1984年53歳という若さで

亡くなりました。

 

でも朝ふとんの中で目が覚め

なかったというのは私にとって

理想の最期です。

 

もっと作品を書いてほしかった。

 

さて本題に入ります。

 

他の作家さんの本は読めば

売ったり、図書館に返したり

していました。

 

でも、有吉佐和子の本は

けっこう残してあります。

 

ある日、誰かに読んでもらいたい

欲求がフツフツと湧いてきたんです。

 

お気に入りはいろいろ

ありますが、一番に

頭に浮かんだのが

 

『芝桜』と『木瓜の花』

続き物です。

花柳界の話です。

 

その中で

「いろいろあったけど、

子供を残さなかった

事が心残りだった、」

みたいなセリフが

あったんです。

 

私の姪や甥は結婚して

子供がそれぞれいます。

 

ダンナの姪3人は

まだ未婚。

母親は子供の頃に

亡くなっています。

 

お年頃なのに彼氏が

いる話もありませんでした。

 

本を贈るならこの3人の

誰かだなと思ったんです。

 

末っ子が実家に住んでいた

ので、その子に送りました。

 

なんとラッキーなことに

読書が趣味でした。

 

感想も手紙でくれたり、

自分の持ってる本を

貸してくれたりが

しばらく続きました。

 

そしてめでたく彼氏が

出来て、結婚。

 

女の子にも恵まれました。

 

別に本を送ったことが

きっかけになったかは

分かりませんが、

自分一人でフフフッと

笑ってしまいました。

 

二人のお姉ちゃんは

住所が分からないので

本を送るのはいったん

中止。

 

末っ子に貸してあげて

とも言いにくいんです。

 

もっと出しゃばりおよね

したいんだけど。

ん?知りませんか?

 

昔はお節介するおばさんが

いたんですよ。

 

母親が生きていたら、

気をつけると思いますが、

父親だとうるさく言わないのでしょう。

 

世の中結婚したくない

若者が多いと聞きますが、

身内だけは未来に命を

つないでほしい。

 

そうやって世界は続いて

いくものだと思うんですけどね。

 

前もこの話したかもしれま

せんが、有吉佐和子つながり

で書いてみました。

 

見ていただき

ありがとうございました。