漫画家のヤマザキマリさんの記事です。
テルマエロマエの作者といえば
あ〜となる方も多いのでは?
(そうでなくとも著名な方ですね、
すみません)
もうもう、読み応えありすぎて
全文ぜひ読んでいただきたいですが、
いくつか抜粋してご紹介します
『恥ずかしい思いって、
なかなか消えませんよね。
思い出すといつでも
「うおー カンベンしてくれ!」
なんて声に出ちゃう。
でも、それを積み重ねていくと、
傷口のかさぶたが
どんどん厚くなっていって、
画びょう踏んだぐらいじゃなんにも
感じなくなります。
私にとっては、
子どもを産んで日本に帰ってきて、
シングルマザーで育てたこと、
はじめてやった漫画の仕事、
テレビの仕事、語学の仕事、
みんな自分の細胞を司る
心強い要素となりました。
さんざんな経験や思いが、
時間を経て分厚いかさぶたになった。』
●「あのとき辛かったなぁ。嫌だなぁ」
なんてことは、あまりネガティブに
捉えなくていいですね。
『自分の失敗事典があるおかげで、
「ああ、あれね、あの感覚ね!」
と気づけるから、
心強いしラクですよ(笑)。
思い出すたびに嫌だなぁ
と思う感覚をためていけばいくほど、
土壌が肥えてくるんです。
かっこつけてやりすごそうとしたり、
いい感覚ばかりだと、よい肥料にならない。
くさいものや発酵したものも入れていかないと、
土壌は豊かに耕されませんし、
おいしい収穫物も穫れない。
うつむいて、歩みを止めて、
壁にぶちあたり、
生きるつらさに目を向けていれば
キリがないけど、そこから方向転換をして、
向きを変えて、幸せという感覚を得ることは
いくらでもできる。
幸せや楽しさは、
ぼんやりしていても得られるもの
ではないのです。
やはり自分たちがそれを望んで
力と知性で得ていくもの
なんじゃないでしょうか。』
ふんふん、わかるー。とか、
これでいいんだ
っと楽になったり、
えーこんな人生の考え方が
となったり、
それぞれに楽しめる、
そして考えさせてくれる記事です。