帝王切開でした。
(日本では帝王切開出産している
経産婦は高リスクと診断されるため
2人目も帝王切開になる場合が多く、
私もそうすることにしました)
私の場合は、息子が大きすぎて
出てこられないというのが
その理由だったのですが、
実は南アフリカでは8割以上の人が
帝王切開で出産しています
それから
ドラマ「コウノドリ」でも
話題になっていたトーラック
(帝王切開後の出産で自然分娩に
トライするもの)、これも南アでは
割とサクラ先生の立場に近い雰囲気。
実際に、
ベビープレイグループのメンバーで
トーラック経験者もいました
ところ変われば品変わる、、
日本とは全然違いますね~
ちなみに、
自然分娩の場合は入院は2日間、
帝王切開の場合も3日間で退院です。
現地では、プレママコースで
一緒だったメンバーと、
Mom’s Groupと称して
産後も2週間に1度くらいの
ペースで集まっていました。
育児法を指導してくれる
ミッドワイフに薦められるんです
赤ちゃんの歳も当然近いし、
ちょうどみんな初めての子どもだったしで、
共通の話題がわんさかあるわけです
「こうやってアドバイスされてるけど
その通りに行ってるのー??」とか
「これってかなりいい手だよ!」
「ここは子連れで行くといい場所!
あそこのプレイグループは
生後2ヶ月からやってるからいいよー!」
「ふむふむ、なるほどー」みたいなね
要するに、つまり、
いろんな情報交換したり
それぞれ応援し合ったり
していたわけです
そしてそのメンバーは7人。
出産後に集まってわかったのは、
なんと7人のうち6人が帝王切開で
出産しました
やっぱり8割以上の人が
帝王切開にするんだな~
とわかった瞬間ですね
日本ではなんらかの
リスクがあったり理由があって
自然分娩が難しい場合に帝王切開する、
というイメージですが、
南アフリカでは
最初から全てが選択肢に入っていて
「あなたのお産はどんな風にしたい」
と聞かれます。
つまり、
「自然分娩、無痛分娩、帝王切開の中から
お好きなものをどうぞ」なシステム。
その中で、医師からみて
危険だったり難しいと
判断された場合には
「それはやめた方がいい」と
アドバイスをもらうという感じです。
(お金のこともありますしね笑)
私自身も、息子の大きさと
私の骨盤の大きさを比べると
「ほぼ100%出ないと思う」
と帝王切開を薦められましたが、
(日本では)1人目が帝王切開だと
2人目もそうなるケースが
多いと聞いていたし、
陣痛というものを体験したいという
思いもあったしで、
「まずは無痛分娩にチャレンジ
してみたい、それで無理なら
帝王切開でもいいですか?」
って聞いたらあっさりOKで
肩透かしをくらった記憶があります
(もっと止められるかと思ってた)
そのときにも、私たちに向けて
「僕の目をみて
いいこれは君たちのお産なんだからね、
君たちの好きなように進めればいいんだよ
僕たちはそのお手伝いをするんだからね」
というようなことを先生が言ってくれました。
なんてありがたかったことか~
そんなわけで、
素直に「3つの中からどれがいい」
と聞かれた場合に、
帝王切開
無痛分娩
自然分娩
(こちらはほとんど選ぶ人がいないので、
選ぶと「なんて勇気があるんだー」
と感心されます)
これが人気順
日本ではほとんどの人が
自然分娩をするので
やっぱりそれが一番いいかな~と
感じるのと同じように、
南アフリカでは帝王切開を選ぶ人が多い
ので「普通」の基準が変わりますよね。
これが文化なのかな~とも思いました
いいとか悪いとかじゃないんですよね、
こういうのって。
ママ友で話していると、
まずは「多数派だからまぁこれが
普通でしょ」ということがあるとは
思いますが、
母子ともにリスクが少ない、
予定日がはっきりしているので
仕事の予定など立てやすい
(自分、家族ともに)
無痛分娩しても会陰切開することが
多いからそれなら帝王切開の方がいい
こんな感じで言ってましたねー。
私が恐れていたのは術後の痛み。
マタニティブックのいろいろなところに
書いてあるそれが本当に嫌だったので、
できれば無痛分娩したいな~と
思っていたのですが
これが驚き
2日目から全然痛くないんです~
・・・・あ、もちろん痛み止めは
飲みましたが点滴はなし、
座薬も使わないで
痛くありませんでしたヨ。
さすがに
1日目は軽く手を添えたくなるような
感覚でしたが、それでもトイレや
シャワーまでの移動はもうやりました。
何せ3日間で退院ですからね
私の個人的な感想ではありますが、
な~んだ、2日目からもう痛くないし
会陰切開してないから普通に座れるし、
確かにこれなら帝王切開いいかも~
と思ったくらいです。
1人目を無痛分娩で出産した
イタリア人の友人は
(会陰切開ありだったので)
「私、2人目は絶対帝王切開にするわー」
と言ってました
痛み止めの薬が違うのか、
医師の処置方法が違うのか、
そういうのは専門ではないので
私には全然わかりませんが
あまりに日本とは違う価値観に
カルチャーショックでした
それから気になる傷跡ですが、
帝王切開の可能性があるという段階で
「横がいいんですけど、、」
と聞いてみたら
「もちろんだよ~ビキニも着れるしね」
と陽気に言われました
確かに、あちらは体型に関係なく、
妊婦もそうでない人も
普通にビキニで海やプールに
出かけるんですが
傷跡はみんな横なのかな
・・・・・・・・・・すごく長くなりましたが、
何が言いたかったかというと
国が変わればこれだけ
考え方が違う、
そういう文化も
世の中にはあるということ
(良い悪いではなく、単純におもしろいなって
思いますね)、
自然分娩できなかったから
産みの苦しみを知らない
帝王切開の自分は母として
ちょっと引け目を感じるとか、
周りからのプレッシャー?で
そう感じざるを得ないという人に
「全然そんなことないっす」
って言いたいし、
意識的にか無意識的にか
プレッシャーをかける側に
なっちゃってる人には
命がけで出産してることには
変わりないし
ましてや子どもへの愛情は
他人のそれと
比べるものじゃないですから~
てことが言いたい。
ひと口に自然分娩と言っても
それぞれにストーリーがあるんだし。
同じことですよね
ということで、
前回は3日間だけだった入院も
娘の出産では一週間だった私。
とてもとてもゆっくり過ごせました
(産院で撮ってくれた入院中の