さてさて、5/18〜5/19の2日間、田川市で川渡り神幸祭が行われ、これに伴い平成筑豊鉄道では、終日一回200円で乗り放題となっておりました。また、伊田線では一時間辺り2本に増発されている時間帯もありました。

そんな平成筑豊鉄道には、歴史的価値の高いものが多く存在します。今回は、その中から「油須原駅」を紹介したいと思います。

油須原駅は、1895年8月15日の現・田川線行橋~田川伊田間開業と同時に開設された、平成筑豊鉄道でもかなり古参の部類に入ります。
↑開業時に建設されたと言われている駅本屋。この説が正しい場合、既存駅舎としては九州最古となる。
↑国鉄時代からの駅名票が残されています。
↑ネーミングライツにより、現在は「森商事油須原駅」と案内されています。

駅は2005年に『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のロケに使われたこともあり、ロケ時のままとなっています。なお、映画版の撮影もここで行われる予定であり、平成筑豊鉄道はJR九州から国鉄急行色塗装のキハ58をリースするなどの準備も行われていましたが、諸事情から撮影は見送られ、リースしたキハ58はイベント時に臨時快速に充当されました。


次の列車まで時間があったので、隣の源じいの森駅まで歩きました。
駅名の由来にもなった、研修施設などの総称『源じいの森』を望む(笑)
奥に見えるトンネルが、国指定重要文化財の第二石坂トンネルです。
日本ではここにしかいないレアキャラの高速試験車掌車ヨ9001。塗装が剥げているところもあるので、塗り直してほしいですね(笑)
第二石坂トンネル。写真には見えませんが、トンネル出た先に第一石坂トンネルがあり、どちらも九州最古の鉄道トンネルとなっています。


平成筑豊鉄道には、この他にも面白いものがあります。2019年3月より観光列車『ことこと列車』の運行も開始してますので、是非乗りに来てください(笑)

ではでは、また今度( ・・)ノ