自立と自律を促す環境づくり#1



子供が自分の力で成長していくのには
大人の援助が必要ですね。
しかし、何でもかんでも大人がやってあげて
先回りしていませんか?


子供の成長の機会を奪っていませんか??







私はみかんが大好きでした。
よく母と一緒に食べていました。
しかし、ある時給食で大好きなみかんを食べませんでした。




さて、どうしてでしょう???



















それは毎回食べるときに
母がみかんをむいてくれていたからです。
給食でみかんが出たとき、むき方がわからなかったのです。





どのようにむいて食べればいいのか、
その時はわからなかったのです。
周りに聞くことも出来なかったのか、
その日、みかんは持ち帰りました。



そして母が、私が大好きなみかんを食べなかった理由を聞いて
驚いたと教えてくれました。




その時に母はやってあげすぎていたと
反省したと言っていました。







“やってあげよう”
私達がそう思ってやっていることでも
もしかしたら成長や学びの機会を奪っているかもしれません。



今回はその見直しをする機会になれば良いなと思います☺️




子供の自立•自律を促すために大人の援助は欠かせません。
しかし、先程のようになんでも親がやってあげるのではなく、
子供が成長しやすいように環境の整えてあげることが大事です。



その「環境の整え方」を2つ紹介します。




1.目線に注目する

成長の段階に合わせるというのが1つのポイントです。
現在の成長、そしてその一歩先の段階に合わせてあげることです。


わー!腹ばいが出来るようになった!



そしたらその次は何でしょう??



ハイハイに移行するので、
親も腹ばいになったりハイハイしてみて
目線を確認してみてください。


危ないものはありませんか??
誤飲の心配があるものはありませんか?
そのようなものをなくし、
ハイハイ目線の先におもちゃを配置します。



ハイハイが始まるとつかまり立ちや伝い歩きです。
丁度良い高さでつかまれるものはありますか?
体重をかけても倒れませんか?
倒れた時にぶつけるようなものはありませんか?


そのチェックをした上で、
捕まった先に、子供が興味を持ちそうなものを配置します。
出来ればおもちゃは二種類置きましょう。



理由は、子供自身に選ばせたいからです。
山盛りのおもちゃからはなかなか選びにくいものです。
二種類だと選びやすいのです。
そうして“自分で決める力”を養います。



つかまり立ちのあとは何ですか?
“歩く”ですね。


歩く時に危険なものはありませんか?
歩いた時の目線の先に何がありますか??

子供の興味を引くものを
一歩先、二歩先、三歩先…で構えてあげましょう。


そうして子供の成長に合わせ、
子供が見ている景色を一緒に見て、感じ、
次に何があったら良いのかを親が予測し、
子供がそちらに向かえるように
環境を整えてあげることで
自然と子供が成長し、自立・自律する力をつけていきます。






2.成長を遅らせる環境になっていませんか?




2歳になる子を持つ親御さんが
「うちの子、歩かないし、喋らないし、大丈夫だろうか?」
と心配をしていました。



その子の家に訪問をしたところ、
綺麗なリビングでゴミひとつ落ちてない、
スッキリしすぎた家庭に住んでいたと言います。


危ないものは何ひとつなく片付けられており、
立ち上がるのに丁度良いものも何もなく、
目線の先にも何もないのです。
つまり、その子供にとって立ち上がる必要がない状態を作っていた事になります。












あなたのお部屋はどうですか??



ちなみに私の家はおもちゃであふれ、散らかっています。笑


おもちゃを踏んでめちゃくちゃ痛い時もあります😵


子供にとっても危ないので整理すべきだし、
綺麗にしたいなといつも感じます。
ちなみに子供は2歳で、走ったりジャンプしたり
ものを並べたり出来ます。


しかし、自立・自律の面でして考えれば
▶︎おもちゃを踏まないように歩く
▶︎ものを探す
▶︎場所を記憶する


そんな環境になっている状態だと思います。



(私自身は片付いて気持ちがいい状態で過ごしたいんですけどね…)





住環境に限らず、子供の今の状態、
そして一歩先の状態がどの段階なのか、
どうするのがベストかを考えながら
環境を整えて子供の自立・自律する心を育てましょう。










つづく…🐒







@Natsu
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