこぼれました(「行く春来る春」の後半はオケ有り)。

 

先に書いたように福島県の春一で「行く春来る春」が聴きたいというオモイがあったので個人的な山場のひとつでした。

 

「走れ!」からの四曲はトロッコで移動しながら。

うちわと青春ツアー福島でのペナントで必死にアピールしました(笑)。

あーりんとれにちゃんが反応してくれました。

百田さんとしおりんは見てくれたような気づかなかったような(笑)。

 

そして今回、個人的に最もうれしかったのは「モノクロデッサン」を目の前で聴けたことです。

 

2021年3月のフォーク村の冒頭で坂崎村長にハガキを読んでもらいました。

 

 

うまく言葉にできませんが「報われた」、そう感じました。

 

福島での春一が発表される前からずっと夢見ていた光景。

それが実現し、その象徴ともいえる「モノクロデッサン」を目の前で聴けました。

 

こんなことってあるんだ

 

そう思いながら聴いていました。

 

「モノクロデッサン」がセルフリメイクされZZver.として発表されたのが2021年5月17日。

もし延期されず、予定通り春一が開催されていたなら、恐らく「モノクロデッサン」は聴けなかった可能性が高いです。

 

※ももいろクローバーZ「ZZ'sⅡ」

 

※「モノクロデッサン ZZver.」のリリックビデオ

 

※「モノクロデッサン ZZver.」のレコーディング風景

 

曲を聴きながら、11年前に見た自分が育った町、津波で被災し色を失った町が、赤、黄色、紫、ピンク、その4色でカラフルに染められていく、そんな光景が見えていました。

 

辛い記憶のフラッシュバックではなく、新しくカラフルに上書きされていく光景。

 

 

そしてアンコールの「ニッポン笑顔百景」、「コノウタ」、そして「Link Link」のラスト3曲。

 

まずは「ニッポン笑顔百景」。

TikTokでバズり、「モノクロデッサン」と同じく「ZZver.」で録り直した曲。

この曲がバズったおかげで「ZZver.」への音源化が加速したのかもしれません。

 

この曲の元のCDが発売されたのが2012年9月。

『こんな時代こそ 笑いましょ』、『波乱万丈 酸いも甘いも 乗り越えた あっぱれ 日本人』等の歌詞は東日本大震災を意識してかかれたのだと言われています。

 

曲のラストは『笑う門には 福来たる!』で終わるのですが、「笑う門には福来たる」ということわざには「いつもにこやかに笑っている人の家には、自然に幸福がやって来る」という意味と「悲しいこと、苦しいことがあっても、希望を失わずにいれば幸せがやって来る」という意味があります。

 

曲のニュアンスとしては後者の意味が強い曲だと思います。

 

個人的には「ももクロとモノノフが笑顔を持って福島にやって来た」、そんな風に私は受け取りました。

福島県でのアンコールの1曲目にふさわしい曲だと思いました。

 

 

次に「コノウタ」。

10年前の2012年2月5日のイベントで戦場カメラマンの渡部陽一さんが「戦場にもアイドルがいてみんなに希望と笑顔を与えている。言葉は関係ない。世界はももクロを必要としている」と言い、その言葉を受けてのももクロの返事が「世界中の人に歌とダンスで笑顔を届けたい」というものでした。そしてその時に歌ったのが「コノウタ」でした。

 

コノウタ キミに届け

 

しっかりと届きました。

 

 

そして二日間のライブの最後の曲は「春の一大事」のテーマ「笑顔のチカラ つなげるオモイ」ともLinkしている「Link Link」。

 

サヨナラ アシタはここから

始まっているのだから

かならずまた会える

その日が来るのが楽しみ

アウトロのラストのチャイム

開け放たれる扉

一緒に歩きだすんだ

その先もきみと Link Link

 

今回のライブを締めるベストの曲だったと思います。

 

 

●2日間のライブを見て考えたこと

 

1日目8,489人、2日目8914人、2日間で観客は合計17,403人。

 

これまでの春一は2日間で約3万人の動員。

これまでと比較すると少ないですが、コロナ禍とそれに伴う二度の延期、交通事情、地域的な特殊な問題を考慮すると立派な結果だと思います。

 

2日間のセトリを比較してみると20曲中17曲が同じ曲でした。

これは歌でオモイを伝いたいという意思表示だと思いました。

 

今回のライブでももクロの皆さんはMCで「震災」についてハッキリと言葉にしませんでした。

 

これはみんなで話し合って決めたのではないか、そう思いました。

そしてこのライブでは「言葉ではなく歌とダンスでオモイを伝えることに決めたんだ」と感じました。

 

 

今回歌った楽曲の歌詞は「励ます系の楽曲」が多かったです。主な楽曲を独断で大別するとこんな感じでしょうか。

 

○力強く励ます系楽曲

HERO

何時だって挑戦者

吼えろ

背番号

 

○明るく笑おう系楽曲

ニッポン笑顔百景

笑ー笑

 

○癒し系楽曲

モノクロデッサン

希望の向こうへ

 

○感情に訴える系楽曲

行く春来る春

ツヨクツヨク

コノウタ

Link Link

 

何を言いたいかというと「いろんな形で励まそうとしてくれた」ということです。

 

先に「Link Link」の歌詞を引用しましたが、また引用すると

 

おんなじタイミングで

おなじことを想っていた

見えない話の先

解ってて待っててくれた

三年をすごしても

とけない方程式の

友情や恋は 宿題でした

 

「Link Link」のこの歌詞、あまりにも今回のライブにハマってませんか?

繰り返しになりますが、中止にせず延期にし発表から3年近く待ったこのライブを締めるのに最もふさわしい曲に思えました。

 

また次の歌詞も「言葉ではなく歌とダンスでオモイを伝える」というテーマなのではないかという私の妄想に拍車をかけました。

 

なんかじょうずに言葉にできなくて

大好きな曲を聴かせたの

タイトルで気づいてなんてね 

あまえていた

 

2日間の福島県での「春の一大事」は大満足の内容でした。

見たかった光景が最高の形で見られました。

 

でも何かが引っかかってる気がしました。

 


③福島県での「ももクロ春の一大事」を終えて  に続く