うす6月7日(日)
下山時は当初の予定と違い時間も有るので
北海道は士別市と紋別郡は滝上町をまたぐ
天塩岳の登山ツアーに参加
私が良く行く大雪山は未だ未だ雪が深く
道迷いの恐れも有るので大好きなガイドさんと一緒に
最近は行った事の無い山々へ連れて行って貰ってますが
な~んとなく天塩岳って大変そうなイメージが有り
トライして無かったのですが
旭川→車で約1時間半チョットで行けてしまう手軽さだったとは……
前泊した方の残り火でしょうか
煙突から煙が上がってたので
ガイドさんが来るまで友人と撒きストーブで暖をとりました
大きな撒きストーブが何より雰囲気満点でした
朝7:30過ぎ登山開始です
登山道脇には小さなお花が咲き
キョロキョロしながらの登山のスタートです
小一時間程で合流地点
天気予報では昼から晴れる様な予想でしたが
依然として濃いガスの中……
どうなんだろうね(´Д` )と昼過ぎ辺りに天気を期待して
登り続ける
丁度この先でショウジョウバカマの群生が始まり
ガスと低い気温でしたが気持ちは明るく
お花に元気をもらいながら進みますが……
ますが……
頭上から白い固いものがバラバラバラバラと
凄い勢いで落ちて来ます
粒と言うより……氷の塊しかも細長い……
霧氷が風に吹かれると容赦なく枝から落ちて来てたんです……
何とも……;^_^A
友人と私は帽子を被って居たので未だ防ぐ事も出来ましたが……
ガイドさんは直、頭を攻撃されて
辛かった事だと思います
高度を少しずつ上げて行くとハイマツ帯に着きます
6分咲きのキバナシャクナゲもフローズンフラワーになってました
………………寒いのね………………
マッチ棒の先っちょ程の小さな花
私が良く出向く大雪山では秋に真っ赤にかる葉っぱでもお馴染みですが
大雪山の山開き後に登ると開花は終えてるので
花を咲かす事を知らない方も多いのだと思います
かろうじて咲いてても葉っぱに隠れて
見え辛いので
この日は2年ぶりにウラシマツツジの群生を目にして
テンションは一気に
しかも葉っぱをめくらなくても
葉が未だ小さいので容易に目に付きました
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
白くて小さな花がどうしても好きなんです
何故ですかね可愛くて可憐で
自分にないものを求めるのでしょうかね
高度を上げて行くと更に世界はカチコチの世界へ
氷の小さな奇跡に私も友人も
今寒い時に撮影で何度も足を止めてしまい……
ガイドさん……済みません
それでなくても、この日あまり体調が芳しくないと仰ってたのに
そうこう歩いてると
10時過ぎ避難小屋に到着です
お湯を沸かし暖かな物で体を温める用意をしてました
次から次から
避難小屋は人が押し寄せて満員へ
人の体温で小屋の中も幾分か暖かいのですが
それでも10度以下
登山で体が火照った人の体からは
ケトルですかと言うほどに湯気が立ち上り
この日の以上な気温の低さを物がったっていました
昼食を軽く含む?15分程度の休息をとり
再び天塩岳の山頂を目指しますが
この時点で前天塩岳への縦走は断念
前天塩岳は恐らくアイゼンが無いと降れない程の
ガリガリの冬道になってるで有ろうと
ガイドさんが危険と判断して断念です
避難小屋を後にして僅か15分程の登山道で
既にこんな世界です
だってこの6月に真冬の景色ですよ
真っ白で綺麗だったんです
スペシャルじゃないですかーー‼️
此処までとは思わなかったなぁ……
ガイドさんもビックリ
この前日、何十年ぶりで大雪山の麓でも
雪が降ると言う珍しい程に寒波の厳しい時に
遭遇してたんですね
先日の6日は北海道最高峰の旭岳で
道迷いにて遭難事故もあり
翌日に(私達の登山時)自衛隊によって救出されたと言う……
此処ら辺りより
ガイドさんも寒い……寒い…を連呼する様に
11:18初めての天塩岳登頂\(^o^)/
手元の温度計は1℃
ナハハなのです
風が吹くと流石に寒いですね……
体感温度は-マイナスです
取り敢えず登頂証拠の記念撮影\(^o^)/
んで……即下山開始です
山頂から逃げる様に風の無い場所まで
一気に歩き降ります
避難小屋で少しだけ休息をとりましたが……
ほんの数十分で先ほどのハイマツ帯の
氷の世界は溶けて
穏やかなみずみすしい表情へ一変
ショウジョウバカマの姿は何度となく見てますが
こんな可愛らしショウジョウバカマは初めて
キューンと心を奪われるのです
そして
一度凍りついて溶けた花びらが半透明のお花も
早々には見られません
可憐です神秘的でキューンと奪われます
もう骨抜き状態にされちゃいます
ど~にでもして~
♪───O(≧∇≦)O────♪
お花を再確認しながら愛でながらの下山で
贅沢なひと時です
下山時は少しずつ気温も上がり
友達も喜んで大きなダケカンバの樹洞で撮影
沢山の可憐なお花に別れを惜しみつつ
登山口に到着
地衣類?苔?
白くモコモコモコモコと可愛らしい物が
一部分だけに生え
これも下山時には撮影するぞ!と狙ってた植物
あれ程に厳しかった環境も
またと見れない素敵な奇跡の景色や花の数々に
私も友人も意外やガイドさんも
夢中でお花の撮影会(≧∇≦)
きっと召された条件だたのかな
山の神様に連れて来てくれたガイドさんに
有難うなのです(⌒▽⌒)
登山口に到着
見ると掛け軸が……
そう
山での一日
出逢い
喜び
不思議な力が宿る山
今年は何回お山に行けるかな……
何年、山に行く事が出来るだろうか……
何時もより早い時期より
ガイドさんより助けを借りて登り始めた今シーズン
山への想いが少しずつ変わりつつある自分……
この環境を与えてくれる優しい全てに
有難う御座います