今週の授業で、またおいしい普洱を3種類いただきました。


その中で特にびっくりしたのが、2002年熟茶の『金瓜貢茶』です。


先生が普洱を飲まれる時は生茶が多くて、あまり熟茶は飲まれないのですが

今日は久々の熟茶でした。

(熟茶というのは、普洱茶の茶葉に水分を足して発酵を促す渥堆という製造過程を

 経ている普洱茶のことです)


2002年製造なので、既に9年。

もとは1kgの沱茶だったそうですが、こんなに小さくなりました。


中国茶がある日常


熟茶はカビのような埃のような普洱茶独特の香りが生茶より強いはずなのですが

この金瓜貢茶の干茶は、カビ・埃の類の香りは一切しません。

普洱の深いとってもいい香りがします。


二回洗茶してから茶海に茶湯をそそぐと、ものすごく鮮やかな紅色です。

先生は硝子の茶海を使われていたので、なんとお茶なのに赤ワインのように見えました。


口径の広い杯子に茶湯をそそぐと、それはもう美しいです。


中国茶がある日常


素晴らしい紅色でしょう?紅茶のようです。

表面がツヤッツヤで、写真のバックの窓ガラスとレースカーテンの模様が映ってしまいました。


先生が「表面を見て下さい。雲脚がみえます。」とおっしゃられました。

雲脚??? 表面を見てもよく分かりません。

「表面の白い膜で、湯気のような、変化する模様です」とおっしゃいます。


それでよくよく目を凝らして見てみると、

茶湯の表面に、霧のような霞のような白いものが、

コーヒーにクリームを入れた時のクリームのように、模様を描いて動いているではありませんか?!

温度が下がると一瞬にして消えてしまうのですが、魔法のようでとても興味深いです。


これを “雲脚” と言うそうです。

たしかにすぐ消えてしまうし、漂っている感じが雲の足というネーミングとぴったりですね。


成分的にはやはりカビの一種で、生茶よりも年数がたった古い熟茶に出やすいとのこと。


またまた面白いものを見せていただきました。


肝心のお味ですが、これまたマイルドで、喉の奥が甘くなって、もちろんおいしいです。

でもよくある普洱のように重くないんです。軽い、軽やかなお味。

香りも心地よい陳香です。


また葉底もとっても美しかったです。


中国茶がある日常


黒っくろのツヤッツヤです。ピカピカしています。


お味はまろやかで軽い金瓜貢茶ですが、

葉底を見れば、やはり熟茶であることは一目瞭然ですね。


美しくておいしいお茶でした。