ピグマリオンを始めて、指算をしなくなるように、数をイメージできるようにと息子に働きかけてきました。

 

息子は今、10までの加減計算をヌマーカステンなしでゆるゆると行っていますので、めったに計算問題を解くことはありませんが、すべてイメージ内で処理できているわけではありません。

 

指を使わないにしても、具体物を目で見て計算することが多々あります。

 

それはOKで指はダメって矛盾しているような…と思い調べてみました。

 

 

 

 

計算時における指の利用と算数・数学能力との関連

杉村伸一郎(広島大学)・山名裕子(秋田大学)
https://home.hiroshima-u.ac.jp/shinsugi/forum06/4.pdf

 

この調査によると、

●指を使わずに計算→小学生までは算数が得意だが、大学生までの間に算数や数学が得意ではなくなる

●指を使って計算していた→算数や数学が得意ではない

●指を使って現在も計算している→算数や数学が得意

 

こうまとめられていました↓

足し算や引き算といった計算の基礎を,指を利用して習得せずに暗記等によって固めると,小学校における計算や数学では問題は生じないが,その後,大学までのどこかの時点で問題が生じ算数や数学が得意でなくなること,

その一方で, 指を利用し続けても抽象的な思考が行いにくくなることを示唆している。

 

 

と言うことは、指を使っていても、計算の基礎を暗記で固めず、抽象的な思考を行うことができればOKOKキラキラ

 

 

 

指で計算していても、数え算をしなければ良いのかなとも思いますOK

ピグマリオン的にいうと、数をまとまりで把握できていればいいのかなとうーん

 

3+4の時に、指を3本と4本出して、7!と答えるのと、

指を3本出して、次に4、5、6、7、と数え算するのでは全然違いますよね。

 

 

 

 

 

こちらのブログにはとても興味深いことが書いてありました下矢印下矢印

 

 

”指先を使って数字を数えようと、手を見てないのに、引き算の問題を考えているときは、脳は指先を「見て」いる”

 

指先の知覚度が数学的思考と深いつながりがあるということが書いてありますアップ

 

 

 

もう一つはYouTube動画をご紹介下矢印下矢印

 

 

 

 

 

 

いろいろ見てみた結果、指算そのものが良くないのでなく、数の成り立ちを理解できないまま進めることが良くないということかなと感じました。

 

5の補数や10の補数をしっかり定着させることが大切と言われますよねキラキラ

 

結局、成り立ちを理解して、数の概念がしっかり定着していれば、指を使おうが使うまいがどちらでも良いと思います合格

 

理解せずに暗記させたり、指を使うことを無理矢理止めさせるのは危険だよというお話でしたウインク