寝る前に10歳児が、些細なことで
突然しくしくと泣き出した。
漫画家の瀧波ユカリさんもつい最近
似たようなことをSNSで言っていて、
ふーんなるほど、うちも似たとこありそう
だなと思っていたところだったので、
本当にそうなんだなと妙に納得した。
彼も、今学校に行ったり自由に野球したり
遊びに行けない理由をよくわかっていて、
不満や泣き言はまったく言わない。
「でもほんとは泣きたいから、
それをきっかけにして泣いたんだと思う。」
私たちは「怒と哀」を放出する手段が必要で、
その後で(たとえ無理矢理にでもいいから)
笑うのが良いっていう教育評論家の
親野智可等さんの話も思い出して、
慰めながら考えていたら、
下の子が兄の手を握りつつ
「◯◯くんはね〜、
いま保育園来てないんだよ〜」
「…じしゅく」
突然の難しめの熟語登場と
その口ぶりの幼さとのギャップに
思わずみんなで笑ってしまった。
こういう無邪気さって無敵である。