毎月19日は食育の日。
今月の食育リレーブログは調理師でもあるチャイルドマインダーさっちゃん(^^♪が担当させていただきます
先日、渓流釣りデビューして『川の幸』を堪能してきました!
「海の幸」とか「山の幸」の言葉はありますが、「川の幸」って言わないかしら?
広義的には「山の幸」カテゴリに入ってるのかもしれませんね。
清流で育った元気な川魚たち
釣りを楽しんだその後には、自分で釣り上げたばかりの岩魚の命を
『いただきます』
自然の中で食べるお魚
一段と美味しく感じるのは何故でしょう~?
自然の恵みに
『ごちそうさまでした』
さて、もしも我が子から、
「なんで食べる前に『いただきます』 って言わなきゃいけないの?」
って聞かれたとしたら、どう答えますか?
語源と由来、本当の意味については、諸説ありますが・・・
食べる前のあいさつの『いただきます』は、命を貰っていることへの言葉なので、
『(今から命を)いただきます』という敬意を表す言葉とされています。
『ごちそうさま』も命をいただいた事への感謝の言葉です。
まだまだ 子どもが小さいうちは、お父さん、お母さん、食事を作ってくれた人に対する感謝の気持ちからの『いただきます』の言葉ともいえます。
しかし、いつかは、
『動物、植物を問わず、生き物を殺して、頂く事で我々は生きることが出来ること』
『だからこそ食べ物は粗末にしてはいけないこと』
を説明しないといけない時がやってきます。
そんな時に、参考になる本をご紹介します。
絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日 (講談社の創作絵本)
1,512円
Amazon |
命を「解く」ということばを、ご存知ですか。
食肉解体業に携わる人々が、牛や豚を殺す、という意味で実際に使っている言葉です
あとがきに「大人たちには私の仕事を正しく理解してもらい、子どもたちには命の尊さ、そして世の中にはいろいろな仕事があるんだと知ってほしい」と、ありました。
子ども達に教えたいことがたくさん書いてあります。
但し、いつのタイミングで、どう伝えるかが大事で迷いますが。
先ずは、ママとパパで 読んでいただきたいです。
そしてもう1冊
我が息子を、自炊男子に!
となることもなく、親の願い虚しく中学生になりました。
食が細い息子に悩まされてきたなかで、イライラしてしまうこともしばしば・・・
そんな時に読んだ本です。
自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語
1,512円
Amazon |
の中に出てくるお話を抜粋します。
-------------------
「いただきます」「ごちそうさま」を
なぜ言わなければならないか分かりますか?
「いただきます」の意味の一つは、
「作ってくれた人の命をいただく」
ということです。
命とは時間です。
ある人が80歳で亡くなったとしましょう。
ということは、
80年間という時間が、その人の命だということです。
今朝、みなさんのお母さんは、30分かけて朝ご飯を作りました。
今日の夕食、お母さんは、1時間かけて夕ご飯を作ります。
その朝ご飯には
お母さんの30分ぶんの命、
夕ご飯には1時間分の命が
込められているのです。
みなさんが生まれてから今日までの間、
お母さん、お父さんは、自分の命の時間を使って、
みなさんを食べさせてきたのです。
そして、これから親元を離れるまで、ずっと、みなさんは、
お母さん、お父さんの命の時間を食べていくわけです。
「いただきます」の意味の一つは
「作ってくれた人の命をいただく」ということです。
食べ物を粗末にすることは、作ってくれた人の命を
粗末にすることです。
心を込めて、
「いただきます」「ごちそうさま」
を言いましょう。
食べ物を作ってくれた人に
感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
出典:「自炊男子~
『人生で大切なこと』が見つかる物語」
佐藤剛史 著 / 現代書林
-------------------
親になるというのは、自分の命の時間を使って子育てをしていることなんだね。
私も親元を離れるまで ずっ~と
朝食、お弁当、夕飯と毎日の食事は母が作って
一切お手伝いしてなかったなぁ・・・
好き嫌いが全くないのは、厳しい父のおかげ?なのかもしれないですね。
今となって、両親には感謝しかありません。
自分が親になってわかる有難み。
あるあるです。
食べることは、生きること。
食を考えることは、命について考える
日本の文化としても、子どもたちには、きちんとその意味を伝えていきたいですね。