食育プロジェクトより、月に1回リレー形式でブログをお届けします。
今回のテーマは、アレルギーの食について（はじめの一歩編）
先日、のびのびサポートのフォローアップ研修に参加してきました。
テーマは『アレルギー時の食について』
食物アレルギーとは、特定の食べものに含まれる『アレルゲン（アレルギーの原因となる物資。ほとんどはタンパク質）に『免疫』が過剰に反応してしまい、体にさまざまな症状をおこすものです。
離乳食を始める際に、「うちの子が食物アレルギーになってしまったらどうしよう」と心配する保護者の方が多いようですね
我が息子の離乳食スタート時（10年前）って、どうだったっけ？と思い起こしたとき、
3大食物アレルゲン（アレルギーの原因になるもの）は卵、牛乳、小麦は、気にしていたけれど、他にも色んな食物アレルギーがある事を全く知りませんでした。
現在、食品表示法でアレルギー物質は、重篤度・症例数の多い 7 品目（特定原材料） については内閣府令で表示を義務付けし、過去に一定の頻度で健 康被害が見られた 20 品目（特定原材料に準ずるもの）について は通知により表示を推奨しています
食品表示法は２０１３年６月２８日に公布され、２０１５年４月１日に施行されました。
＜義務品目＞特定原材料7品目
必ず表示されるものは、乳・卵・小麦・そば・落花生・えび・かにです。
＜推奨品目＞特定原材料に準ずるもの20品目
あわび
いか
いくら
オレンジ
キウイフルーツ
牛肉
くるみ
さけ
さば
大豆
鶏肉
豚肉
まつたけ
もも
やまいも
りんご
ゼラチン
バナナ
ごま
カシューナッツ
こんなにもあるの？！と、初めて知った時は、ビックリしたのは 私だけでしょうか？
とはいえ、怖がって離乳食を進めるのを遅らせたり、同じものばかり食べさせるわけにも・・・
高級食品（あわびや まつたけ）は ともかく、鶏肉、豚肉や バナナやりんごは 全く意識なく
与えて 息子の反応を面白がってみていた母でしたから。
2歳になって血液検査した時に、食物アレルギーが無くて良かったねと
皮膚科の先生に言われたくらいです・・・あはは(;^ω^)
もしかしたら、私のようなママがいるかもしれないということで、
離乳食だけではなく、基本的に気を付けなければならないこととして
●初めて食べるものを試すとき
初めて食べるものは、
☆赤ちゃんの体調のいいときに
☆月齢にあった新鮮な食材を選び
☆十分に加熱して消化しやすくし
☆少量（1さじずつ）から（魚や肉はだしなどから）
万が一何か症状があらわれても、すぐに病院を受診することができる平日昼間の時間帯に試すと安心です。
上記は 耳にしたことはあるかと思いますが
大事なことなので、書きました
離乳食をスタートして、食物アレルギーが心配で悩みをもっているママさん
離乳食は、赤ちゃんが母乳やミルク以外の食事から十分な栄養素をとることができるようになるための練習の時期です。
気になる症状が出た時は、一人で不安を抱えこまずに、早く適切な診療を受けてくださいね。
食物アレルギーについて正しく理解し、食物アレルギーで食べられないものがあっても、食べられる食物を“初めて食べる”という成長を直に感じられます。
親子で一歩いっぽ進めて、子どもの笑顔がたくさんある楽しい食卓になるのを願ってます
【注】アレルギーに関する情報はネット等で色いろ調べることはできますが、根拠のない過剰な『除去食療法』の紹介や、特殊な材料を売りつけるサイトも未だにあるようです。
そのような誤った情報に惑わされないでくださいね。
食育PJTスタッフ
いとうさちこ