第43回 「船中八策」
一歩ずつ、近づく大政奉還へ。
龍馬は京都に向かう船の中で新しいまつりごとの仕組を考えてた。
「大政奉還」の実現と、その先にある夢のような世界を語る。
当時の人たちの想像を超えていたであろう理想的な世の中
の仕組みが、その八策の中に凝縮されていました。
中岡慎太郎を驚かされた船中八策の内容とは。
「おまん・・・ほんまに龍馬かえ」というセリフがあるように、
そのとき中岡はこれまでと違う、とてつもなく大きくなった龍馬を感じます。
そして、「船中八策」を龍馬はひょうひょうと語る。
今までに出会った、懐かしい大人物から、教えられたことが・・・・。
船中八策
一、天下の政権を朝廷に奉還せしめ、政令宜しく朝廷より出づべき事。
一、上下議政局を設け、議員を置きて圧搾万機を参賛せしめ、
万機宜しく公議に決すべき事。
一、有材の公卿・諸侯及 天下の人材を顧問に備へ、官爵を賜ひ、
宜しく従来有名無実の官を除くべき事。
一、外国の交際広く公議を採り、新 に至当の規約を立つべき事。
一、古来の律令を折衷し、新に無窮の大典を撰定すべき事。
一、海軍宜しく拡張すべき事。
一、御親兵を置き、帝都を守衛せしむべき事。
一、金銀物貨宜しく外国と平均の法を設くべき事。
1867年(慶応3年)海援隊の隊長となった龍馬はこの年の6月、
長崎から大坂に向かう船の上で、土佐藩の参政・後藤象二郎
に大政奉還を旨とした政治構想を示した。
これを8ヶ条にまとめたものが「船中八策」と呼ばれている。
後藤は坂本の構想を改変したものを主君の山内容堂に提案した。
容堂はこれを容れて幕府に大政奉還の建白書を提出し、10月には
15代将軍・徳川慶喜が大政奉還を発表することになった。
そういう意味では、大政奉還の立役者は坂本竜馬だったといえる。